千葉県を襲った豪雨から5日目。
被害に遭った地域では、自宅や会社の片付け、さらには千葉市だけで2500台にのぼる動かない車の撤去作業に追われました。
【写真で見る】暗い道路を走っていると路肩の放置車両が“突然出てくる感覚” 事故も相次ぐ
「放置車両」約2500台の解消はいつ?
井上貴博キャスター:
千葉県を襲った豪雨を受け、どのような災害対策をしたらいいのでしょうか。
今回の千葉県で発生した豪雨では、冠水によって立ち往生してしまった車を移動させることが大きなハードルとなっています。
千葉県によると、千葉県(国道・県道)は8月17日現在も全台数を把握できていないということです。
ただし、通行の妨げになる車両約200台はすでに路肩に移動させたとのことです。
一方、千葉市によると、千葉市にある放置車両は約2500台で、そのうち通行の妨げになる約500台は路肩に移動済みだとしています。
千葉市では13日、豪雨災害で1時間の降水量が115ミリと、観測史上最大の雨量を記録しました。
東京都防災公式Xによると、水深30cm以上でエンジンが停止する危険性があるといいます。
このことを分かっているドライバーも多いと思いますが、今回は一瞬で水深30cmを超えてしまい、身動きがとれなくなってしまったという人が多かったようです。
豪雨に遭った場合、実際に動けなくなった車の移動が急がれますが、路肩に移動させたままの状態では大変危険な側面もあります。
追突事故は前年同時期と比べて10倍以上に 対策と移動状況
井上キャスター:
15日夜の「放置車両」を捉えた映像では、2車線の左側を走っていると、街灯に照らされていない両車線の路肩に車が停車していました。
街灯のない夜の道路は暗くてよく見えない状況のため、車が突然出てくる感覚に近く、追突するおそれがあります。
高柳光希キャスター:
17日時点でも、おそらく車を片側に寄せる対応は継続されていると思います。実際に取材すると、片側に大量の車が置いてある場所があり、5分、10分ほど走っているとそのような場所が複数あると感じました。
井上キャスター:
動かせない車両によって二次被害が起こる可能性もあるため、千葉市などは追突防止対策として、夜でも認識できるように反射材の付いたテープを車両の前後などに貼る対応をしています。
では、レッカー移動の状況ですが、千葉県内のレッカー要請が殺到しています。
13日2174件、14日に3276件と2025年8月13日(水)の279件と比べると、10倍以上の緊急要請がある状況です。
他県からの応援も含めて作業を進めているそうですが、現在約70台の車両で3000件以上を対応しており、かなり時間がかかると思われます。
放置車両の解消について、千葉市の担当者によると、「500台は通行の妨げとなったので、市として移動させた。残る2000台は、あくまで個人の所有物なので移動させることができない。解消の見通しは立っていない」といいます。
お盆のため整備工場もお休みだったとのことで、ひとつの作業に通常の何倍もの時間がかかっていると聞きました。
高柳キャスター:
レッカー車での牽引作業を担当された方は、移動に1台あたり2時間近くかかると言っていました。
井上キャスター:
千葉県では放置車両の全台数の把握ができていないため、途方もない作業だと思いますが、放置車両を撤去していかないと事故につながってしまう危険性があるということです。
会社経営者・投資家 池澤摩耶さん:
車を通勤などにも使うなど、日々の行動にも関わってくると思います。新しい車を買うのか、保険を待つのかということも考えなければなりません。
補償は?水没した車の保険適用
井上キャスター:
保険や補償はどうなるのでしょうか。
以前から日本では「車両保険は義務にすべき」という議論がありますが、車両保険は任意です。各保険会社によって異なりますが、ほぼ全てのタイプで補償はあります。
車両保険の金額は、契約時に車種や年数などで支払われる保険金が決まります。
▼全損の場合
エンジンなど安全上の修理が不可能と判断された場合は、車両保険金額の“満額”が支払われる
▼全損にならなかった場合
車両保険金額の上限として“修理費用”が支払われる(契約によって大きく異なる)
任意の車両保険の加入率は、47.4%(2025年度)です。
毎月の保険料を下げたいということで車両保険に入らない方もいますが、リスクを考えると保険に入っておいた方がいいとも感じます。
では、水没してしまった場合、何をすべきなのでしょうか。
【水没後にやっておく事は】
▼エンジンはかけない
▼被害写真撮影(浸水の深さなど)
保険証券が水浸しになり、契約内容が分からなくなってしまった場合には、名前・住所などから契約している保険会社を照会する「自然災害等損保契約照会センター(0120-501331)」に電話してみるのも一つの方法です。
一つ一つの契約がどうなってるのかを、一度見直してみるのもいいかもしれません。
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<プロフィール>
池澤摩耶さん
会社経営者・投資家
元外資系投資銀行のトレーダー 2児の母
著書に「子どもを人生ゲームの勝者にする最強マネー教育」など
・お腹をすかせた中学生3人…通りかかった食堂で「PayPay使えますか?」「ごめんなさい、現金だけなんです」その後の展開は…SNS投稿に大反響のワケ「こういう出会いって宝物」「読んでて涙出た」
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