琵琶湖の周辺で今月、開催するとしていた「花火大会」が突如、中止になりました。そもそも“開催する意思”はあったのか?怒りの声も上がっています。
【写真で見る】「ポスターがAIで作った感満載やった」“主催者”の公式SNSに掲載されていた丸っこい琵琶湖
琵琶湖“謎の花火大会”突如中止
来週土曜日(8月22日)に開催される予定だった「琵琶湖三市同時花火大会」。琵琶湖を囲む、滋賀県高島市・長浜市・彦根市の3つの会場で一斉に花火を打ち上げる計画でした。
しかし、本番まで2週間を切った8月9日、突如、開催中止が発表されたのです。地元の人は…
滋賀県民
「インスタで結構出回ってたので、見に行きたいなと思っていた。琵琶湖のキーホルダーやTシャツが貰えると書いていたので、それが欲しいなと思っていた」
滋賀県民
「ほんまにあるんかな、みたいな」
「長浜をPRする本があるが、それにも全然載ってない」
当日、会場で屋台を出す予定だった出店者は…
出店予定者
「すぐ(出店料)入金5万円振り込んでくださいみたいな。色んな人を巻き込んで、みなさん仕入れとかをしているし、説明は欲しい」
一体、何が起きているのか。
去年末に、SNSで開催が告知され、「全席指定」「無料席なし」という、他とは違う“混雑しない花火大会”を打ち出したこの大会。チケット代は6000円から1万8000円で、「残りわずか」と表示される席も。
ただ、不信感を持っていた人もいました。
自治体「関与せず」 必要な申請なし
滋賀県民
「ポスターが今流行りのAIで作ったポスター感満載やった。日本語がおかしいなと思ったし、琵琶湖の滋賀の地図があったが、それが琵琶湖の形じゃなくて、なんか丸みたいな。カップルシートとかもあったらしくて、会社で『行こうかな』と言っていた先輩がいて、買ったんですか?って聞いたら『買ってない、セーフ!』って言っていた」
さらに出店者に送られた資料には…
『日本一の湖で、日本一の花火体験を』
「日本一」という言葉を繰り返し、並々ならぬ熱意をアピール。具体的な花火の演出内容なども書かれ、“何十年も続く大会にする”と掲げていました。
主催者側に開催の意思はあったのでしょうか?
滋賀県や会場となった市によると、去年12月から今年4月にかけて、主催者から開催の相談はあったものの、具体的な場所などは決まっていなかったといいます。
その後も、主催者側は、琵琶湖の使用許可など必要な申請をおこなっておらず、8月6日、3つの市が「大会に関与していない」と異例の注意喚起を出す事態にまで発展しました。
「情熱ある説明会」信じたのに…
キッチンカーを出店する予定だった飲食店のオーナーは…
出店予定者
「怒りというよりは、『やっぱりな』という感じが一番強い」
年間100日以上、各地のイベントなどに参加するという男性。出店募集が始まった今年1月当初から違和感を抱いていたと話します。
出店予定者
「大体飲食とかのイベントは、イベントがある1か月前とか2か月前くらいから応募があるが、それがかなり早いなと思った。『お金を振り込んだ方から、先にメイン会場から出店が決まります』と」
先着順で出店ができると言われ、すぐに5万円の出店料を支払ったといいます。
しかしその後、主催者側からの連絡はなく、開催まで1か月を切った先週火曜日(8月4日)ようやく出店者へのオンライン説明会がおこなわれたといいます。
出店予定者
「説明会は自分たちの出店場所・搬入時間・搬入車両の場所とかもちゃんと書いていた。本当に花火大会があるぞといった形。熱量というか情熱とかもすごいあって。逆にその説明会を聞いて、ちゃんと(花火が)上がるのかなと思った」
先週火曜日(8月4日)の時点で、開催を断言していたという主催者。しかし裏では、事前に必要な自治体や消防などへの申請をしていなかったのです。
JNNが主催者に問い合わせると、主催者から回答がありました。
チケット購入者や出店者への対応については、整理中とした上で…
「返金についても、その対象、範囲、方法、時期等を含めて整理している段階であり、現時点では確定した内容としてお答えできる状況にはございません」
また、開催の意思について…
「花火事業者をはじめとする関係事業者との協議・調整、会場運営や出店に関する準備、関係機関との相談・調整等を進めており、開催に向けた準備を実際に行っておりました」
“開催する気はあった”と強調する主催者。果たして、出店料やチケット代は返金されるのでしょうか。
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