女子高校生など3人が射殺された、いわゆる「ナンペイ事件」は、未解決のまま、きょうで31年になります。当時、現場に駆けつけた元捜査員が取材に応じ、現場のスーパーが閉店する間際の出来事に注目していると語りました。
事件が起きたのは、1995年。東京・八王子市にあったスーパー「ナンペイ」で、高校2年の矢吹恵さん(当時17)ら女性3人が拳銃で頭を撃たれ、殺害されました。
投入された捜査員は、延べおよそ23万人。今も未解決のままです。
事件から31年となるきょう、矢吹さんの通っていた高校では、今年も追悼礼拝が行われました。
そこで、静かに祈りをささげる男性。当時、真っ先に“凄惨な現場”へ足を踏み入れた警視庁の元捜査員です。
警視庁元捜査員
「一瞬、見た時はもう、自分は金縛りにあったようで、もう固まっちゃったんですね。見たこともないような(状況で)。何で拳銃を使って殺さなきゃいけないんだという、容疑者に対して、怒りを感じたのを覚えています」
先週、警視庁が初めて公開した店内の写真。事件は店が閉店した午後9時すぎに売り場2階にある事務所で起きましたが、元捜査員が注目するのは、“閉店間際に買い物をしていた客”です。犯人を目撃している可能性があるというのです。
警視庁元捜査員
「2番(レジ)で(被害者の)女の子たちが卵とかを買っているところがここ。2人が別々に買って、(店を)閉めようかという後にお客さんが来ているんですね。(閉店間際の客が)駐車場にいるところを目撃されているが、それが誰だったか」
また当時、近くの公園では事件が起きる直前まで、盆踊り大会が開かれていました。発砲は5回あったとされていますが、音に気付いた人からの通報はありませんでした。
この盆踊りの太鼓の音が発砲音を気づきにくくさせたのではないか。元捜査員はそう分析します。
警視庁元捜査員
「ちょうどもう盆踊りも終わりますよと、どんどんどんどん(太鼓を)やっている。拳銃の発射音は聞いたことがみんなないと思うので、たぶん太鼓の音が耳にまだ残っている(状態だった)」
7年前に定年退職し、捜査の現場からは離れましたが、いまも、事件を解決したいという強い思いは変わりません。
警視庁元捜査員
「どんなに怖かったかですね。次は自分が殺されるんじゃないか。1人ずつ殺されていくわけですから、想像を絶する思いがあるんですね。絶対、怖かっただろうなと思って、だから必ず捕まえてやるぞと、みんな頑張っているからなと言いたいですね」
【情報提供】
警視庁八王子警察署 特別捜査本部 042-621-0110
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