国会ではきょう、与野党対立が激化している状況を打開するため、各党の幹部が断続的に会談をおこないました。ただ事態は深刻で、与野党間だけではなく、与党内の関係にもきしみが生じています。
空転状態が続き、一向に晴れ間が見えてこない国会。きょう、事態打開に向けて会談したのは自民党と中道改革連合の幹事長です。
自民党 鈴木俊一 幹事長
「お互いに努力していきましょうと、こういうことを確認しあったと」
会談で自民党の鈴木幹事長は森衆院議長の要請を踏まえ、皇室典範改正案の審議を最優先に進めたいと提案。そのうえで、野党が反発する要因となった衆議院の議員定数削減法案と副首都法案については、審議を中断する考えを伝えました。
これに対し、中道の階幹事長は。
中道改革連合 階猛 幹事長
「中断するということは、一歩前進ではあるかなと思いました。ただしその後、成立を目指すということもあったので、そのこと自体は極めて遺憾であり問題である」
2つの法案を撤回、つまり成立を断念しなければ皇室典範改正案を審議する「静謐な環境は整わない」と伝え、引き続き協議することに。
午後、改めて与野党の幹部が会談しましたが。
自民党 梶山弘志 国対委員長
「こちらが条件と考えるものでは足りないというお話があった」
折り合うことはありませんでした。
中道だけではなく、野党5党が結束して求める定数削減法案と副首都法案の成立断念。これを絶対に受け入れられないのが、日本維新の会です。2つの法案は維新が掲げる改革の「センターピン」。吉村代表はきょう、今の国会で成立させるべきだと強くけん制しました。
日本維新の会 吉村洋文 代表
「有権者と約束したことでもあるし、自民党にとっても公約でしょ。やらないのなんかあり得ないですけどね。今国会に実現させるんです。そこは総理とも確認しましたから」
自民・維新両党は今月17日までの会期の延長もにらみながら、今の国会で成立させることを確認する覚書を交わす方向で調整しています。
維新では“2つの法案の成立は譲れない”として、こんな声があがり始めています。
日本維新の会 議員
「今の国会で何もできないなら、維新の存在意義はない。連立離脱するのが筋だ」
ただ、自民党内の見方は冷ややかです。
自民党議員
「連立離脱をちらつかせれば自民党がいくらでも譲ると思ったら大間違いだ」
与野党の対立に加え、与党内でもギクシャクした関係があらわに。依然として国会で晴れ間がのぞく気配はありません。
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