衆院選の大敗によって、党の立て直しが急務となっている中道改革連合。
そんな中、この5月に始めたのが『クラウドファンディング』です。政党の“クラファン”とはどのようなものなのでしょうか。
【写真で見る】「顔怖いよみんな、笑顔で」中道“クラファン”お礼動画の撮影風景
中道の“クラファン”好調 お礼に○○を検討中?
高柳光希キャスター:
中道改革連合は5月15日からクラウドファンディングを行っています。当初の目標金額は1000万円でしたが、29日正午時点で約8855万円が集まっており、2週間で目標を大きく上回っています。
関係者によると、使い道は活動内容の動画作成など、党の広報費にあてるということです。
クラウドファンディングなので通常の政党への寄付とは違い、「お礼」があります。
中道は▼小川代表の写真やサインが入ったメッセージカード、泉健太議員のアイデアで▼小川代表と電話ができる権利などをお礼として検討しているということです。
このようなクラウドファンディングは他の政党でも行っています。
▼国民民主党
2026年1月17日~2月15日
支援総額:約8700万円
お礼:寄付金500万円で「玉木代表とのお食事・意見交換会」など
▼参政党
2026年1月21日~2月8日
支援総額:約1億5800万円
お礼:寄付金200万円で「神谷代表の講演会を主催する権利」
中道は衆議院選挙では大敗しましたが、クラウドファンディングではうまくいっているということでしょうか。
TBS報道局政治部 野党担当 堀宏太朗 記者:
立憲民主党や公明党は「草の根政治」で、市民との繋がりを特に大事にしてきた政党なので、その2党が作った中道がクラウドファンディングをするのは、ある意味相性がいいのかもしれません。
小川代表も1万人以上の人と繋がれたことに、すごく意義を感じていました。
「クラファン=個人献金」 もらえる品はあくまで“お礼”
日比麻音子キャスター:
これまでも個人から政党への寄付や、企業団体献金などがあったと思います。クラウドファンディングとはどのような違いがあるのでしょうか?
TBS報道局政治部 野党担当 堀 記者:
クラウドファンディングという言い方をしていますが、「個人献金」という形になります。個人が、その政党の政策や活動を直接応援するために資金を投じる形になります。
南波雅俊キャスター:
国民民主党のホームページでは、「金額使途は全て公開する」「政策の実現などに使う」と書かれています。参政党もウェブ広告やSNS広告など、使途もはっきりしているので、支援する側としてはそのような視点から見るのもありなのかなと思います。
お礼などに関しては、どのような声が聞かれますか?
TBS報道局政治部 野党担当 堀 記者:
寄付する人は政党を応援したいという気持ちでしているので、政党側から金品などを返してしまうと、本来の趣旨とは変わってきてしまいます。
あくまで“お礼”の気持ちとして、このようなアイテムが用意されているということです。
日比キャスター:
クラウドファンディングでの寄付は誰でもできるのでしょうか?
TBS報道局政治部 野党担当 堀 記者:
個人の献金に沿った形なので、日本国籍を持つ、成人(成年)の方は寄付が可能です。
中道はなぜクラファン? 衆院選の大敗で資金難…小川代表も節約中
高柳キャスター:
実は、中道改革連合がクラウドファンディングを始めた背景には、党の「懐事情が深刻」だという問題があります。
▼通常の運営費(人件費・事務所費など)に加えて、▼衆院選の選挙費用(1回の選挙で数十億円 ※政党の規模による)が必要になります。
そして、前回の衆院選の結果により大きく変わったのが、▼100人以上の落選者に対する活動支援にお金がかかるということです。
TBS報道局政治部 野党担当 堀 記者:
収入で大きく占めるのは、党の運営を支える「政党交付金」です。選挙で大敗したので、本来の規模であったはずの額よりも割合が少なくなっています。
落選者にも「落選したからさようなら」というわけではなく、中道として戦っていく気持ちがある人に対しては活動費を支援しています。誤解されやすいですが、生活費ではなくて、あくまで活動費としてお金を支給します。
小川代表も節約していて、4月のスペイン出張にも自費で行かれました。また、党幹部はなかなか全国を回れず、オンライン会合が多めになっています。
高柳キャスター:
現在約8800万円が集まっていますが、それでも足りないということでしょうか?
TBS報道局政治部 野党担当 堀 記者:
政党運営に必要な全体のお金を見ると少ないのかもしれませんが、小川代表に取材すると「これだけいただいていることだけでも本当にありがたい」という感謝の気持ちを示されていました。
日比キャスター:
新たな寄付のあり方として、今後他の政党にも広がっていくのか注目していきたいと思います。
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<プロフィール>
堀宏太朗
TBS報道局政治部 野党担当
スポーツ局出身 巨人担当から政治記者に転身
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