福島県の磐越道で、マイクロバスがガードレールに衝突し、高校生ら21人が死傷した事故。
バスが事故を起こす当日の朝、街を走るその様子を防犯カメラがとらえていました。
【写真を見る】事故の5日前にも“別の事故” 自宅付近では破損車の目撃も
バス会社と高校はそれぞれ会見 説明には食い違いが
出水麻衣キャスター:
バス会社と高校、両者の説明の食い違いが鮮明となっています。
▼バスの手配
蒲原鉄道:高校側の依頼は、レンタカーを使いたい(6日の会見)
北越高校:レンタカーの手配を依頼した事実はない(7日・10日の会見)
▼運転手の手配
蒲原鉄道:運転手も紹介してほしいと依頼された(6日の会見)
北越高校:依頼した事実はない(7日・10日の会見)
▼費用
蒲原鉄道:「できるだけ安くしてほしい」と依頼された(6日の会見)
北越高校:「安くして」との依頼は事実ではない(7日・10日の会見)
「私が同乗していれば…」会見で顧問が語った後悔
5月6日午前4時40分ごろ、磐越道で事故を起こす前のマイクロバスとみられる車両を捉えた映像があります。場所は新潟市内。生徒を迎えに行く前とみられています。
この事故で、北越高校3年生の稲垣尋斗さんが亡くなり、他の部員ら20人が負傷。バスを運転していた若山哲夫容疑者が逮捕・送検されています。
10日夜、北越高校が2度目の会見を行いました。はじめて男子ソフトテニス部の顧問も出席しました。
北越高校・男子ソフトテニス部 寺尾宏治 顧問
「私が同乗していれば、異変に気づき運転を止めさせるなどして、事故を防ぐことができたのではないかと思っています」
これまでバス会社「蒲原鉄道」は「レンタカー」と「運転手」の手配を学校から頼まれたと主張していますが、顧問は改めて否定しました。
北越高校・男子ソフトテニス部 寺尾宏治 顧問
「『蒲原鉄道株式会社貸切バス販売センター』名で、1枚のメモ書きを受け取っています。このメモ書きにはレンタカーの手配や運転手の紹介などの記載はない」
見積書を受け取ったこともなく、契約書も交わしていないといい、代金も後日支払うことになっていたといいます。
バスに乗っていた生徒「危ない運転だった」
さらに事故現場にあったカバンから、蒲原鉄道側が運転手に渡したとみられる“現金が入った封筒”がみつかったと明らかにしました。
――(封筒には)いくらくらい入っていた?
北越高校 灰野正宏 校長
「3万3000円です。メモは表書きにございました。手当・高速(代)・ガソリン(代)です」
国交省関係者によると、蒲原鉄道の営業担当者を運転手とした北越高校名義のレンタカー契約は2025年5月以降、約10件あったことがわかりました。
また出発前、顧問が会った若山容疑者の様子も語られました。
北越高校・男子ソフトテニス部 寺尾宏治 顧問
「私が朝、運転手と会った際は特に変わった様子は感じなかった」
その後の捜査関係者の取材で、バスに乗っていた生徒の一部が警察に対し、「危ない運転だった」「運転が荒かった」と話していたことがわかりました。
磐越道事故の5日前にも事故…「『免許返納したい』と電話あった」
さらに若山容疑者は、今回の事故の前にも“別の事故”を起こしていたことが新たにわかりました。
近所の人
「正面からぶつかったような感じで、めくりあがったようなボンネット(の車)があって、(後日)若山容疑者の家の所に車が置いてあってビックリした」
若山容疑者の自宅近くで“大きく破損した車”が目撃されていました。
数か月前から複数回事故を起こしていたという若山容疑者。さらに磐越道事故の5日前にも修理業者から借りた車でも、追突事故を起こしていたこともわかりました。
修理会社の人
「私にも夜、電話がありまして『免許証を返納したい』と。ああそれはよかったですと。私の気持ちとしては、すっとしたという状態になっていたんです」
警察はいわゆる「白バス」行為にあたるかどうかを含めて、捜査を進めています。
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