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【国会トークフロントライン】“ホルムズ海峡封鎖”で迫られる「エネルギー断捨離」自民党・河野太郎国際局長が断じる“フェラーリへの給油”より優先すべきこと

国内
2026-04-24 17:00

ホルムズ海峡の封鎖が長期化し、日本のエネルギー政策は大きな転換点を迎えています。ガソリン補助金のあり方、原発の再稼働、そして再生可能エネルギーの導入――。山積する課題に加え、エネルギーを守るための防衛政策や憲法改正の議論も現実味を帯びてきました。日本が直面する複合的な危機の構造と、政治家・政府・メディアそれぞれに求められる役割について、外務大臣時代に中東外交に深く関わった経験を持つ自民党の河野太郎国際局長に聞きました。(聞き手:川戸恵子 収録:4月22日)


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「日替わりで気分が変わる」トランプ政権の機能不全と、日本外交の苦しい現実

――河野さんは外務大臣時代に中東がすごく関心がおありで、これは日本にとってエネルギーの上でも大事な国だと、色んなことをやられたって伺いました。


自民党 河野太郎 国際局長:
私が安倍さんのもとで外務大臣やらせていただいたときは、トランプ大統領でしたけども、あのときはトランプ大統領の周りに「大統領それは駄目です」ってこういう人がマティスとかエスパーとかマクマスターとかポンペオとかいて、大統領が何とかって言っても、それは駄目ですという人がいたのが、今回は全くそういう人が大統領の周りにいない


アメリカ政府がちょっと機能不全というか、もう完全に大統領がなんだか日替わりで気分が変わっていろんなことを言う。それにみんなが振り回されるというひどい状況になってしまってます。


高市さんがワシントンに行ってトランプさんに抱きついていましたが、もうこのイランの一件が終わるまでは、トランプさんにとにかく一生懸命抱きつく。それからなるべく日本が(トランプさんの)レーダーから外れてるっていうのが今のところ一番の対応策じゃないかと。残念ながら、そう言わざるをえないのかなと思うんですよね。


――ホルムズ海峡をめぐって「日本は協力しない」と、トランプさんは怒っていたので、そういう意味ではもう巻き込まれてるんじゃないですか。


自民党 河野太郎 国際局長:
だから、何かあったかというと特に何もない。思いついた国の名前を言ってるだけですから。


――日本が仲介役をしろっていう話もありましたが、とても無理ですか。


自民党 河野太郎 国際局長:
中東の国からはいろんな話がありました。安倍さんのときもですね、少し仲介をやろうとして、最終的にはうまくいかなかったんです。今回は、仲介はちょっと厳しいかなというふうに思いますね。


「フェラーリに給油するガソリンまで下げる必要はない」

――全世界のエネルギー危機を引き起こしたわけですが、これをどう乗り切るか。


自民党 河野太郎 国際局長:
私はもうこのガソリンの補助金というのは早くやめた方がいいと思ってます。備蓄が200数十日という限られた状況の中で、代替調達はできると思いますけども、それでも石油施設が被害を受けて修復に時間がかかるようなことも起きるだろうと思いますから、あるものをどう延ばし延ばし使っていくかというのは大事なことです。ガソリンの値段を下げちゃうと、今までと同じようにやってくださいというメッセージになってしまう。


そうじゃないんだと。ここはなるべく無駄なことはやめてくれというシグナルを、政府は早いうちに出した方がいいと思います。本当に必要な公共交通機関や輸送業、あるいは所得が低くて家計を直撃して苦しんでるような方には、ピンポイントで支援をすることは必要です

何もフェラーリやロールス・ロイスに給油するガソリンの値段も一緒に下げる必要はないよねと。今のメッセージとして、無駄なことはなるべくやめようよというメッセージを政府が早く出した方がいいと思ってます


――もうひとつナフサの不足に関しては私達の生活にも影響するわけですよね。


自民党 河野太郎 国際局長:
ナフサは日本に持ってきた原油から、それを精製して作っているのが日本の使用量の大体4割。それから中東以外から持ってくるナフサが2割ですから本来ならこの6割は変わらずにあるよと。

ただ問題は、ナフサの形でホルムズ海峡を抜けて日本に入ってきているのが4割あって、これが今止まっちゃうわけですね。今、アルジェリアとかアメリカとかいろんなところから、ナフサを何とか代替調達をしている。それと日本にはナフサと、それからナフサを原料とするものが備蓄されていますから、本来4月、5月は量的にも困らないはずなんです。


やっぱり「ナフサが…」っていう話を聞くと、みんなが「とりあえず押さえておかなきゃいけない」ってなっている。例えば塗装屋さんだったら、「5月の仕事の分までは押さえておこう、6月の分までは押さえておこう」と言ってみんなが需要を作ってしまうと、物が足らなくなるということが起きてます。


とりあえず当面は前年通りまず行き渡らせるようにした上で、これから量がこういうふうに減っていくから、少しずつその分はみんなで協力して需要を下げてくれ、あるいは需要を先延ばししてくれっていうことをやってかなきゃいけないんだと思います。目詰まりが問題なんで、そこはみんなでここは協力して解消していこうよということを、やっぱりこれは総理が音頭を取って、国民の皆様のご協力を仰ぐっていうことが大事なんだと思います


――何で目詰まりなのかっていうことを政府がきちんとやることが必要じゃないですか。


自民党 河野太郎 国際局長:
赤沢大臣が記者会見で、かなり具体的にナフサはここでこうなってるっていうことをおっしゃってますから、できればメディアもそれをしっかりキャリーしていただきたい。そこはメディアがやっぱり頑張ってもらわないと、じゃあSNSでやろうっていうことになっちゃいますから。今がおそらくオールドメディアの価値があるのかないのかが試されている


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