
消費税の減税などを議論する第1回の国民会議が、2月26日に開かれました。高市総理は野党側にも出席を求めましたが、出席した野党はチームみらいだけ。高市総理と各党の思惑は、どこにあるのでしょうか。
【写真を見る】ビッグマックも値上げ…1971年は200円 当時のニュース映像
物価高騰続く中…「消費税ゼロ」はどうなる?
マクドナルドが日本に進出したのは1971年のこと。
__何個ぐらい(買った)?
男性(1971年 東京・銀座)
「70個」
__どうしてそんなに?
男性(1971年 東京・銀座)
「みんなに配るの」
当時、ビッグマックは200円。うどん1杯90円の時代に、ちょっとした贅沢品でした。
その後、日本経済の映し鏡のように価格が変遷。バブル期には420円まで上昇しましたが、デフレの時代には200円台に下落。
そして、ここ最近の物価高。2月25日、ビッグマックはついに500円になりました。2022年以降、実に5回目の値上げ。
利用客
「(値上げは)しょうがない。いまの時代だから」
利用客
「だいぶ悲しいですね、買いづらい」
物価高が国民生活を直撃する中、先の衆院選で自民党が公約に掲げたのが、「2年間に限り食料品の消費税をゼロ」とするもの。ほとんどの野党が消費税減税を掲げる中、「争点つぶし」とも言われました。
野党は不信感を拭えないようです。
中道 小川淳也 代表(2月27日 衆・予算委)
「消費減税はまさに選挙の中で突然出てきたと、私の受け止めなんですが。選挙の勢いで口が滑りました、では済まないので、『絶対にやります。やらないという選択肢はありません』という明快な御答弁を頂きたい」
高市早苗 総理大臣(2月27日 衆・予算委)
「ちょっと口が滑ったという言い方をされても困るのですが、政府としてもこれは責任を持ってやっていくという決意です」
実現するかは“野党次第”?「責任はどこに?」野党から警戒感
もう一つ野党が不審に思っているのが総理の進め方。事前に与党案を示さずに、超党派からなる「国民会議」で議論するという点です。
れいわ 奥田芙美代 共同代表(2月26日 参・代表質問)
「減税のときだけ国民会議を設置し、増税のときには設置しない。所得税を1%上乗せするのは国民会議なんて設置しないで決めたでしょ」
消費減税について「国民会議」で議論したいとする高市総理。選挙後、口にしたのは…
高市総理(2月9日)
「野党の皆様の協力が得られれば夏前には、国民会議で中間取りまとめを行いたいと考えております」
実現するかは“野党次第”ともとれる発言。野党は警戒しています。
中道 小川代表(2月24日 衆・代表質問)
「“野党の協力がなければ、夏のとりまとめや法案提出は行わない”、つまり、やらない可能性が残り、その責任は野党にあるという理解ですか」
高市総理(2月24日 衆・代表質問)
「各党派により指摘された実施に向け検討すべき諸課題についても議論を行い、結論を得てまいります」
国民民主 玉木雄一郎 代表(2月25日 衆・代表質問)
「『国民会議で検討しましょう』と逃げずに、この場で誠実な答弁をお願いします。まず、実施時期です。食料品の消費税ゼロは、具体的にいつから可能となるのかお示しください」
高市総理(2月25日 衆・代表質問)
「具体的な実施時期を含めて結論を得て行おうとしている段階であり、現時点で結論を先取りするということはいたしません」
ついに国民会議が開催 野党は消費減税反対の「みらい」のみ
そして2月26日。中道と国民民主が参加を見送る中、1回目の国民会議が開催。結局、出席した野党は「みらい」だけ。しかもみらいは、消費減税には反対の立場です。
みらい 安野貴博 党首
「社会保険料の負担に、優先的にメスを入れていくべき」
主要野党を巻き込んで議論する形とはほど遠いものとなった国民会議。総理は意見がまとまれば、秋の臨時国会に関連法案を提出したい考えです。
一方、じりじりと進んでいるのが円安。
立憲 斎藤嘉隆 国対委員長(2月26日 参・代表質問)
「物価高騰の要因のひとつに、過度な円安があることは明らかです。円安是正のために、適切な金融政策の必要性についてどのような認識をお持ちか」
高市総理(2月26日 参・代表質問)
「日銀には引き続き政府と密接に連携を図り、適切な金融政策運営を行うことを期待しております」
市場への影響を避けるため、為替相場についてはコメントを控えた高市総理。しかし、政府が2月25日に国会に示した日銀の新たな審議委員2人は、金融緩和に積極的とみられる人物で、総理の意向が反映された形です。
金融市場では“追加利上げのペースが落ちる”との観測が広がり、円が売られる事態に。歴史的な円安水準はいつまで続くのでしょうか。
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