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自民「単独過半数」うかがう “高市人気”で無党派層も「自民1位」に 衆議院選挙JNN序盤情勢調査【Nスタ解説】

国内
2026-01-30 21:36

衆議院選挙の序盤の情勢について、JNNの調査・分析では自民党が議席を大幅に増やし、単独で過半数をうかがう勢いです。


【写真で見る】各党の「予測議席数」「公示前の議席数」を比べると…(JNN序盤情勢)


自民は高市人気が追い風、野党は中道が伸び悩み

日比麻音子キャスター:
JNNでは1月28日・29日の2日間で調査を実施し、さらには取材を加味して序盤情勢の分析を行いました。


<予測議席数/公示前の議席数>
▼自民 208~296 / 198
▼維新 29~37 / 34
▼中道 84~161 / 172
▼国民 21~33 / 27
▼共産 2~7 / 8
▼れいわ 0 / 8
▼参政 7~15 / 2
▼ゆう 1~2 / 5
▼保守 0 / 1
▼社民 0 / 0
▼みらい 3~8 / 0
▼諸派・無 5~9 / 10


自民党の予測議席数は208~296と、公示前の議席数(198)を大幅に超えています。背景には何があるのでしょうか。


TBS報道局 選挙本部デスク 本杉美樹 記者:
一番のポイントは、高市政権の高い支持率だと思います。


JNN序盤情勢によると、「高市内閣を支持」かつ「投票先が決まっている」と回答した方は、7割以上が自民党候補に投票するとしています。


また、このような動きは自民党支持者だけにはとどまらず、無党派層にも同じような動きが見えています。

2年前の衆院選では、無党派層の投票先で一番多かったのは立憲民主党でした。しかし今回の調査では、無党派層の投票先で一番多いのは自民となっており、やはり高市総理の人気ぶりや追い風を感じる結果になっています。


日比キャスター:
高市総理も今回、自身が総理に選ばれてよかったのかどうかを国民に問うための選挙だと位置づけていたので、そういった様子がよく見えてきますね。


一方で、野党はどうでしょうか。


TBS報道局 選挙本部デスク 本杉美樹 記者:
野党は中道が伸び悩んでおり、少し厳しい情勢になっています。その理由の一つは、野党が競合していることです。

たとえば中道と国民だと、289ある選挙区のうち46で競合しており、二つの政党がいずれも候補者を立てていることになっています。


それから中道がかつて立憲だったころは、共産党と選挙協力を一部行っていました。それが中道になったことにより、共産との選挙協力が今回は成立しなかったため、これも上手くいかない理由の一つとなっています。


また、野党の票が割れることにより、相対的に自民党が上がってくるような動きも見えています。


中道は「公明票」見通せず…まだ新党が浸透していない?

日比キャスター:
中道の伸び悩みの背景には、どういったことが考えられるのでしょうか。


TBS報道局 選挙本部デスク 本杉美樹 記者:
鍵を握るのは、公明党支持層の“公明票”だと思っています。


JNN序盤情勢で、支持政党に公明党と答えた方の選挙区の投票先を見てみると、▼「中道」が約4割、▼「まだ決めていない」が約4割、▼「自民」が1割あまりでした。

これまでの選挙の分析でいうと、公明党支持層の方は、割と早めに投票先を決める方が多かったです。そのため「まだ決めていない」の約4割はすごく大きな数字だと思いますし、公明党を支持する方にとっては、まだ中道というものが浸透していないことを感じる結果になっています。


国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
公明党支持層の票がどこへ行くかが中道の結果、あるいは選挙全体の結果に大きく影響すると思います。

前回、自民党の候補と協力関係を結んで小選挙区で入れていた人間関係がどのくらい続いているのか。強い人間関係だったのか、致し方ない人間関係だったのか。それによって「まだ決めていない」の約4割がどこに投票するかが決まり、結果を大きく左右することになるでしょう。


南波雅俊キャスター:
公明票は、選挙の終盤に動きやすいものなのでしょうか。あるいは「まだ決めていない」の約4割というのは、投票日まで決め切らずにいくものなのでしょうか。


国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
今回はいつもに比べると決め切れない人たちが多く、だからこの結果になっているのだと思います。

ただ、公明党や、その支持母体である創価学会の全体の方針はもう決まっています。それが全体に行き渡れば割とはっきりしてくるはずなのですが、先ほど言った人間関係等もあり、まだ行き渡りきれていないのだと思います。


与党261議席超えで「絶対安定多数」なるか 複数のメリット

日比キャスター:
与党だけで261議席という「絶対安定多数」の予測可能性も見えてきています。「絶対安定多数」とはどういったものなのでしょうか。


TBS報道局 選挙本部デスク 本杉美樹 記者:
絶対安定多数である261議席を獲得すると、全常任委員会で過半数を確保したうえで、委員長ポストも独占できることになります。

委員長ポストを独占することにどのようなメリットがあるかというと、委員長には議題や議事のペースをコントロールできる力があります。その党の目玉の政策を推し進めたり、逆に都合の悪いテーマについては進行を早くしたり追及の場を作りにくくしたりして、政治的なダメージを軽減する効果も期待できるということです。


無党派層の支持で参政&みらいは議席大幅増?

日比キャスター:
自民党以外にも大幅な躍進が予想されるのが、参政党とチームみらいです。


<JNN序盤情勢による予測議席数>
▼参政(公示前2) 選挙区0~1 / 比例7~14
▼みらい(公示前0) 選挙区0 / 比例3~8


選挙区では少し難しいかという見立てではあるものの、比例では参政が7~14議席、みらいが3~8議席を獲得するのではないかという予想です。


さらに注目したいのが、無党派層の支持についてです。JNN序盤情勢によると、参政党に投票すると回答した方のうち、約4分の1である27%が無党派層だったことがわかりました。チームみらいに関しては、約半分の46%が無党派層だったということです。


TBS報道局 選挙本部デスク 本杉美樹 記者:
無党派層というのは風を一番受けやすく、人気に左右されやすいところだと思います。


参政党についてはSNSなどの空中戦のイメージがあると思いますが、地方議員も増えています。各地に地元組織・支部を持っていて、地に足のついた地道な運動を行ってきました。

今回は182選挙区に候補者を立てており、選挙区では厳しいところはありますが、一つ一つの選挙区で必死に活動することによって比例票が掘り起こされていき、議席を大きく伸ばすのではという見立てになっています。


一方で、チームみらいについては新党の期待感があるほか、浮動票の受け皿になっているのだと思われます。


日比キャスター:
ただ、まだ選挙戦が始まったばかりにもかかわらず、投開票まで本当に短期戦になっています。


TBS報道局 選挙本部デスク 本杉美樹 記者:
浮動票や無党派層は、やはり選挙戦を通して支持の変化が出やすいところではあるので、この1週間半でどのようなことがあるのかによって情勢は大きく変わります。

今回ご紹介している情勢は29日時点なので、これから1週間半で数字が大きく変わってくる可能性はあると思います。


今回の調査では、投票先を「まだ決めていない」という方が約5割いました。今は高市内閣の高い支持率により、無党派層の投票先としては自民が1位になっていますが、これがどう変化するかはわかりません。

たとえば2025年の参院選では、途中で外国人政策が盛り上がりました。そういうときに共感を得やすいようなメッセージを出している党があると、そちらに無党派層がなびくことも考えられますし、今後1週間半の動きによって情勢は変わってくると思います。


==========
<プロフィール>
本杉美樹
TBS報道局 選挙本部デスク
情勢分析のブレーン

堤伸輔さん
国際情報誌「フォーサイト」元編集長
BSーTBS「報道1930」ニュース解説


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