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「長期戦も考えなくては」神奈川・日向山の山火事 サーモカメラで見ると至る所に熱源が… 消防が明かす“消火活動難航のワケ”

国内
2025-12-10 19:09

神奈川県の日向山で発生した山火事は、きょうも鎮圧に至らず、県は自衛隊に災害派遣を要請しました。温度の違いが分かるサーモカメラで山肌を見ると、至る所に熱源が残っていることが分かりました。


きのう、神奈川県の日向山で発生した山火事。きょうは午前6時から消防ヘリ3機による散水に加え、地上でも消防隊員およそ50人が水20リットルを担いで山に入り、水を撒いたり、スコップなどで火を叩いたりして消火にあたりました。


これは、正午ごろの映像です。炎こそ見えませんが、紅葉のグラデーションのすき間から白い煙が立ちのぼる様子が確認できます。


赤外線を感知して温度の違いが分かるサーモ映像に切り替えると、至る所に“小さな赤い点”が。消防によると、これは「熱源」で、上空からは煙しか見えなくても、あちこちに火が残っている可能性が非常に高いといいます。


発生から27時間以上が経った日向山の山火事。消防に話を聞くと…


秦野市・伊勢原市共同消防指令センター長 斎藤正さん
「広がっているのは『飛び火』ですね。今回、山の崖地に飛び火していますので、地上部隊が進入することが難しいところもある。長期戦も考えなきゃいけない」


消防は当初、きょう中の鎮圧を目指していましたが、日没のため鎮圧に至らないまま、きょうの消火活動を終えました。


その後、JNNがドローンカメラを飛ばし、山火事の現場を確認すると、今も山肌には炎が。


消防によると、火の勢いは収まりつつある一方で、「熱源」が今も広範囲にわたって確認されているということです。


県は午後4時半ごろ、「さらなる消火能力が必要」として、陸上自衛隊に災害派遣要請を行いました。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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