国内
2025-11-24 23:10
24日に行われたWBC世界バンタム級王座決定戦で井上拓真に判定負けし、キック時代を通じて初めて敗北した那須川天心が、試合後インタビューで日本中の注目を集めた一線を振り返った。悔しさはにじませながらも、時折に笑顔を見せ最後まで天心らしさを感じさせた。
【動画】那須川天心vs井上拓真、両者静かなる闘志で意気込み語る 会見に訪れた井上尚弥との対戦についても言及
以下、一問一答。
――試合を終えた率直な心境
【天心】ほんとにいろんな方に応援してもらいましてですね、結果にはつながらなかったですけど、本当にやってきたこと全てに悔いはないです。全部出し切っての結果です。本当にたくさんの方に愛されてるなと改めて思いましたし、本当にこういう試合ができて嬉しかったです。ありがとうございました。
――4ラウンドの途中採点はイーブンでしたけれども、採点を聞いた気持ちは?
【天心】相手も来るだろうなと思ったし、どんどんプレッシャーかけてくるだろうなっていうのはあったんで、自分も印象をしっかり取っていかないとなっていう気持ちはありました。
――12ラウンドの判定スコアを聞いた気持ちは?
【天心】こっから始まるなみたいな感覚になりましたね。そうですね、そんな感じです。すごく人生おもろいなって思いましたね、率直に。
――対戦相手と戦ってみた印象
やっぱり距離感がうまかったですね。自分の練習してるものがまだ出せない間合いだったり、距離感にずっと拓真選手がいたかなっていうのが、敗因だったかなと思います。だから、出してないけど先手を取られてたかなっていうのがずっとありましたね。
――自分なりの敗因分析は?
【天心】やっぱり経験の差と言いますか、そこで立て直されたなっていうのはすごいありましたね。
――結果について
【天心】悔しいですよ、悔しいですけど前向いて行かないといけないし、こうやって人前に出てやってる以上、こういうこともいつかあるんだろうなって思って生きてる。なんか自分が負けたことで、世の中の人も色々言うかもしんないすけど、僕は自信持ってここまで仕上げてきた、みんなの前でこう堂々として、一生懸命やってますから、悔いはないです。またさらにボクシングというものが好きになる一戦でもありました。明日も人生は続くし、堂々と生きていこうかなと思っております。あとは、応援してくれた皆さんには勝ちっていう姿を見せることはできずに。初めてだと思うんすよ、自分が負けて暗い気持ちで帰るっていうのは初めてだと思うんで、なんかそういう思いをさせてしまうと、申し訳ない気持ちはあるんですけども、でも、これも人生ですから、うん、一緒に今後も生きていこうよ。
――拓真選手にリベンジしたい?
【天心】はい、リベンジしますよ。そこまでしっかり強くなって、リングでも拓真選手に「もう1回、挑戦するとこまで行きますんで、もう1度よろしくお願いします」っていうのは、伝えさせてはもらいました。
――8ラウンドの採点で負けて焦りはあった?
【天心】ポイント差が聞いた時にありましたね。「うわ、これどうしようかな」「うわ、初めてだ」みたいな感じで。スパーリングの自分が良くないパターンの時の動きになってしまってたので、そこをどうしようかなみたいな。試合中に迷いが出ると判断が遅れるんで、そこを先に取られちゃったなっていうのがありました。
――拓真選手のインファイトは練習したと思うんですけども、本来の天心選手のスピードだったら、左右にも使ったりすることも想定していたので、そこまでできなかった
【天心】それをさせてくれなかったと言いますか、だから、本当に迷いですよ。ちょっとした@どうしよう」みたいなのがあったので、格闘技って一瞬の間が大事じゃないですか。そこは本当に経験の差、ボクシングの深みの差でやられたなっていうのはありますね。またこれで、ボクシング好きになっちゃいますよ。
――リング上で四方に頭を下げたのは観客へのメッセージ?
【天心】はい。やっぱり応援してくれてる人がいての格闘技ですから、その人に対してしっかりと感謝を伝えるっていうのは大事なことですし。本当たくさんの人に応援してもらって、愛されてるなっていうのも感じましたし、声援のおかげで最後まで立ち向かうことができたし。しっかりやってもらった分、しっかり返すっていう。結果では返すことはできなかったですけど、生き様で見せることはできたんじゃないかな。だから後悔はないですよ。
――試合中に拓真選手がスリップして、天心選手にブーイングが飛ぶ場面がありましたが、どんな気持ち?
【天心】もっと優しくしてよって思いましたけどね(笑)。わざとじゃないし、押してもないんですよ。格闘技のクセでちょっと腕が出ちゃったりするわけですよ。別に反則ではないと思し、お互いこう押すみたいなってあるんで、そこはちょっと許してよって思いましたけどね。あんなにブーってすることないじゃんみたいな(笑)。日本でブーイングってあんまないじゃないですかね。嫌われてるんすかね。わかんないすけど(苦笑)
――アウェイを感じた?
【天心】常にアウェイだと思いますよ。ボクシングに入ってきてね、皆さんは生意気だと思ってると思うので、そういう選手がやられて落ちていくところって、見たいじゃないですか。そういう声もあるのはわかってたし、そういうのも全て受け入れてますから。危害さえ加えなければ何を言っても大丈夫です。
――公式戦初黒星は意識する・
【天心】別に意識はしてないですね。無敗にこだわって生きてきたわけじゃないですから。もちろん負けは悔しいですよ、本当に悔しいです。受け止める器はあるとは言ってましたけど、正直悔しい。でも、これも人生ですからね。みんなの前で恥を晒すのもかっこいいじゃないですか。それは一生懸命に生きてるやつしかできないと思いますから。明日からしっかり生きていきますよ、明日もラジオの生放送に出なきゃいけないんですから、日々が始まりますよ。
――今後もボクシングを続けていく?
【天心】こんなことで辞めないっすよ。一切ないです。ダサいじゃないですか、負けてやめますみたいな。やり続けますよ、それが自分の生き方だと思いますから。みんな人間ですからね。やり続けるしかないっすよ。やり返します、必ず。、
――改めて「ボクシング」について
【天心】長い歴史があって、こういう思いを自分がさせられるっていうのが、素晴らしく、楽しくもあり、悔しくもあり、いろんなことを経験させてくれる競技だなっていうのを改めて思いました。始める時から全く舐めたことも思ってないし、1からしっかりと学んでやってきたつもりだったんで、より好きになったと言いますか、まだまだこれからだなっていうのもありますし。
――練習でも試合でも「もっとこうしておけばよかった」ということはあった?
【天心】練習の部分ではない。全て100パーセント、毎回の練習、稽古に全力尽くしてやってきましたから、そこに対しての後悔は一切ないです。堂々と自信を持って作り上げてきましたから。だから、じゃあなんでその動きができなかったっていう理由を探して、また新しく取り組んでいくっていうのが必要かなと思いました。
――今回は大きな注目を集めた試合になったが、作り上げた自分を評価する?
【天心】ちょっと自分で自分の可能性をさらに感じたと言いますか、ここで負けさせられるんだ、みたいな感覚ありますね。僕は人生がいい方向に転んでも悪い方向に転んでも面白いと思ってて、いろんな挑戦して結果が出ないっていうのも、すごい楽しいんですよ。負けたっていうのも「負けたんだ」みたいな。めちゃくちゃ悔しいけど、今まで思ったことないものが出たんだっていうのがあることが、いろんな発見だなっていう風に思います。人生は実験なんで、それをしっかり次は成功させるだけかなとは思います。
――相手のパンチで効いたものはあった?
【天心】ないですね。僕の世界戦のイメージって12ラウンドやって、傷だらけみたいなイメージだったんですけど、なんか傷も効いたパンチもないから、ちょっと傷つけてくれた方がよかったのになとか思ったりしますね。
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以下、一問一答。
――試合を終えた率直な心境
【天心】ほんとにいろんな方に応援してもらいましてですね、結果にはつながらなかったですけど、本当にやってきたこと全てに悔いはないです。全部出し切っての結果です。本当にたくさんの方に愛されてるなと改めて思いましたし、本当にこういう試合ができて嬉しかったです。ありがとうございました。
――4ラウンドの途中採点はイーブンでしたけれども、採点を聞いた気持ちは?
【天心】相手も来るだろうなと思ったし、どんどんプレッシャーかけてくるだろうなっていうのはあったんで、自分も印象をしっかり取っていかないとなっていう気持ちはありました。
――12ラウンドの判定スコアを聞いた気持ちは?
【天心】こっから始まるなみたいな感覚になりましたね。そうですね、そんな感じです。すごく人生おもろいなって思いましたね、率直に。
――対戦相手と戦ってみた印象
やっぱり距離感がうまかったですね。自分の練習してるものがまだ出せない間合いだったり、距離感にずっと拓真選手がいたかなっていうのが、敗因だったかなと思います。だから、出してないけど先手を取られてたかなっていうのがずっとありましたね。
――自分なりの敗因分析は?
【天心】やっぱり経験の差と言いますか、そこで立て直されたなっていうのはすごいありましたね。
――結果について
【天心】悔しいですよ、悔しいですけど前向いて行かないといけないし、こうやって人前に出てやってる以上、こういうこともいつかあるんだろうなって思って生きてる。なんか自分が負けたことで、世の中の人も色々言うかもしんないすけど、僕は自信持ってここまで仕上げてきた、みんなの前でこう堂々として、一生懸命やってますから、悔いはないです。またさらにボクシングというものが好きになる一戦でもありました。明日も人生は続くし、堂々と生きていこうかなと思っております。あとは、応援してくれた皆さんには勝ちっていう姿を見せることはできずに。初めてだと思うんすよ、自分が負けて暗い気持ちで帰るっていうのは初めてだと思うんで、なんかそういう思いをさせてしまうと、申し訳ない気持ちはあるんですけども、でも、これも人生ですから、うん、一緒に今後も生きていこうよ。
――拓真選手にリベンジしたい?
【天心】はい、リベンジしますよ。そこまでしっかり強くなって、リングでも拓真選手に「もう1回、挑戦するとこまで行きますんで、もう1度よろしくお願いします」っていうのは、伝えさせてはもらいました。
――8ラウンドの採点で負けて焦りはあった?
【天心】ポイント差が聞いた時にありましたね。「うわ、これどうしようかな」「うわ、初めてだ」みたいな感じで。スパーリングの自分が良くないパターンの時の動きになってしまってたので、そこをどうしようかなみたいな。試合中に迷いが出ると判断が遅れるんで、そこを先に取られちゃったなっていうのがありました。
――拓真選手のインファイトは練習したと思うんですけども、本来の天心選手のスピードだったら、左右にも使ったりすることも想定していたので、そこまでできなかった
【天心】それをさせてくれなかったと言いますか、だから、本当に迷いですよ。ちょっとした@どうしよう」みたいなのがあったので、格闘技って一瞬の間が大事じゃないですか。そこは本当に経験の差、ボクシングの深みの差でやられたなっていうのはありますね。またこれで、ボクシング好きになっちゃいますよ。
――リング上で四方に頭を下げたのは観客へのメッセージ?
【天心】はい。やっぱり応援してくれてる人がいての格闘技ですから、その人に対してしっかりと感謝を伝えるっていうのは大事なことですし。本当たくさんの人に応援してもらって、愛されてるなっていうのも感じましたし、声援のおかげで最後まで立ち向かうことができたし。しっかりやってもらった分、しっかり返すっていう。結果では返すことはできなかったですけど、生き様で見せることはできたんじゃないかな。だから後悔はないですよ。
――試合中に拓真選手がスリップして、天心選手にブーイングが飛ぶ場面がありましたが、どんな気持ち?
【天心】もっと優しくしてよって思いましたけどね(笑)。わざとじゃないし、押してもないんですよ。格闘技のクセでちょっと腕が出ちゃったりするわけですよ。別に反則ではないと思し、お互いこう押すみたいなってあるんで、そこはちょっと許してよって思いましたけどね。あんなにブーってすることないじゃんみたいな(笑)。日本でブーイングってあんまないじゃないですかね。嫌われてるんすかね。わかんないすけど(苦笑)
――アウェイを感じた?
【天心】常にアウェイだと思いますよ。ボクシングに入ってきてね、皆さんは生意気だと思ってると思うので、そういう選手がやられて落ちていくところって、見たいじゃないですか。そういう声もあるのはわかってたし、そういうのも全て受け入れてますから。危害さえ加えなければ何を言っても大丈夫です。
――公式戦初黒星は意識する・
【天心】別に意識はしてないですね。無敗にこだわって生きてきたわけじゃないですから。もちろん負けは悔しいですよ、本当に悔しいです。受け止める器はあるとは言ってましたけど、正直悔しい。でも、これも人生ですからね。みんなの前で恥を晒すのもかっこいいじゃないですか。それは一生懸命に生きてるやつしかできないと思いますから。明日からしっかり生きていきますよ、明日もラジオの生放送に出なきゃいけないんですから、日々が始まりますよ。
――今後もボクシングを続けていく?
【天心】こんなことで辞めないっすよ。一切ないです。ダサいじゃないですか、負けてやめますみたいな。やり続けますよ、それが自分の生き方だと思いますから。みんな人間ですからね。やり続けるしかないっすよ。やり返します、必ず。、
――改めて「ボクシング」について
【天心】長い歴史があって、こういう思いを自分がさせられるっていうのが、素晴らしく、楽しくもあり、悔しくもあり、いろんなことを経験させてくれる競技だなっていうのを改めて思いました。始める時から全く舐めたことも思ってないし、1からしっかりと学んでやってきたつもりだったんで、より好きになったと言いますか、まだまだこれからだなっていうのもありますし。
――練習でも試合でも「もっとこうしておけばよかった」ということはあった?
【天心】練習の部分ではない。全て100パーセント、毎回の練習、稽古に全力尽くしてやってきましたから、そこに対しての後悔は一切ないです。堂々と自信を持って作り上げてきましたから。だから、じゃあなんでその動きができなかったっていう理由を探して、また新しく取り組んでいくっていうのが必要かなと思いました。
――今回は大きな注目を集めた試合になったが、作り上げた自分を評価する?
【天心】ちょっと自分で自分の可能性をさらに感じたと言いますか、ここで負けさせられるんだ、みたいな感覚ありますね。僕は人生がいい方向に転んでも悪い方向に転んでも面白いと思ってて、いろんな挑戦して結果が出ないっていうのも、すごい楽しいんですよ。負けたっていうのも「負けたんだ」みたいな。めちゃくちゃ悔しいけど、今まで思ったことないものが出たんだっていうのがあることが、いろんな発見だなっていう風に思います。人生は実験なんで、それをしっかり次は成功させるだけかなとは思います。
――相手のパンチで効いたものはあった?
【天心】ないですね。僕の世界戦のイメージって12ラウンドやって、傷だらけみたいなイメージだったんですけど、なんか傷も効いたパンチもないから、ちょっと傷つけてくれた方がよかったのになとか思ったりしますね。
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