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インフル&マイコプラズマ急拡大 “3~5日目に咳悪化”で再受診が必要なケースも【ひるおび】

国内
2025-11-06 15:50

「インフルエンザ」患者数去年同時期の7倍に

インフルエンザの感染者数は9月下旬から増え始め、10週連続で増加。
10月21日~27日における定点あたりの患者数は6.29人と、去年の同じ時期と比べ約7倍となっています。
厚労省HPによると、注意報の基準となる「10人」を超えているのは東京・埼玉・千葉・神奈川・沖縄で、全国で1015の学校が休校・学級閉鎖しており、前の週と比べると約3倍に増えています。(10月20日~26日)


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流行しているインフルエンザは「A型」です。
毎年流行期があり、急激な発熱と激しい症状が特徴です。
今年は咳がひどくなりやすく、吐き気・おう吐・下痢・腹痛の頻度が高くなっています。
都内のいとう王子神谷内科外科クリニックでは、インフルエンザ検査の陽性率が約7割、そのうち9割がA型ということです。


いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長:
連休を含めた週末も爆発的に感染者が増えて、もう本当にパンクしている状態です。通常の年よりも2か月以上早い大流行だと思います。
インフルエンザだけではないのがまたわかりにくくて、ノロウイルスも多いし、それからマイコプラズマや溶連菌やコロナもいたりします。


「マイコプラズマ肺炎」も急拡大

インフルエンザを疑い受診したところ、マイコプラズマ肺炎にかかっていたことがわかるケースも増えています。
マイコプラズマ肺炎は特に子どもがかかりやすく、潜伏期間が長いことでも知られています。


≪マイコプラズマ肺炎の症状≫
●1~2日目
発熱、倦怠感、頭痛などの初期症状が出る


●3~5日目
咳が悪化することが多い


●3~4週間
ひどい咳が続く


発症初期は炎症が確認できず診断が難しいので、3〜5日目が病院受診の目安となっています。
2週間前に感染したひるおびの40代スタッフは、
「今までの病気で一番苦しかった。咳がひどく、夜に眠れず、咳き込むたびに頭痛がしてきつかった」と話しています。


恵俊彰:
マイコプラズマ肺炎に効く抗生物質はあるんですか?


伊藤博道院長:
抗生物質はあるんですけど、昨年ぐらいから耐性菌がだいぶ増えてきて、一般的に1番目に使われるマクロライド系の抗生物質が効かないケースも出てきています。
2番目、3番目の抗生物質が必要になったり、その抗生物質も妊婦さんには使えないとか、小さいお子さんには使いにくいものもあるので注意が必要です。


恵俊彰:
これはもう自然に治るというよりは、しっかり診てもらって検査してお薬を飲んで対処するのが一番いいですね。


伊藤博道院長:
正直1回の受診で、全部パッケージで調べて陰性と陽性が分かったらいいんですけど、いろいろな制約があってそれは難しいです。
例えばインフルエンザ、コロナが陰性で、最初は風邪という診断であったとしても、その後の経過の中で熱や咳がひどくなってきた場合には、2回目、3回目の受診が必要になるケースもあるということを知っておいていただければと思います。


(ひるおび 2025年11月5日放送より)


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