鹿児島県と宮崎県にまたがる新燃岳では噴火が続いていて、3日、火口から噴煙が5000メートルまで上がりました。噴煙が5000メートルまで上がるのは、2018年4月5日以来、7年ぶりです。
新燃岳で噴煙高さ5000mに 連続噴火で住民の生活などにも影響
これは3日午前、鹿児島県霧島市にある韓国岳山頂から約4キロ離れた新燃岳を撮影した映像です。火口から大量の噴煙が立ち上る様子が分かります。
6月27日から噴火が続く、鹿児島と宮崎にまたがる新燃岳。午後1時49分、噴煙が火口から5000mまであがりました。
撮影者
「旅客機が飛んでいるようなゴーっていう不気味な音が響いていた。距離は離れているが、すごい迫力があって、自然の迫力というか恐ろしさを実感した」
高さ5000m。ここまであがるのは2018年4月以来、7年ぶりのことです。
新燃岳の連続噴火、生活にも影響を与えています。火口から約6キロの高千穂小学校では3日朝、灰を避けるため、傘をさしたりマスクを着けたりして登校する児童の姿が見られました。
児童
「雪みたい」
「怖くなった」
「外で遊べる状態じゃないので、教室で楽しく遊びたい」
また、霧島市は市民に集灰袋の配布を始めたほか、散水車で道路にたまった灰を洗い流す作業を始めています。
鹿児島空港では、飛行機が火山灰を巻き上げながら飛び立っていく様子が見られました。灰は鹿児島県側に流れていて、東京や県内の離島などを結ぶ50便以上が欠航に。
便が欠航した人
「火山灰は想定外」
「残念だけどしょうがない」
「想像がつかない。とにかくびっくりとがっかりと」
気象台は、火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石などに警戒を、また、爆発による空振で窓ガラスが割れるなどの被害が出るおそれもあるとして、注意を呼びかけています。
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