
事件や事故の被害者や、その遺族の心情を加害者に伝える「心情伝達制度」について、犯罪被害者らでつくる団体が改善を求める要望書を法務省に提出しました。
法務省に要望書を提出したのは、犯罪被害者の会「にじの会」と「つなぐ会」です。事件や事故の被害者などの心情を刑務所などの職員が聞き取って加害者に伝える「心情伝達制度」について、「大きな課題がある」として改善を求めています。
要望書では「心情が伝えっぱなしになっているのではないか」と指摘したうえで、▼受刑者が心から反省し、謝罪できるよう、指導を行うことや、▼指導を行う刑務官に研修や訓練を行うことなどを求めています。
要望書提出後に行った記者会見で、「にじの会」の代表で自らも犯罪被害者である渡辺保さん(76)は「心情伝達制度」を利用したと明かし、「加害者からの回答は改善の兆しが見えないもので、更生教育に欠陥があるのではないかと思った。有効な教育を行ってもらいたい」と訴えました。
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?「除湿」はいつ使う?賢いエアコンの使い方【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】