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時速約60キロで走行中…東北新幹線で車両の連結外れる 「重大インシデント」に認定

国内
2025-03-06 18:34

きょう、走行中の東北新幹線で車両の連結が外れるトラブルがあり、「重大インシデント」に認定されました。JR東日本が先ほどから緊急の会見を行っていて、当時、新幹線は時速およそ60キロで走行していたと明らかにしました。


記者
「午後3時前です。大宮駅に連結部分が外れた新幹線がいま到着しました。子どもの姿も見られます」


発生から3時間半、疲れもあるはずです。ホームには、おにぎりや飲み物が用意されていました。


新幹線の“安全神話”が、揺らいでいます。


記者
「新幹線の車両と車両とをつなぐ連結部が外れてしまっています」


東京・荒川区のJR西日暮里駅近く。緊急停止した東北新幹線です。緑の車両が「はやぶさ」、赤が「こまち」です。


きょう午前11時半ごろ、東北新幹線「はやぶさ・こまち21号」で、上野-大宮間を走行中に車両の連結が外れました。


記者
「午後1時すぎです。停車している新幹線の車内には乗客の姿も見えます」


当該列車に乗車
「ゆっくり走ってはいたんですけど、きゅっという感じで止まりましたね。隣の赤ちゃん連れのお母さんは(子どもが)ぐずったので、ずっと席を立ってあやしていますね」


車内では、こんなアナウンスも。


「お客様の救済列車などの準備を同時に進めております」


JR東日本によりますと、乗客およそ650人にけが人はいないということです。


この影響で、東北新幹線だけでなく、北陸新幹線なども運転を見合わせ。


3時間が経った午後2時半すぎ、ようやく全線で運転が再開しました。


山形駅から東京方面へ
「合宿免許で2週間ほど山形に滞在していて、どうにかしてでも帰りたいんですけど、(みどりの窓口の)待ち番号があと50くらいあって、本当に帰れるかなと不安です」


東北新幹線の“連結外れ”は、今回が2回目です。去年9月にも…


記者
「東北新幹線の上空です。通常は連結している2台の車両が分離してしまっています」


時速およそ315キロで宮城県内を走行中、車両の連結部分が外れ緊急停止。当時JR東日本は、強制的に車両を分離するスイッチの裏側から金属片が見つかったとして、この金属片が誤作動を引き起こしたとする調査結果を発表していました。


林芳正 官房長官
「昨年9月と同様の分離事案が起きたことを踏まえ、安全対策を徹底していただきたい」


林官房長官は午後の会見で、国土交通省からJR東日本などに対し、原因究明や再発防止策の検討を指示したことを明らかにしました。


国の運輸安全委員会は今回のトラブルについて、「同型の車両が二度以上、インシデント事象となる列車分離を発生した」として、「重大インシデント」に認定。今後、事故調査官を派遣して調査を行うとしています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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