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資格の取得 意識する人増加「日本語教員」に注目集まる、40~50代に人気の資格講座 収入アップや将来の備えに【Nスタ解説】

国内
2025-03-05 21:23

みなさんはどんな資格をお持ちでしょうか?スキルアップだけでなく収入をサポートする資格もある中で、今どんな資格が注目されているのでしょうか。


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2024年に取得してよかった資格は

熊崎風斗キャスター:
2024年に取得してよかった資格について、スキルアップ研究所が調べたところ、1位は「ファイナンシャルプランナー」、2位は「簿記」、3位は「TOEIC」という順番になったということです。


【2024年に取得してよかった資格】
1位 ファイナンシャルプランナー
2位 簿記
3位 TOEIC
4位 危険物取扱者
5位 MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
6位 情報技術者
7位 ケアマネージャー
8位 宅建士
9位 電気工事士
10位 秘書検定
※スキルアップ研究所調べ 回答数合計:441


萩谷麻衣子 弁護士:
「弁護士」という資格を持っていますが、資格は武器になるんですけど、取ったからといってバラ色の仕事が待っているわけではないと思います。

「その仕事を使って、あなた何ができるの」というところが問われていくと感じます。ずっと努力しなければいけないでしょうね。


ホラン千秋キャスター:
何か勉強したいけど、何を勉強したらいいか分からないときに、「資格を取る」のがわかりやすい目標なんだと思います。そこに向かって努力しやすいのでしょう。


月収50万円→150万円も 主婦が活躍する現場

熊崎キャスター:
資格取得した理由について、1位は「収入を上げるため」(59.9%)、2位は「スキルアップのため」(35.8%)、3位は「やりたい仕事につくため」(28.4%)となっているそうです。
※スキルアップ研究所調べ 複数選択可 回答数:683


経営評論家の坂口孝則氏は「日本は、深刻な人手不足。資格があると活躍の場が広がる」と話しています。


長野県大町市の「アルプス第一交通」では、外国人観光客が非常に増えていて、「二種免許」の他に、「英検の資格」(日常会話ができるレベル)がある人を募集したそうです。

英語を話せるということで、月収50万円だったのが150万円にアップしたというドライバーもいました。

話によると、長野のタクシー会社ですが、外国人を乗せたら「羽田空港まで行ってください」「東京のホテルまで行ってください」という人が非常に多くて、そういう人を乗せていたら、こんなに月収アップしたという例もありました。

コロナ禍以降、新たに4人の主婦がタクシードライバーとして活躍しているということです。


資格のキャリカレによると、40代から50代に人気の資格講座は、「心理」「メンタル」だそうです。


1位は「メンタル総合心理(R)」で、ストレス社会で「メンタルケア」の関心が高まっているということです。2位は「メンタル心理カウンセラー」で、心の悩みに寄り添うプロフェッショナルを目指すそうです。

3位は「登録販売者」、4位は「チャイルド総合心理(R)」で「子どもの心のケア」が教育や子育てで注目されているそうです。5位は「保育士」と続いているということです。


4位の「チャイルド総合心理(R)」を受講した吉田由花さん(38)によると、29歳のころ、子育て広場を運営する中で、心に寄り添う部分を学びたいと考え、隙間時間に勉強し、3~4か月で取得したそうです。

「チャイルドカウンセラー」と「家族療法カウンセラー」の資格を取得して、キャリアアップ、スキルアップで収入が増えたということです。

現在は子育ての相談や講演なども行っているということで、資格を取得したことによって仕事の幅が広がっているケースもあるみたいです。


井上貴博キャスター:
40代、50代もそうですが、定年後にこういう資格を取ったりすると、リモートで仕事ができるので自宅にいながら、ある程度の給料を賄えますよね。そういうものを一つ持っていると、色々やりくりできるのかなと思います。


萩谷麻衣子 弁護士:
「楽して取れる資格」という観点も重要で、何を取ったらいいか分からない人がいきなりハードルの高いものを取ろうとすると、挫折したりすると思います。

何か身近なもの(自分の興味のあるもの・趣味を活かせるもの)から取っていくと「次も取ってみようかな」と自信になっていくと思います。私の周りでも、そうやって取っている人もかなりいます。

やはり、そんなにハードルが高くないもの、1年も勉強しなければ取れないみたいなものではなく、数か月勉強すれば取れるみたいなところからやっていくのは重要で、取れたら次にまた(別の資格を)取ってみようかなとなると思います。


40代50代の3位「登録販売者」 時給アップも

熊崎キャスター:
40代から50代の人気の資格講座の3位「登録販売者」というのは、薬の販売に関する資格です。

薬剤師は、第1類、第2類、第3類のすべての薬を扱うことができます。第1類というのは、副作用などが強いものです。

登録販売者は、第1類以外の一般用医薬品の販売が可能で、購入する人への情報提供や相談対応も行うということです。

もともと、薬剤師が不足していたことで、こういったシステムが生まれたということですが、非常に人気になっているそうです。


人気の理由について、通信教育講座・資格のキャリカレ担当者は「資格手当が付くことが多い」と話します。

時給アップする人も非常に多いそうで、例えば、薬を扱うようなコンビニエンスストアでは「月5000円から1万円」、ドラッグストアでは「時給+90円」などになっているということでした。
※求人情報のHPより

資格は、実務経験が必要なく、数か月の勉強で取得も可能ということです。


井上キャスター:
今の転職市場でも、履歴書に資格の欄があって、その資格ごとに「月1万円アップ」「月3万円アップ」など、それが加味される時代になっていますよね。


萩谷麻衣子 弁護士:
人生が長くなってきて、後半は違うことをやろうというのも良いと思います。

ある程度、年取ってからやることによって、それまでの人生経験のすべてが活かせるところもあるので、40代、50代になって資格を取っていくのは悪くないと思います。


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<プロフィール>
萩谷麻衣子さん
弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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