
■第98回選抜高校野球大会 1回戦 神戸国際大付 3ー4x 九州国際大付(22日、阪神甲子園球場)
4年ぶり4回目の出場の九州国際大付(福岡)は神戸国際大付(兵庫)にサヨナラ勝利を飾り、初戦突破。試合は3ー2と1点ビハインドで迎えた延長11回タイブレーク、3番・吉田秀成(2年)が2点適時打を放ち試合を決めた。投げては先発した岩見輝晟(2年)が8回142球の力投し、2人目・渡邉流(3年)も好救援。九州国際大付は昨秋の明治神宮大会の決勝の再戦となったこの試合で再び勝利、2011年のセンバツ準優勝超えへ向け、まず1勝を掴んだ。
昨秋、九州大会を制して明治神宮大会でも初の日本一に輝いた九州国際大付。先発の背番号9・岩見は身長188cmの長身サウスポーとして明治神宮大会決勝でも8回2/3を投げ、3安打、11奪三振、1失点に抑える好投をしている。その岩見の立ち上がりは、先頭打者に四球を与え、犠打で1死二塁と得点圏に走者を背負う。しかし、続く3番DHの石原悠資郎(3年)を空振り三振に仕留めると、4番・川中鉄平(3年)も二ゴロに打ち取り、得点を許さなかった。
その裏、神戸国際大付の先発・秋田依吹(3年)に対し、先頭の柴原奈旺芙(3年)が中安打で出塁。続く平間勇吏(3年)の犠打は三塁手が後逸し、無死一、二塁と好機を広げる。3番・吉田はバントを失敗するも、直後に秋田の暴投で走者は一、三塁に。4番・城野慶太(3年)が遊撃への内野安打を放ち、先制点を挙げた。
1点のリードに変わり、中盤5回、ここまで無失点に抑えていた岩見は1番・林健太(3年)に四球を与えると、3番・石原悠には中安打を放たれ、2死二、三塁とピンチを招いた。迎えた4番・川中との勝負はフルカウントから134㎞の直球が外角に決まり見逃し三振。無失点に抑え相手に流れを渡さなかった。
追加点が欲しい九州国際大付は5回裏、1死一、三塁の好機も無得点。6回、投球数が100球を超えた岩見は四球から得点圏に走者を背負う。1死二塁から7番・田中翔麻(3年)にセンターへの適時打を浴び同点に追いつかれた。
1ー1で終盤7回、秋の出場がなかった請舛彪(2年)が代打で登場。三塁線際に二塁打を放ち、チャンスを作った。しかし後続が倒れ好機を生かせず。直後の8回、マウンドに立ち続ける岩見は先頭に右安打、その後犠打と犠飛で2死三塁の場面を迎える。すると続く7番・田中にセンターへの適時打を放たれ、勝ち越しを許した。
1点を追いかける展開となった九州国際大付は8回、1死から4番・城野慶太(3年)、5番・上岡煌(3年)が連打でチャンスを広げる。走者一、三塁となったところで神戸国際大付は2人目・背番号10の豊岡速伍(3年)がマウンドに。迎えた6番・久保田天晴(3年)は空振り三振も7番・雪野陽真(2年)の遊ゴロは遊撃手の失策。その間に三塁走者が本塁へ帰り再び同点とした。その後、8番・DHの小山田伊吹(3年)が死球を受け、満塁と勝ち越しの好機を迎えたが、9番・渡邉は見逃し三振と得点できず。
9回、岩見がマウンドを降りDH解除、2人目・エースの渡邉が登板となった。渡邉は8番・幸地泰輝(3年)から始まる打線を三者凡退に抑える好投。その裏、1死から2番・平間が四球、3番・吉田は右安打で繋いだ。しかし迎えた4番・城野は空振り三振、5番・上岡が三ゴロに倒れ、試合は延長タイブレークに入った。
延長10回、無死一、二塁から始まるタイブレークとなるが渡邉が中軸を抑える好投。2ー2のままその裏、打線は無死満塁と絶好機となるが後続が打ち取られ無得点に倒れた。
延長11回は1死二、三塁から6番・山城颯音(2年)の犠飛で1点を勝ち越された九州国際大付。3ー2と1点を追いかけ11回裏、1番・柴原はバント失敗で走者を送ることができず。続く2番・平間は右飛も、二塁走者は三塁へ進み2死一、三塁とした。すると迎えた3番・吉田が起死回生となる左適時二塁打を放ち、走者2人が生還。今大会初となるサヨナラ勝利となった。
また、勝利した九州国際大付はその土台を支える経験のひとつとして、昨年11月には特別な指導を受けている。日本人として初めてアメリカ野球殿堂入りを果たしたイチローさん(52、マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が通算12校目の訪問となる高校生の指導に訪れ、部員に自身の打撃の極意を語り、技術面と意識面の両面で大きな刺激を与えた。貴重な経験を経た九州国際大付の選手たち。センバツ初優勝へまずは初戦を制し2回戦へと駒を進めた。
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