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岡本和真から井端監督へ“控え目なお願い”「僕は6番以降で…」メジャー挑戦の裏では村上宗隆との“傷の舐め合い”明かす

スポーツ
2026-03-02 18:36

巨人からポスティング制度でMLBのトロント・ブルージェイズに移籍した岡本和真(29)が期限間近での移籍先決定の裏側を明かした。同時期に海を渡り、仲が良い村上宗隆(26、ホワイトソックス)とは、夢舞台への移籍期限が迫るなか、励まし合い「傷の舐め合い」をしていたという。5日に開幕するWBCへ向け、侍ジャパンは2日のオリックスとの強化試合(京セラドーム)からメジャー組の出場がついに解禁。メジャーリーガーとして臨む今大会は主軸として連覇を狙う。(聞き手 元日本ハム・杉谷拳士さん)


【写真で見る】インタビューに応じる岡本選手


メジャー挑戦のウラで村上宗隆と「傷の舐め合いしてました(笑)」

杉谷拳士さん:ブルージェイズのこの環境にとんでもなくビックリした。すごくない?この施設。


岡本和真選手:僕もすごいなって思ってたんですけど、ここしか知らないんで逆に。比べるとしたらジャイアンツじゃないですか、そうなれば規模感がやっぱり違うんで、えぐいなって。 


杉谷さん:他の球場にたくさん行ってるけど、こんな設備ない。


岡本選手:恵まれてますか?


杉谷さん:恵まれてる。あとブルージェイズで一番最初に思ったのは、人が優しい。どこに和真がいるんだろうなと思ったら、みんなが案内してくれて、「ロッカーはここだよ、 バッティング今日ここでやる、守備はここでやるよ、ライブBPあっちだよ」って。ただ、場所がどこだか分からない、デカすぎて。


岡本選手:(笑)デカいです。


杉谷さん:改めてメジャーを目指すきっかけって、どういったとこから?


岡本選手:野球を小さい頃からやっていたんで、やっぱりいつかはプロにいって、メジャーにもいってっていうのは描いていたというか。そうなればいいなと思ってずっとやってきて、改めてプロ3年目にウィンターリーグでプエルトリコに行って、楽しいなって。 


杉谷さん:3年目には海外で野球やるのが楽しいなと。 


岡本選手:絶対活躍してメジャーに行こうって思っていました。 


杉谷さん:メジャー挑戦するにあたって、今まで野球のキャリアで準備してきたことってどんなことがありますか?


岡本選手:まずは自分のレベルというか。(日本で)活躍しないと話にならないなっていうのがあったんで、それを思いつつ、年々レベルアップしていけるように取り組んでいましたね。


杉谷さん:村上宗隆選手から聞いたんだけど、ブルージェイズとホワイトソックスに決まるまでお互いずっと連絡取り合ってたって聞いたんだけど、これはちょっと不安な気持ちもあったんですか?


岡本選手:(ポスティングが)どういうものかちゃんと分かってなかったんで、元々ギリギリに決まるっていうのは言われてはいて。でも!これ人生関わってますから(笑)
 
杉谷さん:一人の人生だけじゃなく家族みんなも。


岡本選手:そういうのがあって連絡を取り合ってました。
 
杉谷さん:どんな内容の連絡をしてたんですか? 


岡本選手:「これ何か動いてる?」「進んでるの?」「何かありました?」とか。「いや何もないで」みたいな。「僕もなんすよ」、「俺もやで」みたいな傷の舐め合いしていました(笑)俺も(村上選手に)「大丈夫。絶対大丈夫、ムネは」、ムネ(村上選手)も僕に「大丈夫です」って(笑)
 
杉谷さん:実際にムネがホワイトソックス先に決まったって連絡きた時どう思いました? 


岡本選手:期限的に向こうが先に決まるやろうなっていうのは心の準備をしていたんですけど、一緒に言ってた分、何か一人になった気分になって(笑)「俺大丈夫かな」みたいな。(でもムネは)「絶対決まるので、ここには絶対オファー来ます」って言ってくれてて、「ほんまかな」みたいな。だから結構二人で・・・人には言えない(笑)


仲良しのきっかけは「なんか気づいたら家におるな」

杉谷さん:二人の関係値って、いつから仲良くなったんですか?
 
岡本選手:確かにいつなんですかね。ふと、なんか気付いたら家におるなみたいな。


杉谷さん:家!?家に遊びに来てるわって?


岡本選手:そうですね、結構話してっていう感じですね。あとは好きな趣味が一緒だったりとか、僕はアクティブではないので、結構ムネが誘ってくれて、僕を連れ出す。でも僕が断るって分かってるんで、絶妙なタイミングで誘ってきてくれたりしますね。


杉谷さん:そんな中で、ブルージェイズと決まった瞬間は?


岡本選手:まずは一つホッとしました。 でもめちゃくちゃ嬉しいって感じじゃなく、逆にこのユニフォームを着て、ここでプレーするっていうのが決まった瞬間に、ぎゅっと気が引き締まった感じでしたね。
 
杉谷さん:ヨッシャー!って感じではなくて、「ここで勝負するんだ」っていう。ブルージェイズの印象はいかがでした? 


岡本選手:E.エンカーナシオン(13年WBCドミニカ共和国優勝メンバー)とかJ.ドナルドソン(15年ア・リーグMVP)とか、J.バティスタ(2年連続本塁打王)、そのクリーンナップを見ていたんで。その時からブルージェイズ強いな、かっこいいなって思ってて。またV.ゲレーロJr.選手(26、21年ア・リーグ本塁打王)、G.スプリンガー選手(36、17年ワールドシリーズMVP)の2人が好きで僕は見たりはしてて。最近でいえばワールドシリーズを見てたんで、そこにまさか行くのかっていうのはありました。 


杉谷さん:なおさら、「やるんだここで」って気が引き締まったんだね。


岡本選手:エージェントの人がびっくりしてましたね。「嬉しくないの?」みたいな。僕が普通だったので。


杉谷さん:感情が表にでなかったんだ。 


岡本選手:なんか「センキュー」みたいな(笑)
  
杉谷さん:ドライだな(笑)今日もバッティング練習で一緒に打ってる姿を見て、日本人としてもやっぱり誇らしいというか。岡本和真がブルージェイズで今バッティングしてるメンバーを見たら、そりゃ憧れてしまうわと思いながら。


岡本選手:すごいメンバーに入れてもらってますね。


WBC本戦へ「前回よりはもしかしたら試合に出るかもしれない」

杉谷さん:改めて2023年のWBCの心境、そして今回メジャーリーガーとして2026年WBCを迎えるにあたって、心境の変化ってありますか。


岡本選手:前回は、出るのか出られないのかも分からなかったし、試合に出ないだろうな、(近藤健介選手と)「俺らはレギュラーのサポートやから」って言い合ってたのが、結局二人とも出てる。 


杉谷さん:先に岡本選手が宮崎合宿で打ち始めて、こんちゃん(近藤選手)が「和真あるんじゃない?」って話しになったんだもんね。


岡本選手:急にプレッシャーかけてきて「和真、本戦あるぞ」って、毎日言いだして(笑)「ほんまにないです。やめてください」と言ってたら、ほんまにそうでしたね(笑)
 
杉谷さん:今回はいかがですか?ちょっと心境が違うんじゃない? 


岡本選手:そうですね。前回よりはもしかしたら試合に出るかもしれないという気持ちを持っています。
 
杉谷さん:もしかしたらじゃなくて出るでしょ(笑)


岡本選手:もしかしたら(笑)


杉谷さん:前回の準決勝、決勝とこっちから見てて手応えのある打席がずっと続いてるなっていう印象があるんですけども、間近でメジャーリーガーを見て、何かきっかけを掴んだってことありました?
 
岡本選手:もちろん生で凄い選手を見て、みんなレベルが高かったんで、自分も頑張らないといけないなっていうのもありましたし。ちょうどその前の年が酷くて、僕が一軍の試合に出てから一番酷いシーズンで、来年は絶対やってやろうっていう気持ちもありつつの。またそこで凄い選手たちとプレーをして、違う刺激が入った。これはもっと頑張らなあかんなっていう部分もありつつ、ここはこのままでいいんやなとか、そういうのも色々。自信になる年ではありましたね。 


杉谷さん:いろんなところで聞かれると思うけども、やっぱり大谷(翔平)選手の打撃練習とか、岡本和真から見てどうですか?


岡本選手:(大谷選手の打撃練習を)真後ろで見てないんですよ。ロッカーに帰ったら誰もおらんくて、「あれ?」ってなって、ミーティングとかあったっけみたいな。僕も1人で探しに行ったらいいんですけど、着替えだしてゆっくり。(誰も)帰ってこないなと思ってスリッパでベンチに行ったら、大谷さんが打ってて「うわー」って思って。そこにみんながいて、「言ってくれよ誰か」と思って。


杉谷さん:(笑)大谷さんがWBCで3番バッター打って、4番、5番、6番と後ろを打つっていうプレッシャーとかは感じなかったですか? 


岡本選手:マジでみんな打つんで、逆に言えば、自分が打たなくても誰かが何とかしてくれるわぐらいの気持ちで行けてたなと思います。
  
杉谷さん:そういう心構えだったんだね。でも仲の良い村上選手が、3番・大谷選手、4番・村上選手って最初始まって、間近で打ってる時の重圧だったり、普段と違うなってところはありました?


岡本選手:いやーありましたよ。特にムネは前の年に三冠王を取ってましたし、僕なんか比にならないぐらいのプレッシャーとみんなの期待が、乗ってたと思うんですよ。なのでそれを見て、若いのにすごい大変そうやなと、それを背負い込んで頑張ってるなとずっと思ってました。


杉谷さん:岡本選手の中でも、村上選手が苦しそうなところもやっぱり・・・


岡本選手:そうですね、らしくない面というか、(村上選手は普段)明るいじゃないですか。でも元気がなかったりしてたんで、僕は気楽に「大丈夫、大丈夫や」ってと。「見てみ、俺も打てないで大丈夫」みたいな(笑)


杉谷さん:(村上選手)本人はなんておっしゃってたんですか? 


岡本選手:いや、ほんまに日本ラウンドは打率的には僕も打ってなかったんですよ(村上選手は14打数2安打、岡本選手は10打数2安打)。(四球で)出塁はめっちゃしてたけど、ちゃんとヒットを打ったのって、ムネも僕も準々決勝のイタリア戦だったので。「俺おるから大丈夫やで」って。そしたら、準決勝(メキシコ戦で9回に劇的な逆転サヨナラ打)と決勝(アメリカ)で(同点弾と)さすがにやってくれましたね。 
 
杉谷さん:実際間近で見て、後輩の活躍含めて、苦しんでた選手があれだけの活躍するってなった時に。


岡本選手:いや、でも打つと思ってたんで。ホンマにそれって人任せで申し訳ないですけど、他人から見たら本人が悩んでても、周りが見たら「これ大丈夫よ」って思うじゃないですか。本人は悩むけど。


岡本から井端さんへ「僕は6番以降で大丈夫です」

杉谷さん:今回、それこそ村上選手も含め、大谷選手の後ろを打つバッターにいろんな選手がいる中で、実際この大谷選手の後に「和真も打ってくれ」って言われたらどうですか?


岡本選手:僕はもう井端さんに、6番以降で大丈夫ですと言ってるんで。もうそれ以上上げないでください。 


杉谷さん:1番、2番、3番、4番、5番はいかない?(笑)


岡本選手:僕は下で大丈夫ですって。


杉谷さん:侍の面白いデータがあって、一番得点効率が高い打順で、近藤選手がセンター入った場合、1番・近藤選手、2番・大谷選手なんですけど、近藤選手が出ないってなった時に、どの打順も岡本選手から始まるんですよ。理由としては長打率で、もちろん四球も取れる。出塁率、そして何よりベースランニングもできるんだっていう。 


岡本選手:それもっと言ってくださいよ(笑)ほんとに僕結構アグレッシブで走ってるんですよ(笑)


杉谷さん:めちゃくちゃ先の塁狙うタイプだよね。


岡本選手:先の塁を狙うタイプで、遅いから止められるだけなんですよ(笑)
 
杉谷さん:そういったデータも出てるんですから。 


岡本選手:もっと言ってくださいよ。そういうの好きです。バッティングとか言われるより、走塁とか言われるのめっちゃ好きです。


杉谷さん:大谷選手が 3番で4番・和真でも、もし日本を背負うってなった時はどうですか?


岡本選手:やるしかないかなってなります。 
 
杉谷さん:話してみたい侍の選手とか、ピッチャーの人に聞いてみたいことって何かありますか? 


岡本選手:僕ホンマにコミュニケーションを取るのが下手なんで、自分から話しかけるってなかなかできないんですよ。話しかけられても引き伸ばせない。杉谷さんみたいな人がしゃべりやすい。
 
杉谷さん:めちゃくちゃずっとしゃべってるもん。 ムネとはどうしてるの?


岡本選手:ムネはめっちゃ喋るんで。ムネは喋ってくれるんですよ。


杉谷さん:ムネがね、WBCは「二人で活躍したいです」と話してて。逆に岡本選手はこのムネに対して、二人でどんな気持ちで挑みたいですか?


岡本選手:いや、もう絶対活躍してやろうと思って、2人で言ってます。


杉谷さん:2026年のWBCはどんな思いで戦いたいですか?
 
岡本選手:国民の皆様の期待値っていうのは前回よりも大きいと思いますし、そういうものを感じつつ、精一杯頑張りたいなって思ってます。
 
杉谷さん:あとWBCももちろん大事だけども、岡本和真にとってこれからのこの野球人生、この2026年メジャー挑戦というのは大きな1年目になるので。この1年目、どんな姿で戦っていきたいですか。
 
岡本選手:まずは1年怪我なく全力でやりきりたいなって思ってます。


【侍ジャパン今後の日程】
■3月2日(月)19時 
vsオリックス@京セラドーム大阪
■3月3日(火)19時 
vs阪神@京セラドーム大阪


【WBC1次ラウンド】
■プールC(東京プール)
2026年3月5日~10日 場所:東京ドーム(日本)
日本、オーストラリア、韓国、チェコ、台湾


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