
21日に閉幕した東京世界陸上の日本代表選手団・山崎一彦強化委員長や男子400mの中島佑気ジョセフ(23、富士通)らが26日、スポーツ庁の室伏広治長官(50)を表敬訪問した。
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2011年の韓国テグ大会で男子ハンマー投げでフィールド種目、日本勢初の金メダルを獲得し“鉄人”の異名を持つ室伏長官。男子400mで34年ぶりに決勝に進出した中島に「現地でみられた方もそうですし、テレビで見られた方も、たくさんの方々が確認されたと思います。そういった声援なんかも感じたり、またこういった素晴らしい成績の反響なんかお聞かせください」と質問。
中島は「私のレーススタイルとしましては、結構その後半が得意というか、最後の直線に入ってくるあたりでは5番手、4番手の段階からラスト100mでスパートをかけて、予選ではそこで2着に入って、日本新記録っていうところだったんですけど。やっぱりこれだけの方々がスタジアムに来てくださって、自分にあれだけの歓声が向けられるっていう経験は今までなかったわけですから、それで特にラスト100mからスパートをかけていくにつれて、歓声っていうのがどんどん盛り上がってるのが走ってる中でも感じていたので、そういった中で走るっていうことは、本当にいい経験でしたし、そういった歓声があったからこそ、ラスト100m、前の選手と離れていても諦めずに、最後まで走り切ることができるかなというふうに思います」と答えた。
すると室伏長官は「後半のびていく特徴があると思いますけど、どういうトレーニングしたらそうなるんですか」と“鉄人”が中島の驚異のラストスパートに注目し、トレーニング方法に興味を示した。
この質問に中島は「話し出しちゃったらもう2時間くらい喋ることになっちゃうんですけど(笑)トレーニングとしましては、やっぱりフォームをできるだけ維持する。400m最初から最後まで。乳酸が極限まで体に蓄積されて、体がなまりのようになって動かないときでも、フォームを維持するっていうところと、メンタリティとしましては、前に選手が来ても、絶対に焦らずに自分のリズムをキープすることを心がけています」とフィジカルとメンタルの重要性を説明した。
■日本代表選手
中島佑気ジョセフ(男子400m、4×400mリレー)
村竹ラシッド(男子110mハードル)
吉川絢斗(男子20km競歩)
赤松諒一(男子走高跳)
吉津拓歩(男子4×400mリレー、混合4×400mリレー)
小林香菜(女子マラソン)
藤井菜々子(女子20km競歩)
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