
体操界に新たなエースが誕生。パリオリンピック™代表の17歳・岸里奈が悲願の全日本初優勝を果たした。
10月にインドネシア・ジャカルタで行われる世界選手権の代表選考を兼ねた全日本個人総合が19日、群馬・高崎アリーナで女子決勝が行われた。
国内最強のオールラウンダーを決める戦いは予選から激戦に。
予選を終えた時点で1位の岸里奈と2位の杉原愛子(25)の点差は僅か0.067。ひとつのミスが命取りになる接戦の中、決勝では岸が最初の種目・跳馬、続く段違い平行棒で全体1位の得点をマークし、2位を突き放していった。
3種目目の平均台でも大過失なく演技を終え、最終種目の床運動を迎えた。
初優勝が懸かる緊迫した場面。冒頭にH難度の大技“シリバス”を成功させるも、終末技でミスが出た。得意種目だけに、本来の得点とは程遠い12.666と悔しい結果となったが、初のタイトルを手にし涙が溢れた。
昨年は2位、一昨年は3位とあと一歩手が届かなかったタイトルにようやく辿り着いた。
試合後、「やっと掴むことができた優勝。悔しさもあったし、楽しさもあったし、もちろん嬉しさもあった。ミスもあったけど、よく頑張った」と喜びと悔しさを噛み締めた。来月のNHK杯でも勢いそのままに、次世代エースとして世界選手権の切符を掴みに行く。
そして2位は杉原愛子、3位は中学2年生の新星、13歳の南埜佑芽が表彰台に立った。
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