
日本バレーボール協会は17日、2025年度の男子日本代表登録メンバー43人を発表した。石川祐希(29、ペルージャ)や西田有志(25、大阪ブルテオン)、髙橋藍(23、サントリーサンバーズ大阪)らが順当に選出された。初選出は川野琢磨(18、東京グレートベアーズ)ら11人。
主将は引き続き石川が務める。五輪2大会連続出場の西田は昨年のパリオリンピック™後に「4年後のロンドンに向けては休養を挟みたい」と話していたがメンバー入り。山内晶大(31、大阪ブルテオン)、髙橋健太郎(30、ジェイテクトSTINGS愛知)も代表引退を示唆していたが選出された。
今年1月の春高バレーで駿台学園高(東京)の連覇に貢献した川野が社会人になり、初めて日の丸を背負う。また23年のアジア大会でブレイクした高橋慶帆(21、法政大)が名を連ねた。
日本代表は金メダルを目指して臨んだパリ五輪で7位に終わり、フィリップ・ブラン監督(64)からロラン・ティリ監督(61)の新体制へ。東京五輪でフランスを金メダルに導いたティリ監督の国際大会初戦は6月に開幕するネーションズリーグとなる。
※写真は左から石川主将、髙橋藍選手(昨年の合宿より)
■ロラン・ティリ監督 コメント全文
「ロサンゼルス2028オリンピックへの第一歩となる2025年シーズンの登録メンバーを発表できることを大変光栄に思います。世界での競争がますます激化する中、すべてのトレーニング、試合、大会が、ロサンゼルス2028オリンピックの出場権獲得と表彰台に立つという目標につながります。こうした状況の中、2025年は大会を戦うAチームと育成を目的としたBチームを編成し、双方でチーム作りを進めることで、経験豊富な選手たちを休ませ、回復させることができ、新たな才能を発掘し育成することができる唯一の年となります。
2025年の目標は2つです。1つ目は、新しいスタッフ、選手、チーム哲学、指導方法が変化する移行期において、互いにじっくりと理解を深めること。2つ目は、2025年シーズンの開幕、そしてネーションズリーグと世界選手権で好成績を収めることです。
困難や不確定要素は承知の上ですが、私たちは毎年各大会で表彰台を目指します。この高い目標を達成し続けるには、勇気と決意が不可欠です。私たちの野望を果たすことが、ロサンゼルス2028オリンピックへと続く唯一の道となります」
【男子日本代表登録メンバー 43人】
◆セッター
深津英臣(34、ウルフドッグス名古屋)
関田誠大(31、ジェイテクトSTINGS愛知)
大宅真樹(29、サントリーサンバーズ大阪)
永露元稀(28、大阪ブルテオン)
下川諒(25、サントリーサンバーズ大阪)
今橋祐希(24、東京グレートベアーズ)
竹松魁柊(19、国士舘大学2年)
◆アウトサイドヒッター
大塚達宣(24、パワーバレー・ミラノ)
新井雄大(26、広島サンダーズ)
富田将馬(27、大阪ブルテオン)
髙橋藍(23、サントリーサンバーズ大阪)
石川祐希(29、シル・スーサ・ヴィム・ペルージャ)
甲斐優斗(21、専修大学4年)
山崎彰都(27、ウルフドッグス名古屋)
垂水優芽(24、チステルナ・バレー)
後藤陸翔(23、東京グレートベアーズ)
工藤有史(23、VC長野トライデンツ)
水町泰杜(23、ウルフドッグス名古屋)
川野琢磨(18、早稲田大学1年)
安井恒介(24、日本製鉄堺ブレイザーズ)
◆オポジット
西田有志(25、大阪ブルテオン)
宮浦健人(26、ジェイテクトSTINGS愛知)
西山大翔(22、大阪ブルテオン)
高橋慶帆(21、法政大学4年)
◆オポジット/アウトサイドヒッター
山田大貴(23、東レアローズ静岡)
牧大晃(21、筑波大学4年)
◆ミドルブロッカー
小野寺太志(29、サントリーサンバーズ大阪)
山内晶大(31、大阪ブルテオン)
髙橋健太郎(30、ジェイテクトSTINGS愛知)
村山豪(26、ジェイテクトSTINGS愛知)
西本圭吾(26、東レアローズ静岡)
エバデダン ラリー(24、大阪ブルテオン)
麻野堅斗(20、早稲田大学3年)
三輪大将(25、広島サンダーズ)
西川馨太郎(25、大阪ブルテオン)
佐藤駿一郎(24、フリカーニ・ロイマー)
伊藤吏玖(23、東京グレートベアーズ)
◆リベロ
小川智大(28、ジェイテクトSTINGS愛知)
高橋和幸(25、ジェイテクトSTINGS愛知)
山本智大(30、大阪ブルテオン)
藤中颯志(25、サントリーサンバーズ大阪)
髙木啓士郎(23、広島サンダーズ)
森愛樹(26、日本製鉄堺ブレイザーズ)
■男子ネーションズリーグ 予選ラウンド日程
第1週 2025年6月11日~6月15日@中国
第2週 2025年6月25日~6月29日@ブルガリア
第3週 2025年7月15日~7月20日@日本・千葉
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