■侍ジャパン強化試合　「ラグザス　侍ジャパンシリーズ　2025　日本5ー0オランダ」　（5日　京セラドーム大阪）

井端弘和監督（49）が率いる侍ジャパンはオランダに快勝した。初回に水谷瞬（23 日本ハム）の先頭打者弾で先制、6回に髙部瑛斗（27 ロッテ）が2点適時打、8回には細川成也（26 中日）、海野隆司（27 ソフトバンク）が適時打を放ち加点した。先発・宮城大弥（23 オリックス）が3回パーフェクトの4奪三振、後を継いだ5投手でオランダ打線を1安打2四死球11奪三振に抑える完封リレーを見せた。

先発・宮城大弥（23 オリックス）は今回の28選手中で唯一、前回のWBCに選出されている。宮城は初回、オランダ打線をわずか9球で三者凡退に抑える。

スタメンは1番DH・水谷瞬（23 日本ハム）、2番ショート・長岡秀樹（23 ヤクルト）、3番サード・佐藤輝明（25 阪神）、4番ライト・万波中正（24 日本ハム）、5番ファースト・大山悠輔（30 阪神）、6番レフト・細川成也（26 中日）、7番セカンド・吉川尚輝（30 巨人）、8番キャッチャー・山本祐大（26 DeNA）、9番センター・髙部瑛斗（27 ロッテ）のオーダーを組み、初選出では水谷、長岡、細川、髙部が4名を連ねた。

オランダの先発は右腕K.ケリーに水谷が2球目の148キロ・ストレートを叩き、左中間スタンドへソロを叩き込み先制。佐藤輝のヒットと万波の四球で2死二・三塁と好機を作るが細川は空振り三振に倒れた。

宮城は2、3回も1人の走者を許さず外野への飛球も1人のみ。宮城は最速151キロの直球にカーブ、スライダー、チェンジアップと多彩な変化球を交え3回を投げ40球、無安打、無四死球、4奪三振の好投を見せた。

打線は2回に吉川が中安打、3回も長岡が四球でともに先頭打者で出塁するがつながりを欠いた。

4回、2番手・塹江敦哉（28 広島 初選出）が先頭・ディダーに死球も後続打者を抑える。4回の攻撃で1死から吉川が中安打も山本は三ゴロ併殺打に打ち取られた。

5回、3番手・橋本侑樹（27 中日 初選出）が先頭の5番・ケンプにレフトフェンス直撃にツーベース、トロンプの遊ゴロで1死三塁も右打者セラッサを見逃し三振、左打者クローズを中飛に打ち取った。

6回、4番手・今井達也（26 西武）が1死からディダーに四球もグレゴリアスを一邪飛、プロファーを見逃し三振に斬って取った。

6回の攻撃で先頭・万波がレフト線にツーベースで代走・梶原昂希（25 DeNA 初選出）、大山は四球、1死後に吉川の打席で梶原と大山が重盗を決める。吉川は四球で1死満塁とすると山本は三ゴロも髙部がレフト前に2点タイムリーを運び、3ー0とする。

今井は7回も続投し三者凡退に抑える。8回は5番手・石井大智（27 阪神 初選出）も2つの三振を奪い3人で退ける。

8回の攻撃で途中出場・廣瀬隆太（23 ソフトバンク 初選出）が左安打に暴投で無死二塁から細川がレフトへタイムリーを運び、1死後に途中出場・海野隆司（27 ソフトバンク 初選出）がライト線にタイムリーツーベースを飛ばし、5ー0とリードを広げた。

9回は6番手・常廣羽也斗（23 広島 初選出）も三者凡退に抑え試合終了。

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