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34年ぶりに東京で行われる世界陸上日本代表に女子やり投の北口榛花(26、JAL)に次いで日本勢2人目の代表内定となった35km競歩連続メダル(22年オレゴン銀、23年ブダペスト銅)の川野将虎(26、旭化成)。去年の10月27日に山形県高畠市で行われた日本選手権35km競歩兼全日本競歩高畠を世界新記録で優勝し、世界陸上3大会連続の代表入りとなった。世界記録保持者がいよいよ今年9月の東京2025世界陸上で悲願の頂点を狙う。
【写真を見る】競歩・川野将虎 35km世界新も「ここからがスタート」東京2025世界陸上で悲願の頂点へ
世界新記録だが「ここからがスタート」
川野将虎:
自分自身、まだ世界一、世界でチャンピオンにもなっていないので、世界記録は出たのですけれども、ただ自分自身、その世界一になったとか、そういう感覚ではなくて、あくまでここからがスタートだなっていう風に思っている。
名前“まさとら”は武将好きの父が
川野:
父親が戦国武将とかが好きなタイプなので、僕が寅年生まれで“虎”を使って名前を付けたいと、最初は上杉謙信の旧名の“景虎”をつけたいっていう話だったが、祖母がさすがにちょっと“景虎”は…と。最終的に将軍の“将”に“虎”という名前の“将虎”(まさとら)になりました。
高校から始まった競技人生だった。記録を伸ばす喜びが、いつしか日本を背負う存在に成長させた。
川野:
高校に入って本格的に駅伝を走りたいと思って、陸上部に入りました。僕が入学したタイミングに強豪校の先生が新しく赴任してくださっていて、その先生が競歩の専門の方だったのがきっかけです。自分自身、最初にインターハイ予選で5000mにエントリーしたいっていう話をその先生にしたんですけれども、実際にエントリーリストを見てみたら、5000m競歩にエントリーしていた…というのが競歩を始めたきっかけです。
大記録を打ち出しても慢心はない。ただ、手ごたえは感じている。
川野:
あの時(高畠競歩)は世界記録を狙うとかではなくて、代表権を獲得するためにベストを尽くした。その結果がそういう記録だった。プレッシャーが無いとパフォーマンスを発揮できないタイプ。良い時は本当に自分の中でいい緊張感をコントロール出来ている時だなと思います。
“記録は記録で”チャンピオンになったわけでもない
これまで、メダルを獲得しながらも頂点があと一歩遠かった世界陸上。9月、東京2025世界陸上で目指す場所はただ一つ。
川野:
今回、世界記録を出して代表内定ができたんですけれども、やっぱり先ほども話した通り、記録は記録で、まず世界の舞台でチャンピオンになったわけでもなくて、これからはその東京世界陸上に向けて、自分自身はチャレンジャーとして臨んでいきたいなというふうに思っています。
東京2025世界陸上
<9月13日(土)~21日(日)国立競技場で開催>
▼男子35㎞競歩
9月13日(土)決勝
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