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DeNA・山本祐大「プロ入る前から守備の方は誰にも負けない」独立リーグ出身初栄冠 早くも来季へ「イメージとかプランとかも立てている」【GG賞表彰式】

スポーツ
2024-11-28 22:46

「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式が28日、都内のホテルで行われ、捕手部門では26年ぶりの日本一となったDeNAの山本祐大(26)が初受賞した。


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独立リーグ出身選手として初の快挙

独立リーグ出身の選手としては全ポジション含め両リーグ通じて初の快挙となった。自慢の強肩で何度もピンチを阻止した頼れる女房役として投手陣を牽引した。京都翔英高から滋賀ユナイテッドベースボールクラブ(17年)と独立リーグに所属する進路を選んだ。その秋には横浜DeNAからドラフト9位の指名を受けた。


 独立リーグから這い上がり、プロの栄冠である、守備のスペシャリストの証となるゴールデン・グラブ賞の受賞となった。その喜びを伝えるべく喜入友浩キャスター(31)が聞いた。(ちなみに喜入キャスターは東京大学野球部(13年〜17年)に在籍し、捕手として六大学野球リーグでプレー。14年から正捕手として活躍し、16年には大学日本代表(六大学選抜)に入りを果たした球児であった)


「プロ入る前から守備の方は誰にも負けない」と自負

Q:「おめでとうございます!」率直な気持ちは…
山本祐大:

本当獲りたかった賞なので、獲れてまた実感してますし、嬉しいなと思ってます。
Q 獲りたかった想いとは
山本:

プロ入る前から守備の方は誰にも負けないっていう自負もしてましたし、自分にもそう言い聞かせたので、この賞はそういう賞だと思ってるので、そういったものも含めて獲りたかったなと思ってました。


Q:プロ7年目、ここまで振り返ると
山本:

なかなかいろんな所でいろんな道行きましたけどプロに入って7年間ですけど、地道にやってきた所が結んできてる形ではあるので、本当、努力は裏切らないですし、もっともっとそういう成果をつけていきたいなと思ってます。
Q:独立リーグ出身の選手という面では
山本:

独立リーグの選手というのは、なかなか大学の選手に比べたりとか、高卒の選手に比べたり、社会人の選手に比べたりという所では、なかなか評価されにくいと思うのですけど、僕が頑張ることによって、そういう評価が変わっていければ、僕自身も嬉しいですし、独立リーグも盛り上げれると思うので、そういうのも含め、頑張りたいなと思ってました。
Q:プロに入って、どう努力していこう、どんな戦略があったのか
山本:

もちろん素晴らしいものは学んで“自分のものに”という所を考えてましたけど、自分の色も大事にと、自分がやれる事だったり、自分の武器みたいなものは、誰にも負けないぞと思いながらやってたので、その負けん気も良かったんじゃないかなと思ってます。



Q:7年は長かったか
山本:

いや、あっという間ですね。
Q:思い描いた事、力を押してくれた言葉、どんな事が励みになった?
山本:

思い描いた事で言うと、こうやって賞を獲る所をずっと思い描いてましたし、日本を代表するキャッチャーになるという所は、常日頃、自分でも思って行動してるので、そこはずっとありましたし、言葉で言うといろんな方々の支えというか本当に人に恵まれてるなっていうのが僕は感じるので、いろんな人に感謝したいなと思っています。


キャッチャーのやりがいとは

Q:キャッチャーやっていてよかったなと思う事は
山本:

やっぱりピッチャーの方が最後、僕の事を「僕のおかげだ」と言って頂ける所は嬉しいです。なかなか陽が当たらないポジションなので、そういった所でスポットライトが当たるというのは、やりがいを感じます。
Q:どんな時、どんな所でやりがいを感じるか
山本:

ヒーローインタビューも嬉しいですし、直接言われる事はなかなかないのですけど、記事とか見た時に僕の名前が載ってると「そういうふうに思ってくれたんだ」みたいなのは感じるので、一番でいうと記事とかじゃないですかね。 
Q:キャッチャーの良さとは?
山本:

やっぱり僕がサイン出さないと試合は始まらないですし、勝利に直結するポジションだと…フィールド上の監督って言われているので周りもよく見えますし、そういった面では周りを動かせるという所はキャッチャーの醍醐味でもありますし、すごくいい所なのではないかとは、思っています。


ファンがスタジアムを埋めてくださる「幸せなんだなって」

Q:キャッチャーは1人だけ反対方向を向いている。横浜スタジアムの景色は?
山本:

ファンの方が毎日満員で埋めてくださるというか、当たり前の光景になっていますけど、すごくそれを当たり前じゃないことなんだなって幸せなんだなって思いながら、試合に出てます。
Q:今シーズンは心掛けた事は
山本:

やっぱりうまくいかない事がほとんどなんですけど、うまくいかない事を糧にじゃないですけど、一つ一つ課題を潰しながらという所は、 143 試合戦える意味では大事な所なのではないかなと、思います。


Q:キャッチャーとして配球するのは“いいイメージ”か“ちょっと悪い方向も計算しながら”か?
山本:

僕は悪い方向をすごい計算してしまうので、リスク的には回避出来る所はあるのですけど、なかなか勝負しづらい所も出てくるので、うまく使い分けられたら、いいなとは思ってます。


来季の「大体イメージとかプランとかも立てている」

Q:来シーズンはどんなリードをしたいか
山本:

大体イメージとかプランとかも立てているのですけど(Q:『早いですね!』)。怪我してちょっと考える時間もあったので、それも含めて、結果的に優勝争いする時に、もっと自分達が出せる力を最大限発揮できるような攻め方をシーズンを通して出来れば、おのずと勝ちも近いのではないかなと思ってます。
Q:攻め所?リードの切り替え所の事か? 
山本:

そうですね。
Q:離れていたクライマックスシリーズ、日本シリーズはどんな思いだったか?
山本:

やっぱり、自分に腹立たしさが残るというか、怪我っていうところは本当にもう自分の責任なので、すごくつらかったですけど、もうチームが勝ってる以上、チームのために何が出来るかを考えて、最後、ベンチとか入れましたし、僕にとってもすごくいい経験だったなというのは感じてます。
Q:来年に挑みたい事は
山本:

モチベーションもかなり上がってますし、なかなか試合に出るのって当たり前の事じゃないですし、いろんな人に支えて貰っている事を感じたので、(試合に)出て恩返し出来るようにしたいなと思います。


Q:今後はどんなキャッチャー像を思い描いているのか?
山本:

本当に獲ったからには、何年も連続で何回も獲れるような選手になりたいですし、日本を代表するようなキャッチャーになるっていうのは、僕の中でまだまだ届いてない所だと思うので、1つ(賞を)頂いたからにはしっかり覚悟を持ちながら来年もまた挑んでいきたいなと思っています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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