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長澤まさみ「事前準備に時間をかけたい」 取材にも同行、広瀬奈々子監督とつくり上げた『このごにおよんで愛など』

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2026-11-08 12:00
長澤まさみ「事前準備に時間をかけたい」 取材にも同行、広瀬奈々子監督とつくり上げた『このごにおよんで愛など』
映画『このごにおよんで愛など』(11月27日公開)場面写真(C)2026 K2 Pictures 
 俳優の長澤まさみが主演し、柄本佑、石橋静河が共演する映画『このごにおよんで愛など』(11月27日公開)から、長澤演じる絵本作家・小島詩の新場面写真3点が公開された。長澤は撮影前から本読みに参加し、広瀬奈々子監督による当事者への取材にも同行。自由奔放で周囲を振り回す一方、どこか憎めない詩という人物を、同世代の監督とつくり上げた。

【画像】詩の飾らない素顔や等身大の魅力を捉えた場面写真

 『夜明け』(2019年)で長編監督デビューを果たした広瀬が、自ら企画・脚本を手がけた長編第2作。友人のレズビアンカップルが精子提供で子どもを授かったことをきっかけに、さまざまな家族のあり方を描こうと構想した。撮影監督のヤオ・ホンイーら台湾のスタッフを迎え、日台合作で制作された。

 詩は、保険会社に勤める杜夫(柄本)と結婚して3年になる。同性愛者であることを夫に明かせないまま、担当編集者の倉持潤奈(石橋)とも恋人関係を続けてきた。夫と恋人のどちらかを選ぶことに納得できない詩は、「たとえば、3人で子どもを作るのはどうかな?」と提案。戸惑う杜夫と潤奈を巻き込み、3人での暮らしが始まる。

 長澤は『モテキ』(2011年)で主人公を翻弄するヒロインを演じ、『MOTHER マザー』(2020年)では息子を追い詰めていく母親を演じた。『ドールハウス』(2025年)での迫真の演技や、約22年ぶりの出演となった『ゴジラ-0.0』(公開中)でも注目を集めている。広瀬監督とは『海街diary』(2015年)で、出演者と監督助手として同じ現場に立っている。今回は主演俳優と監督として作品に向き合った。

 本作で長澤が演じる詩は、自由奔放な言動で周囲を振り回しながらも、どこか憎めない人物だ。広瀬監督は、そんな詩を演じる俳優には「圧倒的な華がある方がよかった」と、長澤を起用した理由を語る。

 オファーを受けた長澤は「同年代の監督とご一緒できる機会もあまりないので、事前準備に時間をかけたい」と自ら申し出た。クランクイン前から本読みや取材を重ねて役への理解を深め、広瀬監督は「同じ目線で一緒にものづくりをしてくれた」と振り返っている。

 撮影現場でも、長澤の細やかな気配りが、キャストやスタッフが自由に意見を口にしやすい雰囲気につながったという。

 場面写真には、行きつけのバーでおしゃれを楽しみ、無邪気に笑う詩や、自宅の階段からジャージ姿で顔をのぞかせる詩が写っている。木漏れ日の中で遠くを見つめるカットでは、それまでとは違う表情も見せる。思い切った言葉で周囲を振り回す詩が、大切な人たちとどう生きていくか、自分でも答えを見つけられずにいる。長澤は、その迷いまで詩の表情ににじませている。

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