エンタメ
2026-11-06 14:00
俳優の佐野史郎が、2027年放送のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』に出演することが発表された。佐野が演じるのは、幕府を代表する儒学者・林復斎。ペリー来航時に外交交渉の最前線に立ち、日米和親条約の締結に携わった人物だ。大河ドラマへの出演は今回で6作目となる。
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林復斎は、儒学者・林述斎の四男として生まれ、幕府直轄の最高学府「昌平坂学問所」の大学頭を代々担う林家の当主となった人物。250余年にわたる日本外交の記録をまとめた『通航一覧』全350巻の編纂にも携わり、外交の生き字引として知られる。
ペリーが来航すると、特命全権大使にあたる応接掛に任命され、翌年の再来航時には横浜村での交渉を一任された。漢文を介して開国を迫るペリーと対峙し、「鎖国を解いて国は開くが、通商は断固拒否」という交渉を展開。日米和親条約を締結した。
佐野は今回の出演について、幕末から明治新政府が成立する時期が、現在の国家の形態の礎となった時代であることに触れ、「混沌とした内外の政治状況の中で、今回描かれる大河ドラマの果たす役割が非常に重いと実感する」とコメント。
さらに、当時の出来事を検証し直すことで「今ある姿を、これからを見誤ることなく選ぶことができるかもしれない」と作品への期待を寄せた。
佐野は過去に大河ドラマ『西郷どん』で井伊直弼を演じており、今回は開国や交易を迫るペリーと渡り合う林復斎役で再び幕末を舞台にした作品に参加する。「血塗られた幕末から維新へと至る戦の史実から目を逸らしてはならないだろう」と、歴史を描く作品に向き合う姿勢を示した。
佐野は1955年生まれ、島根県出身。1975年に劇団「シェイクスピア・シアター」の創設メンバーとして参加し、1986年公開の映画『夢みるように眠りたい』で主演を務めた。ドラマ『ずっとあなたが好きだった』で桂田冬彦役を演じ、広く知られるようになった。NHKでは『翔ぶが如く』『花の乱』『一路』など数多くの作品に出演している。
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