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原田マハの初監督作『無用の人』サン・セバスチャン映画祭で2賞受賞 国際批評家連盟賞は16年ぶり

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2026-09-28 08:40
原田マハの初監督作『無用の人』サン・セバスチャン映画祭で2賞受賞 国際批評家連盟賞は16年ぶり
原田マハ、初監督作品『無用の人』で「第74回 サン・セバスチャン国際映画祭」国際批評家連盟賞、アテネオ・ギプスコアノ賞をW受賞
 作家・原田マハの初監督映画『無用の人』(2027年1月29日公開)が、スペインで開催された「第74回サン・セバスチャン国際映画祭」で国際批評家連盟賞とアテネオ・ギプスコアノ賞を受賞した。主演は蒼井優。原田が自著の短編を原作に、脚本も手がけた。

【動画】原田マハ初監督作『無用の人』特報

 国際批評家連盟賞は、各国の映画批評家で構成される国際映画批評家連盟(FIPRESCI)が選ぶ独立賞。同賞は、1998年に是枝裕和監督作『ワンダフルライフ』が受賞しており、日本映画としては2010年の河瀬直美監督作『玄牝 -げんぴん-』以来16年ぶりとなる。もう一つのアテネオ・ギプスコアノ賞は、地元の文化団体が選出する賞で、配給元によると、今回は審査員5人の全員一致で決まったという。

 現地時間9月26日の授賞式に出席した原田監督は、「幸せな読書体験を届けるために、小説家として、20年間書き続けてきました。今度は幸せな映画体験を届けたいと思いサン・セバスチャンに来ましたが、私が最も幸福な映画体験をさせていただきました!」と喜びを語った。

 さらに「芸術と平和、そして映画を愛するサン・セバスチャンでのプレミアは非常に意義がありました。2つも賞をいただき、最高にうれしいです!」とコメントしている。

 本作の原作は、原田の短編集『あなたは、誰かの大切な人』(講談社文庫)に収録された一編「無用の人」。蒼井演じる主人公・聡美は、勤め先の美術館に届いた謎の鍵をきっかけに、亡くなった父の記憶をたどり始める。やがて、家族も知らなかった父の晩年の姿が明らかになっていく。

 同映画祭で現地時間9月21日にワールドプレミアが行われた。今後は第31回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門でも上映される予定で、フランス、韓国、台湾、香港での配給も決まっている。

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