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ソン・イェジン、4年ぶり復帰作での役作りは「悩みの連続」 チ・チャンウク&ナナが明かす共演秘話も Netflixシリーズ『スキャンダル』【インタビュー】

エンタメ
2026-09-19 00:00
ソン・イェジン、4年ぶり復帰作での役作りは「悩みの連続」 チ・チャンウク&ナナが明かす共演秘話も Netflixシリーズ『スキャンダル』【インタビュー】
Netflixシリーズ『スキャンダル』に出演する(左から)ソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナ
 俳優のソン・イェジン、チ・チャンウク、ナナが出演するNetflixシリーズ『スキャンダル』が、18日より世界独占配信を開始した。同作は、ペ・ヨンジュン主演で大ヒットを記録した同名映画を基にした新たなドラマシリーズで、愛欲を持つこと自体がタブー視されていた時代背景下での貴族たちの愛憎劇を鮮烈に描く。

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 『39歳』以来、約4年ぶりのドラマ復帰を果たすソン・イェジンは、恋愛も誘惑も禁止され、女性であるがゆえに多くの制約が課されていた時代に、類まれなる才能を兼ね備えたチョ夫人を演じる。プレイボーイで、出世よりも快楽と刺激を求めるチョ・ウォンをチ・チャンウクが、夫を亡くし慎ましい生活を送る令嬢・ヒヨンをナナが演じている。今回オリコンニュースでは、3人にインタビューを実施。出演を決めた理由や役作り、役どころについてや、共演秘話などを語ってもらった。

■ソン・イェジン、4年ぶりドラマ出演の理由「キャラクターがとても魅力的」――本作は、危険な恋の駆け引きをテーマとしており、また刺激的なシーンもある大人の恋愛作品です。特に、ソン・イェジンさんは『39歳』以来、4年ぶりのドラマ出演となるのですが、本作への出演を決めた理由を教えてください。

ソン・イェジン:まずチョ夫人というキャラクターがとても魅力的だと思いました。本作は人間の欲望や本能的な感情を描いた物語ですが、あらゆることがタブーとされた朝鮮時代を背景にして人間の本能を描くという点も魅力的に思えました。

チ・チャンウク:本作は『危険な関係』という原作小説を再解釈したドラマですが、文字通り、登場人物の関係が興味深くて面白いと思いました。そしてチョ・ウォンという人物を演じてみたいという欲や願いもありました。台本を読んだ時、そんなさまざまな思いが一気に押し寄せてきました。

ナナ:一度も表現したことのない私の新しい一面を見せられるキャラクターだと思いました。ヒヨンと私は似ている点が多いことにも気づいたので、ヒヨンを理解して共感しながらうまく表現できるだろうと思って出演を決めました。

――今回の作品では妖艶さや大胆な演技を披露されていたと思いますが、役作りで準備されたことを教えてください。チ・チャンウク:僕は今回、キャラクターの内面について深く考えて役作りをしましたが、監督とのコミュニケーションにもこだわりました。チョン・ジウ監督が創り上げる物語はどんな物語になるのか、本作におけるチョ・ウォンはどんな方向で表現されるのか、それらについて監督と話し合うことに一番こだわりました。

ソン・イェジン:役作りでこだわった点について1つだけ挙げるのは難しいですね。俳優が作品をどう解釈するかによって、そのキャラクターの性格や雰囲気、作品全体が決まってくるので、結果的に作品の解釈はとても大事です。私がチョ夫人をどう解釈するか、台本を見ながら悩み、また、監督との話し合いを通して、チョ夫人について知りたいと思いました。チョ夫人は一筋縄ではいかない人物だからです。複数の感情のレイヤーが折り重なっているので、私自身も宿題をこなすような気分でした。このシーンでチョ夫人の本心はどうだったのか、そんなことを絶えず考えていたので1シーン1シーン、全て悩みの連続でした。

ナナ:一番大事だと重点的に思ったのは、ヒヨンには子どものように純粋に見つめる目と心が必要だということでした。ヒヨンは閉ざされた空間にいて、目にするもの全てが見慣れず、初めてという状況が多かったのですが、大人になった今の私なら、そんな状況にもっと柔軟に対処できたと思います。でもヒヨンはうまく対処できないので、子どものように臆病になっていました。見慣れないものと向き合った時のヒヨンを、体でも行動でもまなざしでも表現しなければならないと思ったので、ヒヨンの純粋さを引き出すことに注意を傾けて役作りをしました。

■チ・チャンウク、ソン・イェジン&ナナの演技を絶賛「とてつもない緊張感」――作品中の人物たちは制約を課された時代を生きていますが、「社会から求められる自分」と「本当に自分が望んでいる人生」の間で葛藤する姿は、2026年を生きる私たちにも通じるように思います。それぞれ、ご自身のキャラクターに現代人との共通点を感じた部分はありますか?

チ・チャンウク:人間が感じる本質的な欲望や人間関係は、制約のある過去の社会にも存在し、今も存在しています。ですから今の時代にも確かに共感できる物語です。それはある意味、古典の力だと思います。原作は1700年代に書かれた古典小説ですが、現代の人々にとって非常に興味深いテーマです。つまり数百年前にもこのような感情が存在していたということで、今も当時と変わらないと思いました。

ソン・イェジン:本作は究極的な愛の物語であると同時に、自己実現に関する物語でもあると思います。それぞれのキャラクターが自分を見つめて、自分を知っていく旅の過程が描かれています。もちろん、その旅はとても苦しくて危険で、簡単なものではありません。壁にぶつかった時、果たして私はどんな選択をするのだろうかと考えてみました。

本作ではキャラクターごとにそれぞれの選択をしますが、そこにその人物本来の姿が浮き彫りにされます。昔から今まで、私たちは誰もがなぜ生まれてきたのか、自分はこの世に生まれて何をすべきか、自分は誰なのかと考えてきましたが、本作にはそのようなことも描かれています。本作はとても普遍的な物語であり、これまでも、そして、これから10年経っても、この物語は興味深いモチーフになり得るのではないかと思います。

ナナ:最近の人々は、過去の時代の人々よりも自分のための人生を生きていると思います。ヒヨンを例に挙げると、ヒヨンは朝鮮時代を生きる人物ではありますが、現代を生きる女性との共通点があると言えます。現代を生きている主体的な女性たちは自分のために、自分の望む方向に突き進んで幸せを求めて選択しながら人生を築いています。その点がヒヨンとの共通点だと思います。

――共演する中でお互いの俳優としての魅力をどこに感じましたか?それを感じさせるシーンもあれば教えてください。 チ・チャンウク:第2話のエンディングシーンをふと思い出しましたが、あのシーンは確か最初の撮影だったと思います。

ソン・イェジン:そうです。初めて2人で撮ったシーン。

チ・チャンウク:ソン・イェジン先輩と初めて撮影したシーンが第2話のエンディングでした。初めての撮影としては、とてもプレッシャーの大きいシーンだったんです。こんなに長いシーン、しかも大事なシーン、最高潮のシーンを最初に撮るって?そんな段取りをした監督が恨めしく思えましたが、やり遂げなければなりませんでした。そのシーンで初めて共演したのですが、とても大きな力を感じました。とてつもない緊張感がありました。そのシーンの撮影を終えて家に帰る途中、いつになく疲労困憊(こんぱい)で体の痛みを感じましたが、それほど緊張していたということです。僕はそれがうれしかったです。

ソン・イェジン:うれしかったんですか?

チ・チャンウク:はい。だからうれしかったんです。緊張感が必要なシーンでしたが、体が痛くなるほど緊張して、密度の濃い撮影をやり遂げられたので、とてもうれしかったです。先輩と共演した中で、一番インパクトがあったので真っ先に思い出しました。

ヒヨンを演じたナナさんについては、ヒヨンが劇中、家に逃げ帰り、チョ・ウォンが雨に濡れる第5話のエンディングで「生きたいです」と言うヒヨンの姿が衝撃的で印象深かったのを覚えています。そのシーンを撮影する時は僕も大変でしたが、たぶんナナさんは僕以上に大変だったと思います。現場の状況もかなりタイトで、他の俳優たちも疲れて苦労していたので、そのシーンの撮影では周りを応援してあげたいし助けてあげたいと思いました。でも、そんな中で感情をうまく表現する姿が僕にとってはとても印象的で衝撃的でした。

ソン・イェジン:いいシーンが数えきれないほど多いので、1つのシーンだけを選ぶのは難しいですね。チ・チャンウクさんが登場するシーンの全般で、感情の起伏が巧みに表現されています。ストーリーが展開するにつれて、チョ・ウォンのもどかしさや息苦しさも見事に描かれていて、画面を見ながらも、チ・チャンウクさんが本当に役に没入して演じているのが分かりました。チョ・ウォン役がチ・チャンウクさんでなかったら、他に誰ができただろうかと思うほど、各シーンに合った演技をされていました。

だからこそ1シーンだけを選ぶのは難しいですが、ふと思い出したのは、後半になるにつれて葛藤が激しくなり、チョ・ウォンがチョ夫人を恨むように大声を張り上げるシーンです。その姿は幼い頃のチョ・ウォンのようでもあり、チョ夫人は「ウォン」と呼び止めます。そのシーンでのチ・チャンウクさんの姿がとてもリアルで、強く印象に残っています。

ナナさんが登場するシーンも印象深いシーンが多かったです。イメージとしては初めて登場して、スローモーションで駕籠(かご)を閉める時のナナさんの表情がまるで迷子になった小鹿のような感じでした。ヘアメイクもそうでしたし、たたずまいやまなざしからも感じられました。「誰も私に手を出さないでください。私は弱い存在です」という声が表情から読み取れました。そのシーンは初めて見るナナさんの顔で、とても印象的でした。

ナナ:ソン・イェジン先輩と撮影しながら、チョ夫人の悪のまなざしを一度も見たことがありません。いつも善の目をしていましたね。ソン・イェジン先輩の目を見ていると、その中に人が見える気がしました。チョ夫人の中に、さらに深みのあるソン・イェジン先輩がいるように思えたんです。善良さをたくさん持ち合わせているんだなと思い、だからもっと信頼したくなりましたし、信頼できるまなざしを見せてくださいました。

ソン・イェジン:ダマされたわね。

ナナ:そんなふうに信頼できるまなざしを向けてくださったのを覚えています。そして、チ・チャンウクさん演じるチョ・ウォンからは、優しさと冷たさを持ち合わせた印象だけでなく、悲しさや虚しさまで、ありとあらゆる多様な感情が目から感じられました。それはいろいろなことを考えさせてくれる感情でした。私が守ってあげたいと思ったり、反対に私を守ってくれるようにも思えたり、信じてついて行きたい気持ちになりました。チ・チャンウクさんは、現場で演技する時も全てにおいて頼もしく、私の救世主のような印象もあり、心が温かくなってうれしかったです。

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