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山田涼介、初のソロアジアツアー開幕 深紅のステージで1万人魅了「Bloomin'」現地語歌唱も【ライブレポート】

エンタメ
2026-09-07 04:00
山田涼介、初のソロアジアツアー開幕 深紅のステージで1万人魅了「Bloomin'」現地語歌唱も【ライブレポート】
ソロアジアツアー『Ryosuke Yamada ASIA TOUR 2026 Red.Y』より
 7人組グループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が5日、6日の2日間、台湾・台北で自身初となるソロアジアツアー『Ryosuke Yamada ASIA TOUR 2026 Red.Y』を開催した。迫力ある映像や照明、ダンス、そして表現力を存分に生かしたパフォーマンスで、台北会場を深紅に染め上げた。(以下、ネタバレ含みます)

ライブ写真】深紅に包まれる会場の中で存在感を放つ山田涼介

 台北公演は、2公演で計1万人のファンを動員。約2時間で全36曲を披露した。

 万全な状態で臨むため、早めに台湾入りして精力的にリハーサルに参加。7月に幕を閉じた「Ryosuke Yamada DOME TOUR 2026 Are You Red.Y?」から曲順を組み替え、ファンから長年愛されてきたHey! Say! JUMPの歴代の代表曲も、アジアツアーならではのスペシャルメドレーとして再構成した。楽曲同士のつなぎからステージ上の動線、細かな演出に至るまで確認を重ね、日本国内のドームツアーとは異なるステージをアジアのファンへ届けるべく、入念に準備を進めた。

 その成果を同ツアーの幕開けを飾る台北公演で披露。場内が暗転し、巨大スクリーンにオープニング映像が映し出されると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。深いVネックのセクシーな赤のステージ衣装に身を包んだ山田が、鮮烈な赤の世界の中に姿を現し、「RED」でライブの幕を開けた。

 ステージ全体を通して貫かれたのは、鮮明な「RED」の世界観。大型LEDビジョンや幾重にも重なる照明、さまざまなステージ演出によって空間の表情を次々と変化させていく。会場全体を深紅の光で包み込み、力強く刺激的なビジュアルで圧倒する場面がある一方、演出をあえて削ぎ落とし、山田一人に視線を集中させるシーンも。歌声、ダンス、表情そのものがステージの核となり、1人の表現者としての存在感を際立たせた。

 グループでのステージとは異なり、大きなステージの中央に1人で立つことで、長年培ってきた高い表現力がより鮮明に浮かび上がった。アップテンポなダンスナンバーでは、ダンサーとともにキレのある緻密なダンスを披露し、目まぐるしく変化するフォーメーションで観客を釘付けに。楽曲の世界観が変われば、視線や表情、歌声だけで会場の空気を一変させる。鋭い眼差しで大人の色気を漂わせたかと思えば、次の瞬間にはファンに向けて満面の笑みを見せるなど、次々と異なる表情に、会場は絶え間なく歓声が上がった。

 ソロデビュー曲である「ミステリー ヴァージン」も披露。デビュー前から歌唱するソロ曲「アジアの夜」は、和アレンジでパフォーマンスした。深紅に染まったステージと鮮やかなコントラストを描く、きらびやかなブルーの衣装で登場。ダンサーたちと息の合ったパフォーマンスを披露し、山田の背後から幾重にも腕を広げる“千手観音”のようなフォーメーションを展開。まるで一輪の深青の花がステージ上で一気に咲き誇るかのような圧巻の光景で、観客を魅了した。

 そして、近年のソロ楽曲に加え、Hey! Say! JUMPの数々の名曲をスペシャルメドレーとして披露。時代を彩ってきた楽曲のイントロが次々と流れるたびに、客席からは歓声が巻き起こった。

 MCタイムに入ると、「大家好我是山田涼介!好久不見!(皆さんこんにちは、山田涼介です!久しぶりです!)」と現地語であいさつし、今回の台湾滞在中のエピソードをファンに紹介。台北公演の成功を祈願するため、同日の朝、「縁結びのご利益がある」といわれる寺院(霞海城隍廟)を訪れて参拝したことを明かした。しかし、肝心の寺院名が思い出せず、約5000人のファンに助けを求める一幕も。すると客席のあちこちからさまざまな答えが飛び交い、山田は聞き取ろうと耳を傾けるものの追いつかず、思わず「みんな、まとめてしゃべって!(笑)」と呼びかけた。会場全体を巻き込んだ思わぬクイズ大会のような展開となり、ほほ笑ましいやり取りに会場は笑いに包まれた。

 山田のライブではおなじみとなっている「水分補給タイムのBGM」も、公演地に合わせた特別バージョンに。山田が水を飲み始めると、会場には台湾らしさを感じさせる音が流れ、「なるほど、台北公演で水を飲むと、台北バージョンの音が流れるんだね」と笑顔を見せ、再び会場は大盛り上がり。何気ない水分補給の時間も、台北ならではの楽しい交流のひとときとなった。

 台湾のファンとライブで顔を合わせるのはHey! Say! JUMPとして訪れた2019年以来、7年ぶり。山田は、アリーナからスタンドまでステージの隅々まで足を運び、手を振りながら積極的にファンとコミュニケーション。広い会場を、まるで一人ひとりのファンと直接向き合うかのような距離感へと変えていった。1人でステージを背負う圧倒的な存在感、歌とダンスの中で見せる繊細な感情表現、そしてファンに向ける飾らない笑顔。そのすべてから、Hey! Say! JUMPとしての活動と並行しながら、近年ソロアーティストとしても歩みを重ねてきた山田の成熟と自信が感じられるステージとなった。

 本編最後に流れるエンドロール映像は、日本から台湾へ向かう機内の様子から、松山空港到着の様子、さらにはライブ前日に実施した記者会見や、会場へ移動しライブ本番を迎えるまでの一連を撮影し、即編集したものを撮って出しという臨場感あふれるドキュメンタリー仕立てのスペシャル映像を流した。

 アンコールのラストには、台北公演に集まったすべてのファンへ「Bloomin'」を届け、7年ぶりの再会を温かく締めくくった。楽曲の終盤では、歌詞の一部を現地語に変えて歌唱。「君を想うこの愛を、手のひらに抱える一輪の花にして」「これから先の道にも、変わらず君がいてほしい」といった想いを込めた言葉を、現地語でファンへ届けた。思いがけない現地語での歌唱に会場からは歓声が沸き起こり、「Bloomin'」は台北公演だけの特別な一曲に。心のこもったサプライズに、ファンも感動に包まれた。

 熱狂の中で最高のスタートを切った初のソロアジアツアー。日本でのドームツアーとは異なるセットリストと構成によって、国内ツアーの延長ではなく、新たに作り上げられたステージに。大切なすべての「Red.Y」(山田涼介のファンネーム)へ届ける、アジアツアーならではのスペシャルな時間となった。同ツアーは台湾公演を皮切りに、13日は韓国・ソウル、26日はタイ・バンコクを巡る。

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