エンタメ
2026-05-31 11:00
映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』が、公開から6日間で興行収入10億円、観客動員60万人を突破する大ヒットを記録している。
【画像】お菓子をほおばるグローグーなどドラマシリーズの場面写真
7年ぶりとなる「スター・ウォーズ」劇場最新作として注目を集める中、作品の人気を支えているのが“銀河一キュートな存在”として愛されるグローグーだ。
大きな瞳でマンダロリアンを見つめる姿や、いたずら好きで食いしん坊な一面、そして時折見せるフォースの力とのギャップに、SNSでは「可愛さが限界突破している」「途中から完全に親目線になった」「グローグーの成長に泣いた」といった声が相次いでいる。
「スター・ウォーズ」の新たな象徴となったグローグー。その可愛さのルーツをたどると、そこには宮崎駿(※崎=たつさき)監督やスタジオジブリが築いてきた日本のアニメーション文化の存在があった。
ドラマシリーズ『マンダロリアン』(2019年~)の製作総指揮を務めるデイヴ・フィローニは、かねてよりスタジオジブリ作品への深い敬愛を公言しており、「キャラクターをかわいく見せる秘けつは宮崎駿監督から学んだ」と語っている。
2022年には、スタジオジブリの宮崎駿監督(※崎=たつさき)と鈴木敏夫プロデューサーが、ルーカスフィルム社長、キャスリーン・ケネディ(当時)と親交があったことから、長年の友情の証としてグローグーと、スタジオジブリのキャラクター「ススワタリ(マックロクロスケ)」が共演する短編アニメーション『禅 グローグーとマックロクロスケ』を制作(ディズニープラスで独占配信中)。
フィローニは「トトロの顔のパーツはとてもシンプルだけど、大きな目から多くの表情を見ることができるんだ。アニメーションの伝統に立ち返ることで、とても多くの共感やつながりを感じられ、誰もが“かわいい”と思えるキャラクターが生まれるんだと思う。だから、ショートアニメーション『禅 グローグーとマックロクロスケ』では、スタジオジブリと一緒に制作できたことをとても光栄に思っているよ。彼らの2Dアニメーションや手書きの伝統的なアニメーションの制作方法を見ることができて、すごく多くのことを学ばせてもらったんだ」と語っている。
本作のプロモーションで来日した際にインタビューに応じたジョン・ファヴロー監督も、『スター・ウォーズ』の世界観づくりにおいて、日本文化やジブリ作品が大きなインスピレーション源になっていることを明かした。
その影響は、本作に登場する巨大なクリーチャー「ロッタ・ザ・ハット」の造形にも表れている。
「初めてロッタに出会った時はとても怖く見える。でも、物語が進むにつれて愛らしく感じられるようになるんです」と説明。「眠っている姿などは『となりのトトロ』のトトロを思わせます。大きくて怖そうに見えるけれど、子どもや小さな生き物には優しい。そういう意味で同じアーキタイプのキャラクターだと思います」と語った。
一方で、単なる“かわいい存在”にはしていないという。
「優しいだけではなく、呼吸音ひとつ取っても少し怖さが残るようにしています。その絶妙なバランスが気に入っています」と、そのキャラクター造形へのこだわりを明かした。
また、ファヴロー監督は『千と千尋の神隠し』についても言及。「湯屋のような世界観やクリーチャーたちの描写には大きな影響を受けています。私はよく『千と千尋の神隠し』はスター・ウォーズの親戚のような作品だと言うんです」と語った。
さらに、デイヴ・フィローニが「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター、アソーカを創造する際、『もののけ姫』から着想を得たこともよく知られている。
ファヴロー監督は「私たちは普段からジブリ作品についてよく話しているんです」と明かした。
本作のなかでグローグーが森の中で“冒険”するシーンについても「小さなキャラクターが森の中を旅する姿には、それだけで美しさがある。グローグーの視点で世界を見ると、どこかジブリ映画のような雰囲気を感じるかもしれない」と説明している。
実際、『スター・ウォーズ』と日本文化の結びつきは今に始まったことではない。生みの親であるジョージ・ルーカスは黒澤明監督を敬愛し、『隠し砦の三悪人』などから大きな影響を受けたことで知られる。
一方、ファヴロー監督も『マンダロリアン』の創作にあたり、『子連れ狼』(原作:小池一夫、作画:小島剛夕)から影響を受けたことを公言している。「This is the Way(我らの道)」も日本文化の影響を強く受けているとファヴロー監督は語る。
「それは武士道、戦士の道から来ているのです。“The Way(道)”と言う言葉の使い方はそこから来ているんです。ジェダイは禅の影響を強く受けていますが、マンダロリアンにはより武士道やほかの文化、ストイシズム(禁欲主義)の影響も取り入れたかったんです」。
黒澤明作品からスタジオジブリまで――。「スター・ウォーズ」と日本文化の深いつながりは、グローグーという新たな人気キャラクターにも受け継がれている。
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7年ぶりとなる「スター・ウォーズ」劇場最新作として注目を集める中、作品の人気を支えているのが“銀河一キュートな存在”として愛されるグローグーだ。
大きな瞳でマンダロリアンを見つめる姿や、いたずら好きで食いしん坊な一面、そして時折見せるフォースの力とのギャップに、SNSでは「可愛さが限界突破している」「途中から完全に親目線になった」「グローグーの成長に泣いた」といった声が相次いでいる。
「スター・ウォーズ」の新たな象徴となったグローグー。その可愛さのルーツをたどると、そこには宮崎駿(※崎=たつさき)監督やスタジオジブリが築いてきた日本のアニメーション文化の存在があった。
ドラマシリーズ『マンダロリアン』(2019年~)の製作総指揮を務めるデイヴ・フィローニは、かねてよりスタジオジブリ作品への深い敬愛を公言しており、「キャラクターをかわいく見せる秘けつは宮崎駿監督から学んだ」と語っている。
2022年には、スタジオジブリの宮崎駿監督(※崎=たつさき)と鈴木敏夫プロデューサーが、ルーカスフィルム社長、キャスリーン・ケネディ(当時)と親交があったことから、長年の友情の証としてグローグーと、スタジオジブリのキャラクター「ススワタリ(マックロクロスケ)」が共演する短編アニメーション『禅 グローグーとマックロクロスケ』を制作(ディズニープラスで独占配信中)。
フィローニは「トトロの顔のパーツはとてもシンプルだけど、大きな目から多くの表情を見ることができるんだ。アニメーションの伝統に立ち返ることで、とても多くの共感やつながりを感じられ、誰もが“かわいい”と思えるキャラクターが生まれるんだと思う。だから、ショートアニメーション『禅 グローグーとマックロクロスケ』では、スタジオジブリと一緒に制作できたことをとても光栄に思っているよ。彼らの2Dアニメーションや手書きの伝統的なアニメーションの制作方法を見ることができて、すごく多くのことを学ばせてもらったんだ」と語っている。
本作のプロモーションで来日した際にインタビューに応じたジョン・ファヴロー監督も、『スター・ウォーズ』の世界観づくりにおいて、日本文化やジブリ作品が大きなインスピレーション源になっていることを明かした。
その影響は、本作に登場する巨大なクリーチャー「ロッタ・ザ・ハット」の造形にも表れている。
「初めてロッタに出会った時はとても怖く見える。でも、物語が進むにつれて愛らしく感じられるようになるんです」と説明。「眠っている姿などは『となりのトトロ』のトトロを思わせます。大きくて怖そうに見えるけれど、子どもや小さな生き物には優しい。そういう意味で同じアーキタイプのキャラクターだと思います」と語った。
一方で、単なる“かわいい存在”にはしていないという。
「優しいだけではなく、呼吸音ひとつ取っても少し怖さが残るようにしています。その絶妙なバランスが気に入っています」と、そのキャラクター造形へのこだわりを明かした。
また、ファヴロー監督は『千と千尋の神隠し』についても言及。「湯屋のような世界観やクリーチャーたちの描写には大きな影響を受けています。私はよく『千と千尋の神隠し』はスター・ウォーズの親戚のような作品だと言うんです」と語った。
さらに、デイヴ・フィローニが「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター、アソーカを創造する際、『もののけ姫』から着想を得たこともよく知られている。
ファヴロー監督は「私たちは普段からジブリ作品についてよく話しているんです」と明かした。
本作のなかでグローグーが森の中で“冒険”するシーンについても「小さなキャラクターが森の中を旅する姿には、それだけで美しさがある。グローグーの視点で世界を見ると、どこかジブリ映画のような雰囲気を感じるかもしれない」と説明している。
実際、『スター・ウォーズ』と日本文化の結びつきは今に始まったことではない。生みの親であるジョージ・ルーカスは黒澤明監督を敬愛し、『隠し砦の三悪人』などから大きな影響を受けたことで知られる。
一方、ファヴロー監督も『マンダロリアン』の創作にあたり、『子連れ狼』(原作:小池一夫、作画:小島剛夕)から影響を受けたことを公言している。「This is the Way(我らの道)」も日本文化の影響を強く受けているとファヴロー監督は語る。
「それは武士道、戦士の道から来ているのです。“The Way(道)”と言う言葉の使い方はそこから来ているんです。ジェダイは禅の影響を強く受けていますが、マンダロリアンにはより武士道やほかの文化、ストイシズム(禁欲主義)の影響も取り入れたかったんです」。
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