エンタメ
2026-01-31 13:32
フランス発のSFアニメーション映画『マーズ・エクスプレス』が、30日より公開中だ。日本SFアニメの系譜に強い影響を受け、20年以上にわたり宇宙で活動をつづけている実在の火星探査機〈マーズ・エクスプレス〉の名を冠した本作は、ある事件をきっかけに、ロボットと人間の関係性が揺らいでいくディストピア・サスペンス。
【動画】記事内で紹介している『マーズ・エクスプレス』本編映像
『AKIRA』(1988年、大友克洋監督)、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95年、押井守監督)、『パプリカ』(2006年、今敏監督)など、日本発のSFアニメは“ジャパニメーション”という言葉が生まれるほど世界に衝撃を与えてきた。本作は、そうした日本アニメーションの巨匠たちにインスピレーションを受け、フランスの新鋭監督ジェレミー・ペランが長編監督デビュー作として完成させた一作。
「第76回カンヌ国際映画祭」公式招待を皮切りに、「アヌシー国際アニメーション映画祭2023」長編コンペティション部門選出、さらにアニメ界のアカデミー賞と呼ばれる「第52回アニー賞」では長編インディペンデント作品賞ノミネートを果たすなど、世界のアニメーション界を賑わせてきた。
日本語吹き替え版では、主人公の私立探偵アリーヌ役を佐古真弓、相棒のカルロス役を安元洋貴、大企業の社長ロイジャッカー役を内田夕夜、天才ハッカーのロベルタ役を三瓶由布子が担当している。
■安全が保障された近未来の高速道路で突然のカークラッシュ!
YouTubeでは、本作より、人間のアリーヌとアンドロイドのカルロスの私立探偵コンビが、23世紀の火星で人間とロボットの未来を脅かす事件に巻き込まれていく本作より、近未来の技術が詰まった高速道路で繰り広げられるド派手なカークラッシュ・シーン(本編映像)を見ることができる。
行方不明の女子大生を探してほしいという依頼を受けて調べを進めていたアリーヌとカルロスだが、真相に近づくにつれ知らぬ間に二人の身にも危険が迫っていた。車での移動中、何者かに狙われていることに気づいた二人は相手を探すが、その正体はなんとミサイル。咄嗟(とっさ)の判断でカルロスが衝突安全装置を作動させたと同時にミサイルが命中、二人を乗せた車は派手にクラッシュする。
特殊な緩衝材で満たされた車内で難を逃れたアリーヌとカルロスだったが、そこへ彼らの命を狙う者たちが姿を現し、車に向かって銃撃を開始。緩衝材のおかげでなんとか守られていたのも束の間、道路での事故情報を受けた救助サービスのロボットが到着。事故車に閉じ込められた乗員を救助するための水がシステマチックに放出され、緩衝材は徐々に溶けていく。姿が見えたら最後、まともに銃撃を喰らう絶体絶命のピンチだ。
車は全自動運転、犬と積み荷だけしか乗せていない車もあり、万が一事故が起きてもロボットがすぐに助けにきてくれるという、安全が保障された火星の高速道路で起こる突然のカークラッシュ。人の命を救うために整えられた設備によって、逆に窮地に陥るというアイロニカルな展開に、手に汗握るワンシーンとなっている。アリーヌとカルロスは、この危機的状況を脱することができるのか――。
また、宇宙船「マーズ・エクスプレス」号が地球から火星へと向かうシーン(本編映像)も見ることができる。ベルトが締まり、緊張感がわずかににじむと共に、ノズルから噴き出るすさまじい推進炎によって巨大な機体があっという間に地表を離れていくシーンは、まるでアリーヌやカルロスと共に機内に同乗しているかのような感覚を呼び起こす迫力に満ちている。機体がドッキングする宇宙ステーションは緻密な構造で描写されており、監督のこだわりが伺える。地球から飛び出し成層圏を抜け、宇宙へと、そして火星へといざなわれる静かで壮大なスケールの映像は、映画館で観てこそ真価を発揮する。
■オリジナルグッズ発売&公開初週限定でオリジナルスタンプ設置
本作の日本版オリジナルメインビジュアルは、デザイン案を気に入ったジェレミー・ペラン監督が、「もしよければ私に描かせてほしい」と、一部(カルロスの顔の部分)を新たに描き下ろしたもの。そのメインビジュアルをモチーフとした、アリーヌとカルロスの線画イラストと、彼らが暮らす火星の首都・ノクティスシティのロゴがあしらわれたオリジナルTシャツや、火星と地球を行き来するための惑星間パスポートをイメージした劇場パンフレットが上映劇場で販売中。
さらに、初週特典として全国の上映劇場(一部を除く)に、上映開始日から1週間限定で『マーズ・エクスプレス』オリジナルスタンプ台が設置されている。劇中に登場する宇宙船“マーズ・エクスプレス”号をかたどったデザインの出入国証印ならぬ“出入【星】証印”をイメージしたオリジナルスタンプとなっており、パスポート型パンフレットにある専用のスタンプページ(査証欄)へ押印することで、映画の世界をより楽しむことができる(スペースの都合上設置されない場合もある)。
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「第76回カンヌ国際映画祭」公式招待を皮切りに、「アヌシー国際アニメーション映画祭2023」長編コンペティション部門選出、さらにアニメ界のアカデミー賞と呼ばれる「第52回アニー賞」では長編インディペンデント作品賞ノミネートを果たすなど、世界のアニメーション界を賑わせてきた。
日本語吹き替え版では、主人公の私立探偵アリーヌ役を佐古真弓、相棒のカルロス役を安元洋貴、大企業の社長ロイジャッカー役を内田夕夜、天才ハッカーのロベルタ役を三瓶由布子が担当している。
■安全が保障された近未来の高速道路で突然のカークラッシュ!
YouTubeでは、本作より、人間のアリーヌとアンドロイドのカルロスの私立探偵コンビが、23世紀の火星で人間とロボットの未来を脅かす事件に巻き込まれていく本作より、近未来の技術が詰まった高速道路で繰り広げられるド派手なカークラッシュ・シーン(本編映像)を見ることができる。
行方不明の女子大生を探してほしいという依頼を受けて調べを進めていたアリーヌとカルロスだが、真相に近づくにつれ知らぬ間に二人の身にも危険が迫っていた。車での移動中、何者かに狙われていることに気づいた二人は相手を探すが、その正体はなんとミサイル。咄嗟(とっさ)の判断でカルロスが衝突安全装置を作動させたと同時にミサイルが命中、二人を乗せた車は派手にクラッシュする。
特殊な緩衝材で満たされた車内で難を逃れたアリーヌとカルロスだったが、そこへ彼らの命を狙う者たちが姿を現し、車に向かって銃撃を開始。緩衝材のおかげでなんとか守られていたのも束の間、道路での事故情報を受けた救助サービスのロボットが到着。事故車に閉じ込められた乗員を救助するための水がシステマチックに放出され、緩衝材は徐々に溶けていく。姿が見えたら最後、まともに銃撃を喰らう絶体絶命のピンチだ。
車は全自動運転、犬と積み荷だけしか乗せていない車もあり、万が一事故が起きてもロボットがすぐに助けにきてくれるという、安全が保障された火星の高速道路で起こる突然のカークラッシュ。人の命を救うために整えられた設備によって、逆に窮地に陥るというアイロニカルな展開に、手に汗握るワンシーンとなっている。アリーヌとカルロスは、この危機的状況を脱することができるのか――。
また、宇宙船「マーズ・エクスプレス」号が地球から火星へと向かうシーン(本編映像)も見ることができる。ベルトが締まり、緊張感がわずかににじむと共に、ノズルから噴き出るすさまじい推進炎によって巨大な機体があっという間に地表を離れていくシーンは、まるでアリーヌやカルロスと共に機内に同乗しているかのような感覚を呼び起こす迫力に満ちている。機体がドッキングする宇宙ステーションは緻密な構造で描写されており、監督のこだわりが伺える。地球から飛び出し成層圏を抜け、宇宙へと、そして火星へといざなわれる静かで壮大なスケールの映像は、映画館で観てこそ真価を発揮する。
■オリジナルグッズ発売&公開初週限定でオリジナルスタンプ設置
本作の日本版オリジナルメインビジュアルは、デザイン案を気に入ったジェレミー・ペラン監督が、「もしよければ私に描かせてほしい」と、一部(カルロスの顔の部分)を新たに描き下ろしたもの。そのメインビジュアルをモチーフとした、アリーヌとカルロスの線画イラストと、彼らが暮らす火星の首都・ノクティスシティのロゴがあしらわれたオリジナルTシャツや、火星と地球を行き来するための惑星間パスポートをイメージした劇場パンフレットが上映劇場で販売中。
さらに、初週特典として全国の上映劇場(一部を除く)に、上映開始日から1週間限定で『マーズ・エクスプレス』オリジナルスタンプ台が設置されている。劇中に登場する宇宙船“マーズ・エクスプレス”号をかたどったデザインの出入国証印ならぬ“出入【星】証印”をイメージしたオリジナルスタンプとなっており、パスポート型パンフレットにある専用のスタンプページ(査証欄)へ押印することで、映画の世界をより楽しむことができる(スペースの都合上設置されない場合もある)。
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