エンタメ
2025-12-14 07:05
5日に「女性編」、12日に「男性編」が発表され、例年以上に大きな盛り上がりを見せた年末恒例のオリコン『好きなアナウンサーランキング』。「女性編」では、TBSの田村真子アナウンサーが同局史上初の2連覇、「男性編」でも同局の南波雅俊アナが初の1位を獲得するなど、TBSの躍進が目立った結果となったが、ここで今年のランキングを総括していきたい。
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■男女合わせて「14/20人」が“平日帯朝番組”担当
男女別で結果を見る前に、両ランキングのTOP10に入った多くのアナウンサーにはある共通点がある。それが平日帯(月~金曜)でやっている「朝番組」に出演しているという点だ。
番組別にみてみると、TBS系『THE TIME,』(月~金曜 前5:20)に江藤愛アナ(2位)、南後杏子アナ(7位)、宇賀神メグアナ(10位)、杉山真也アナ(8位)が出演。TBS系『ラヴィット!』(月~金曜 前8:00)に田村アナと南後アナ、南波アナ、赤荻歩アナ(2位)、フジテレビ系『めざましテレビ』に井上清華アナ(5位)、上垣皓太朗アナ(5位)、伊藤利尋アナ(6位)、テレビ朝日系『モーニングショー』(月~金曜 8:00)に羽鳥慎一アナ(3位)、NHK『あさイチ』(月~金曜 前8:15)に鈴木奈穂子アナ(4位)が出演。午前中に放送している日本テレビ系『DayDay.』(月~金曜 9:00)の武田真一アナ(7位)、テレビ朝日系『大下容子ワイド!スクランブル』(月~金曜 前10:25)の大下容子アナ(9位)も合わせると、平日朝に帯番組に出演しているアナウンサーが男女全20人中14人(「女性」=7/10人・「男性」=7/10人)となっている。
朝起きて学校や会社へ行くまでの間に「とりあえずテレビ」をつける。そして、朝食や支度をしながら、そこに出演しているアナウンサーを目にする。生活様式、趣味嗜好が多様化が進んでいるが、朝のルーティーンのなかで生活に溶け込みつつ、視聴者にアナウンサーを“個人”としてきちんと認識させる。今年のランキングの上位に入ったTBSのアナウンサーは、特にその点において、『THE TIME,』『ラヴィット!』で“個性”を印象付けられたことが、この結果につながっていったと分析できるだろう。
■中堅・若手の躍進著しい「女性アナ」、ベテランが圧倒的存在感は放つ「男性アナ」 男女で好対照な結果に
男女別に結果を見ていくと、特筆すべき点はほかにもある。それは「女性編」の“2018年入社組”の躍進だ。サッカーにおいて小野伸二、稲本潤一、高原直泰ら“1979年(生まれ)組”、野球において松坂大輔、藤川球児、和田毅、村田修一ら1980年生まれの“松坂世代”など、特定の種目において同学年に好選手が集まることを“黄金世代”と呼ぶが、今回の結果を見ると「2018年入社」(1995-96年生まれ世代)は現在、女性アナウンサーの“ゴールデンエイジ”といっても決して過言ではないだろう。1位の田村アナをはじめ、5位の井上アナ、6位の岩田絵里奈アナ、10位の宇賀神アナと4人が「2018年入社」の同期生。今年度に30歳を迎え、中堅としていずれも各局の重要番組を任される“エース”へと成長。今回の調査でもTOP10に4人が名を連ねる結果となった。
またこの一つ下の世代には、8位にランクインしたテレビ東京の田中瞳アナ(ちなみに同期には元同局アナの森香澄)もおり、さらに下の世代では、入社3年目にして7位にランクインした南後アナなども、若い世代もしっかりと頭角を現している。
一方「女性編」と好対照な結果になったのが「男性編」のTOP10。昨年の同ランキングでは、4位に新人だった上垣アナ、6位に赤荻アナが、10位に杉山アナと、初登場で3人がランクイン。今年は、9位に入った日本テレビ・辻岡義堂アナが、TOP10圏外からの再登場(2022年に10位)となり、それ以外の9人は昨年と同じ顔ぶれで、順位が変動したのみ。初登場が0人という結果になった。
「男性編」TOP10については、上垣アナを除く9人が35歳以上。10人の平均年齢は45.4歳となり、ベテラン、中堅、若手が交じり合い、TOP10の平均年齢が36.5歳となった「好きな女性アナウンサーランキング」とは大きく異なる結果となった。
上垣アナは例外として、人気、実力、知名度もない若手アナが同ランキングに入ることが難しい一方で、男性アナウンサーについては、ベテランアナがさまざまな番組で圧倒的存在感を放つ活躍を続けており、20代後半~30代の中堅アナウンサーが、なかなか割って入れないというのが現状と言えるだろう。
この結果を受け、この1年でベテランをはねのける活躍を見せる若手・中堅アナウンサーの躍進があるのか。「女性アナ」については、“女王”田村アナの牙城を崩す新星が現れるのか。来年も注視していきたい。
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■男女合わせて「14/20人」が“平日帯朝番組”担当
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番組別にみてみると、TBS系『THE TIME,』(月~金曜 前5:20)に江藤愛アナ(2位)、南後杏子アナ(7位)、宇賀神メグアナ(10位)、杉山真也アナ(8位)が出演。TBS系『ラヴィット!』(月~金曜 前8:00)に田村アナと南後アナ、南波アナ、赤荻歩アナ(2位)、フジテレビ系『めざましテレビ』に井上清華アナ(5位)、上垣皓太朗アナ(5位)、伊藤利尋アナ(6位)、テレビ朝日系『モーニングショー』(月~金曜 8:00)に羽鳥慎一アナ(3位)、NHK『あさイチ』(月~金曜 前8:15)に鈴木奈穂子アナ(4位)が出演。午前中に放送している日本テレビ系『DayDay.』(月~金曜 9:00)の武田真一アナ(7位)、テレビ朝日系『大下容子ワイド!スクランブル』(月~金曜 前10:25)の大下容子アナ(9位)も合わせると、平日朝に帯番組に出演しているアナウンサーが男女全20人中14人(「女性」=7/10人・「男性」=7/10人)となっている。
朝起きて学校や会社へ行くまでの間に「とりあえずテレビ」をつける。そして、朝食や支度をしながら、そこに出演しているアナウンサーを目にする。生活様式、趣味嗜好が多様化が進んでいるが、朝のルーティーンのなかで生活に溶け込みつつ、視聴者にアナウンサーを“個人”としてきちんと認識させる。今年のランキングの上位に入ったTBSのアナウンサーは、特にその点において、『THE TIME,』『ラヴィット!』で“個性”を印象付けられたことが、この結果につながっていったと分析できるだろう。
■中堅・若手の躍進著しい「女性アナ」、ベテランが圧倒的存在感は放つ「男性アナ」 男女で好対照な結果に
男女別に結果を見ていくと、特筆すべき点はほかにもある。それは「女性編」の“2018年入社組”の躍進だ。サッカーにおいて小野伸二、稲本潤一、高原直泰ら“1979年(生まれ)組”、野球において松坂大輔、藤川球児、和田毅、村田修一ら1980年生まれの“松坂世代”など、特定の種目において同学年に好選手が集まることを“黄金世代”と呼ぶが、今回の結果を見ると「2018年入社」(1995-96年生まれ世代)は現在、女性アナウンサーの“ゴールデンエイジ”といっても決して過言ではないだろう。1位の田村アナをはじめ、5位の井上アナ、6位の岩田絵里奈アナ、10位の宇賀神アナと4人が「2018年入社」の同期生。今年度に30歳を迎え、中堅としていずれも各局の重要番組を任される“エース”へと成長。今回の調査でもTOP10に4人が名を連ねる結果となった。
またこの一つ下の世代には、8位にランクインしたテレビ東京の田中瞳アナ(ちなみに同期には元同局アナの森香澄)もおり、さらに下の世代では、入社3年目にして7位にランクインした南後アナなども、若い世代もしっかりと頭角を現している。
一方「女性編」と好対照な結果になったのが「男性編」のTOP10。昨年の同ランキングでは、4位に新人だった上垣アナ、6位に赤荻アナが、10位に杉山アナと、初登場で3人がランクイン。今年は、9位に入った日本テレビ・辻岡義堂アナが、TOP10圏外からの再登場(2022年に10位)となり、それ以外の9人は昨年と同じ顔ぶれで、順位が変動したのみ。初登場が0人という結果になった。
「男性編」TOP10については、上垣アナを除く9人が35歳以上。10人の平均年齢は45.4歳となり、ベテラン、中堅、若手が交じり合い、TOP10の平均年齢が36.5歳となった「好きな女性アナウンサーランキング」とは大きく異なる結果となった。
上垣アナは例外として、人気、実力、知名度もない若手アナが同ランキングに入ることが難しい一方で、男性アナウンサーについては、ベテランアナがさまざまな番組で圧倒的存在感を放つ活躍を続けており、20代後半~30代の中堅アナウンサーが、なかなか割って入れないというのが現状と言えるだろう。
この結果を受け、この1年でベテランをはねのける活躍を見せる若手・中堅アナウンサーの躍進があるのか。「女性アナ」については、“女王”田村アナの牙城を崩す新星が現れるのか。来年も注視していきたい。
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