
NHKの「ニャンちゅう」役などで知られ、現在ALS(筋萎縮性側索硬化症)で闘病中の声優・津久井教生さんがブログを更新。「食い意地に支えられてごっくんの工夫をしています」と題し、食べ物を飲み込むための工夫について綴りました。
【写真を見る】【ニャンちゅう】声優・津久井教生さん、食べ物を飲み込みやすくする工夫を紹介 「凹んでいる暇は少しだけにして 今出来る工夫を見つけるのです」【ALS闘病】
津久井さんは、「ALSが進行していくと気管切開をしていても、個人差はありますが飲み込みのごっくんは弱くなっていきます…」と現状を報告。ご自身も、気管切開をした当初はかなり飲み込めていたものの、「やはり少しずつですが 飲み込む筋力が落ちていきました…出来なくなるし、良くなる事は無い…これがALSの嫌なところなんですね〜…」と、病気の進行に伴う葛藤を振り返ります。
しかし、津久井さんは「でも凹んでいる暇は少しだけにして 今出来る工夫を見つけるのです」と前を向き、「食べて、ごっくんするのが どんどん大変になってくるのですから その時に飲み込みやすくするために 私は茶碗蒸しとかとろろを一緒に食べています」と、具体的な食事の工夫を紹介しました。
食べたいものを少量口に含んで味や香りを楽しんだ後、「ある程度咀嚼されたところに つなぎとして 茶碗蒸しやとろろを投入するのです」と説明。これにより、「味の邪魔にもなりにくいし 喉にも残りにくいのです」と利点を綴っています。
「ごっくんのしやすさとしては…茶碗蒸しがオールマイティーで普通 とろろが万能に包みこんで強力 と言った感じですね」と分析し、「私は毎回妻に作ってもらっています 栄養もありますからね、感謝です」と、支えてくれる奥様への感謝の言葉を述べました。
津久井さんがALSの公表をしてから、今月で丸6年となります。約1年前、公表5年の節目に更新した2024年10月10日のブログでは、「病状の進行の早さからすると 5年も生きていてすごいと思います。家族と介護に携わってくださった皆さんに感謝です」と周囲への感謝を綴り、「どうか皆さん、日頃の健康チェックを大事にしてください」とファンへ呼びかけていました。
津久井さんの代表作には、人気アニメ『ご近所物語』の西野ジロー役や、『アリスSOS』のトシオ役などがあります。
ブログの最後を、津久井さんは次のような力強い言葉で締めくくりました。
「私を支えてくれているのは 食べたいという食い意地です 今、動いているのはそこなので そこで出来る事を工夫していきたいのです」
【担当:芸能情報ステーション】
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