
「魂のピアニスト」と呼ばれたフジコ・ヘミングさんの素顔に迫ったドキュメンタリー映画『フジコ・ヘミング 永遠の音色』の舞台挨拶付きプレミア上映会が行われ、スペシャルドラマ「フジコ・ヘミングの軌跡」でフジコさんを演じ、プライベートでも親交のあった俳優の菅野美穂さんと、小松莊一良監督が登壇しました。
【写真を見る】【 菅野美穂 】 フジコ・ヘミングに緊張し「まぁ、いいわよ」 会話弾まず
映画ではナレーションを担当している菅野さん。“フジコさんは本当に唯一無二の素晴らしい方だなと思っていたんですけれど、こうして関わらせていただいて本当に嬉しく思っています。ナレーションの録音の日は、渋谷でフジコさんの衣装展をやっていたんです。衣装を拝見してからナレーションを録った思い出があります”と、収録を振り返りました。
また、菅野さんは“フジコさんの人生は、ピアノに向き合うことで艱難辛苦もあったと思うんですけど、それでも向き合うことをやめずに続けたからこその音色。本当に優しくて柔らかい音色だって思う”と、フジコさんの演奏について熱弁。
続けて“人柄がチャーミング。少女のようでもあり、気難しいところもあり。掴みどころのないところもあり、ハッキリしたところもあって。相反することを受け止めて、自身の中にあるからこその音色なのかなぁと思います”と、フジコさんの人柄もふまえて語っていました。
映画については、“フジコさんの、小松監督に対する信頼をすごく感じた”と、感想を述べた菅野さん。“たくさんの人に囲まれていたからこそ、人の本質を見つけてしまうというか。たくさん傷ついたこともあったと思う。こういう出会いがあったのは、フジコさんにとっても素敵なことだったと思う”と、菅野さんに評された小松監督は“(フジコさんは)顔の映りとか、すごく厳しいんですよ。かわいらしいんです”と、笑顔で懐かしんでいました。
菅野さんは、フジコさんに何度か会ったことがあるそうで、“ベルリンのフジコさんのお宅に挨拶に伺ったことがあって。本当に、絵本の中のお家みたい”と、エピソードを披露。
どんな声をかけられたかMCから聞かれると、“緊張していて、そんなに会話が弾まなくて...。「まぁ、いいわよ」みたいな感じ”と、苦笑いしていました。
さらに、菅野さんは「活動を続ける中で大切にしていること」について“今は日々の自分の生活をコツコツ積み重ね、好奇心も忘れずにというのが大事かなと思います”と、真摯に回答。“50代が近くなってきて、先生に教わるってことはどんどん少なくなっている。逆に若い方に教わることもあります。「困った時にはAIに聞くといいよ〜」と言われました”と、楽しそうに話していました。
【担当:芸能情報ステーション】
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