エンタメ
2025-09-19 08:15

2025年度前期の連続テレビ小説『あんぱん』(月~土 前8:00 NHK総合 ※土曜日は1週間の振り返り/月~金 前 7:30 NHK BS、BSプレミアム4K)。今回は、ヒロイン・柳井のぶ役の今田美桜にインタビュー。2024年9月8日に高知ロケでクランクインし、25年8月22日に夫・柳井嵩役の北村匠海とともにクランクアップを迎えた今田が、約1年間に及ぶ撮影を完走し、改めて現在の心境を語ってくれた。
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中園ミホ氏が手掛ける第112作目の連続テレビ小説は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに描く。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロイン・柳井のぶと柳井嵩の人生。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどり着くまでの道のりを通じて、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語を届ける。
――クランクアップした現在の心境を教えてください。
最後のシーンは、カメラが3台あって一連の撮影で一発OKだったんですけど、嵩さんとのぶにとって大事なシーンで終わることができました。ちょっと涙が溢れてしまうようなシーンでもあったので、より感情的にもなりましたが、最後に「OK」が出た瞬間はホッとしました。そして嵩さんとのシーンで、2人で一緒に撮りきって終えられたことが、とてもうれしかったです。
クランクアップから1週間経った今も「本当に終わったのかな?」という気持ちがあって、まだ実感が持ちきれていません。1年間、ずっと皆さんと会っていたので、また撮影が続くような感覚も残っています。ただ撮り終わった達成感と、ニュースでクランクアップが報じられて、いろんな方から「お疲れ様」と連絡をいただいたりして、それが少しずつ実感につながっているのかな、と。そういう言葉をいただけたことで、今は少し心が晴れやかな気持ちになっています。
作品が終わってからはやっぱり旅行に行きたいですね。まだ場所は決まっていないんですけど、どこかに行けたらと思っています。
――『あんぱん』を通じて、ご自身が一番成長したと思う部分を教えてください。
これから先、別の現場に立った時に改めて実感することも多いと思うんですけど、やっぱり“1年間、向き合い続ける”という経験は、なかなかできることじゃないですよね。その時間をやり抜いたことが、自分にとって少し自信につながったのかなと思います。
――1年間の撮影を振り返ってみて、長かったですか?短かったですか?
撮影中は「8月末なんてまだまだ遠いな」と思う瞬間もありましたが、振り返ると本当にあっという間でした。全部ひっくるめて楽しかったです。
――朝ドラヒロイン、座長として意識していたことはありますか?
豪華なキャストの皆さんが揃っている中で、自分に何ができるのか、ちゃんとできていたのかは分かりません。でも心がけていたのは『あんぱん』自体がとても優しく温かい作品なので、現場もそういう空気であってほしいという思いは常に持っていました。
以前『おかえりモネ』に出演した時は、ずっと現場にいるわけではなく、空いた期間を経てまた戻るという撮影スタイルだったんです。そのとき「おかえり」と迎え入れてもらえたことがすごく嬉しかったんですね。その経験があったからこそ、『あんぱん』の現場でも、久しぶりに戻ってくる人がいても「ここは安心できる場所だ」と思ってもらえるような雰囲気を心がけていました。
――北村さんとの共演について、今回改めて感じたことを教えて下さい。
今回は幼なじみから夫婦へと関係が変わっていく役柄で、これまでで一番距離の近い役どころだったと思います。だからこそ、これまで知らなかった北村さんの一面をたくさん知ることができました。普段はクールで俯瞰的に物事を見ている印象が強かったんですが、意外とひょうきんなところもあって(笑)。それは幼なじみや夫婦という距離感、そして1年間という時間があったからこそ見られた部分だと思います。
後半の嵩は、本当に柳井嵩にしか見えない瞬間もあって(笑)、前半よりも後半の方が似ていたかもしれません。外の世界とつながっていく中で、内にこもりすぎない嵩を見せてくださって、その姿がすごく印象的でした。
――改めて「嵩役が北村さんでよかった」と思った瞬間はありましたか?
1年間の撮影の中では、楽しい瞬間もあれば悩むことや難しさを感じることもありました。そんなとき、言葉にしなくても自然と支えてくださったのが北村さんです。迷ったシーンでは「これってどう思いますか?」と相談することも多かったんですが、いつも一緒に考えてくださって、本当に助かりました。さりげなく支えてくださる姿勢は尊敬していますし、最初から最後までずっと支えていただきました。
――晩年ののぶと嵩の関係、そして老けメイクをしての感想を教えてください。
晩年はのぶにとって大きな転機がありました。子どもを持てなかったことや「自分は何者でもなかった」という思いを嵩さんに吐き出すシーンがあって、それを嵩さんが「そのままで最高だよ」と受け止めてもらったことが、のぶを救ったんだと思います。その瞬間から、嵩さんを支えることが自分の誇りになり、居場所になったのではないかと感じました。
老けメイクは初めての経験で、70代までの変化を段階的に表現するのはすごく新鮮でした。シワの入れ方やシミの描き方など、技術に本当に驚かされましたし、とても楽しかったです。
――のぶと嵩の関係性を演じて“理想の夫婦像”は芽生えましたか?
お互いに足りない部分を補い合い、尊敬し合える関係って素敵だなと強く感じました。だからこそすれ違いもあり、それぞれハチキン(のぶ)とたっすいが(嵩)な部分はあるけれど、思い合っているからこそ乗り越えられる。もし私自身が将来そういう機会に恵まれたら、尊敬し合える関係を築きたいですし、そう思ってもらえるように努力したいと思います。
また、2人とも“自分のため”というより“誰かのため”に生きていて、その愛の大きさが本当に素敵だと感じました。結婚生活に限らず、人として誰かに思いやりを持ち、愛を持って接することの大切さを、のぶを演じて学びました。
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――クランクアップした現在の心境を教えてください。
最後のシーンは、カメラが3台あって一連の撮影で一発OKだったんですけど、嵩さんとのぶにとって大事なシーンで終わることができました。ちょっと涙が溢れてしまうようなシーンでもあったので、より感情的にもなりましたが、最後に「OK」が出た瞬間はホッとしました。そして嵩さんとのシーンで、2人で一緒に撮りきって終えられたことが、とてもうれしかったです。
クランクアップから1週間経った今も「本当に終わったのかな?」という気持ちがあって、まだ実感が持ちきれていません。1年間、ずっと皆さんと会っていたので、また撮影が続くような感覚も残っています。ただ撮り終わった達成感と、ニュースでクランクアップが報じられて、いろんな方から「お疲れ様」と連絡をいただいたりして、それが少しずつ実感につながっているのかな、と。そういう言葉をいただけたことで、今は少し心が晴れやかな気持ちになっています。
作品が終わってからはやっぱり旅行に行きたいですね。まだ場所は決まっていないんですけど、どこかに行けたらと思っています。
――『あんぱん』を通じて、ご自身が一番成長したと思う部分を教えてください。
これから先、別の現場に立った時に改めて実感することも多いと思うんですけど、やっぱり“1年間、向き合い続ける”という経験は、なかなかできることじゃないですよね。その時間をやり抜いたことが、自分にとって少し自信につながったのかなと思います。
――1年間の撮影を振り返ってみて、長かったですか?短かったですか?
撮影中は「8月末なんてまだまだ遠いな」と思う瞬間もありましたが、振り返ると本当にあっという間でした。全部ひっくるめて楽しかったです。
――朝ドラヒロイン、座長として意識していたことはありますか?
豪華なキャストの皆さんが揃っている中で、自分に何ができるのか、ちゃんとできていたのかは分かりません。でも心がけていたのは『あんぱん』自体がとても優しく温かい作品なので、現場もそういう空気であってほしいという思いは常に持っていました。
以前『おかえりモネ』に出演した時は、ずっと現場にいるわけではなく、空いた期間を経てまた戻るという撮影スタイルだったんです。そのとき「おかえり」と迎え入れてもらえたことがすごく嬉しかったんですね。その経験があったからこそ、『あんぱん』の現場でも、久しぶりに戻ってくる人がいても「ここは安心できる場所だ」と思ってもらえるような雰囲気を心がけていました。
――北村さんとの共演について、今回改めて感じたことを教えて下さい。
今回は幼なじみから夫婦へと関係が変わっていく役柄で、これまでで一番距離の近い役どころだったと思います。だからこそ、これまで知らなかった北村さんの一面をたくさん知ることができました。普段はクールで俯瞰的に物事を見ている印象が強かったんですが、意外とひょうきんなところもあって(笑)。それは幼なじみや夫婦という距離感、そして1年間という時間があったからこそ見られた部分だと思います。
後半の嵩は、本当に柳井嵩にしか見えない瞬間もあって(笑)、前半よりも後半の方が似ていたかもしれません。外の世界とつながっていく中で、内にこもりすぎない嵩を見せてくださって、その姿がすごく印象的でした。
――改めて「嵩役が北村さんでよかった」と思った瞬間はありましたか?
1年間の撮影の中では、楽しい瞬間もあれば悩むことや難しさを感じることもありました。そんなとき、言葉にしなくても自然と支えてくださったのが北村さんです。迷ったシーンでは「これってどう思いますか?」と相談することも多かったんですが、いつも一緒に考えてくださって、本当に助かりました。さりげなく支えてくださる姿勢は尊敬していますし、最初から最後までずっと支えていただきました。
――晩年ののぶと嵩の関係、そして老けメイクをしての感想を教えてください。
晩年はのぶにとって大きな転機がありました。子どもを持てなかったことや「自分は何者でもなかった」という思いを嵩さんに吐き出すシーンがあって、それを嵩さんが「そのままで最高だよ」と受け止めてもらったことが、のぶを救ったんだと思います。その瞬間から、嵩さんを支えることが自分の誇りになり、居場所になったのではないかと感じました。
老けメイクは初めての経験で、70代までの変化を段階的に表現するのはすごく新鮮でした。シワの入れ方やシミの描き方など、技術に本当に驚かされましたし、とても楽しかったです。
――のぶと嵩の関係性を演じて“理想の夫婦像”は芽生えましたか?
お互いに足りない部分を補い合い、尊敬し合える関係って素敵だなと強く感じました。だからこそすれ違いもあり、それぞれハチキン(のぶ)とたっすいが(嵩)な部分はあるけれど、思い合っているからこそ乗り越えられる。もし私自身が将来そういう機会に恵まれたら、尊敬し合える関係を築きたいですし、そう思ってもらえるように努力したいと思います。
また、2人とも“自分のため”というより“誰かのため”に生きていて、その愛の大きさが本当に素敵だと感じました。結婚生活に限らず、人として誰かに思いやりを持ち、愛を持って接することの大切さを、のぶを演じて学びました。
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