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「ありのままの自分でいい」アイドルを輝かせファンを魅了する“プロデュース術”とは?【THE TIME,】

エンタメ
2025-06-25 07:00

ヒットの仕掛け人第3弾「アイドルブレイクの法則」の後編は、『KAWAII LAB. 』の令和のプロデュース術。キーワードは“自己肯定感”です。


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「長く聴いてもらえる」楽曲戦略

大人気アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」らが所属する『KAWAII LAB. 』のプロデューサー、木村ミサさん(34)。


前編では「セリフからサビに入る」など曲に“違和感”を作ったりと数々の【バズるためのSNS戦略】を教えてくれましたが、ヒットを生むためには、現在の“バズ”だけを狙うのではなく、先を見越した戦略も必要だといいます。


例えば、FRUITS ZIPPERの♪「ハピチョコ」。


『KAWAII LAB. 』総合プロデューサー・木村ミサさん(34):
“令和のバレンタインソング”を作りたいと思って。2023年のリリースから1年後に、お菓子のタイアップがバレンタインの時期に決まって曲が起用された」


バレンタインなど、“毎年のイベント”をテーマに楽曲を作ることで“長く聴いてもらう”という戦略です。


SNS時代だからこそ「自分を認めてあげる」

様々な“仕掛け”で巻き起こったKAWAII LAB. のブレイクですが、ファンはどんなところに魅力を感じているのでしょうか?


“自己肯定感が上がるような曲”が多いのかなと思う。前向きになったり明るくなったりする曲が多い」(20代男性)
「自分も明るくなれるし“自己肯定感が上がる”」(19歳女性)
「<こんな失敗はちっちゃいかー!>という歌詞があって、自分がした失敗だったりを認めてくれたりする。励まされている」(大学生・男性)


語られたのは【自己肯定感】。実は、これも“木村流”プロデュース術なのです。


木村さん:
「SNSが主流な世の中で、いいねとか色んな数で誰もが評価されてしまう時代。だからこそ“自分が自分らしく”いられること、“自分を認めてあげて”肯定されたことによって多幸感が広がって、みんなが幸せになれたらいいなと」


アイドル自身にも「自己肯定感」

「自己肯定感」は“曲を歌うアイドル自身に向けた戦略”でもあります。


KAWAII LAB. には元々別のグループで活動をしていたメンバーも多く、それぞれに悩みを抱えていました。


CUTIE STREET・梅田みゆさん:
「グループのみんながすごく個性が強くて輝いていてという中で、“自分の個性がわからなくなった”時期があった」


SWEET STEADY・栗田なつかさん:
「元々別のアイドルをやっていて、その時は“自分がなりたいアイドルにはなれない”と思って。私元々考え方が落ち込みやすいというか結構悩むことがあるので」


そんな悩めるメンバーたちを輝かせようと楽曲に込められたのが「自己肯定感」。


♪「かわいいだけじゃだめですか?」を歌う梅田さんは「この曲を聞いたらルンルンってなるし、いつの間にか肯定感をあげてくれているのかも」


♪「ミチシルベ」を歌う栗田さんは、「過去の自分はダメだったけど強くなれるんだ。“ありのままの自分”をアイドルとして表現していいんだと。次も頑張ろうと思えて、どんどん“ポジティブ思考”になっていった」


ファンを魅了する「歌詞の秘密」

さらに、アイドル自身を輝かせるために【歌詞にメンバー自身の感情を組み込む】のも“木村流”の1つ。


『KAWAII LAB. 』総合プロデューサー・木村ミサさん(34):
“ヒアリング”したうえでのメンバーの言葉が入っていたり。曲を伝えるのはメンバー達なので楽曲としてメンバーに少しでもリンクしたり共感や“感情移入”をしてもらえたりというのはすごく大事にしている」


現在大ヒット中のCANDY TUNEの♪「倍倍FIGHT!」
<半径100km幸せで満たしたいな>というセリフを担当するメンバーはー


村川緋杏さん:
「♪倍倍FIGHT!は本当に私達の人生を深掘りして書いてもらった歌詞。周りの人が幸せな方が自分が幸せだから、『私、半径100km幸せにしたいかも』と思って」


FRUITS ZIPPERの♪「Skyfeelan」で<アイドルやるまで死ねないと思って 私 運命のドアを開いたの>と歌うメンバーもー


鎮西寿々歌さん:
「私、『アイドルやらないと死ねないんです』ってミサさんに面と向かって伝えていて。ミサさんが目の前にいてあの瞬間だからこそあの言葉が出たってすごく思っているから、歌う時いつもミサさんが思い浮かぶ。ミサさんの存在がすごい大きかったから…(涙)ミサさん大好きです」


アイドルと二人三脚で歩んできた木村さん。
そんな彼女がプロデューサーとして大切にしていることはー


木村さん
「周りに愛されるような、“誰からも愛されるようなグループを作る”というのが、1個軸としてある。『挨拶ちゃんとしようね』とか、当たり前のことを結構常々言っている。“お互い感謝して”いこうね、というのは大事にしている」


(THE TIME,2025年6月23日放送より)


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