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「見る」から「創る」へ。Adobeが湘南オープンで提案した、生成AI時代のスポーツ観戦体験

2026-07-21 16:12:51

2026年7月19日、神奈川県藤沢市で開催された「MURASAKI SHONAN OPEN 2026」に、アドビが初めてブースを出展した。

会場では動画編集アプリ「Adobe Premiereモバイル版」と生成AI「Adobe Firefly」を活用し、来場者がその場で撮影した動画や写真を作品として仕上げられる体験を提供。競技を「観る」だけでなく、自ら編集し、SNSで発信するという新しいフェスの楽しみ方を提案した。

アクションスポーツとクリエイティブツールの融合によって生まれた、新たな観戦スタイルをレポートする。

スマホだけで数分。誰でも動画クリエイターになれる体験

アドビブースで体験できたのは、「Adobe Premiereモバイル版」を使ったショート動画制作と、「Adobe Firefly」によるオリジナルタトゥーシールの生成だ。

Premiereモバイル版では、その日に撮影したスケートボードやBMXの映像を読み込み、テンプレートを選ぶだけで数分ほどのハイライト動画が完成する。

テキストやエフェクト、BGMもあらかじめ用意されており、本格的な編集経験がなくても作品らしい映像を作れるのが特徴だ。

一方のFireflyでは、テキストから画像を生成する機能を活用し、自分だけのデザインを制作。その場でタトゥーシールとして印刷できる体験も用意され、多くの来場者が生成AIならではのクリエイティブを楽しんでいた。

ブース全体を通じて感じたのは、「編集は難しい」という従来のイメージを覆そうとするアドビの狙いだ。

競技を観戦した感動を、その場で作品として形にし、SNSへ発信するまでをスマートフォン一台で完結させる。その一連の流れ自体が、新しいイベント体験として設計されていた。

スケートボード選手も実感した「スマホ編集」の手軽さ

ブースでは、女子スケートボード選手の藤澤虹々可(ふじさわ ななか)選手もPremiereモバイル版を体験した。普段から自身の滑りを動画で記録しているという藤澤選手は、実際に編集を終えると、その操作性に驚いた様子だった。

「携帯で編集しやすいなと思いました。いつも編集するときはパソコンでやるんですけど、家でしかできなかったりするので、そこが便利だなって思いました」

これまで本格的な編集はパソコンが前提だったというが、スマートフォンだけで短時間に動画を完成させられる点を高く評価する。

また、豊富なテンプレートについても、「旅行に行ったらその旅行のテンプレートに撮ったものをはめちゃえば、自分だけの旅行動画ができるということですね」と話し、スポーツだけでなく日常の思い出づくりにも活用できる可能性を感じていた。

さらに、「初めてやるんですけど、教えてもらいながらだとすごい早くできました。教えてもらわなくても、多分パパパッとできそうです」とコメント。

動画編集に対する心理的なハードルの低さも印象的だった。

実際に藤澤虹々可選手が制作した動画は以下。

https://www.instagram.com/reel/Da-orIeP1B7/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

スケートボードには「動画を残す文化」がある

今回の体験が特に親和性を持っていたのが、スケートボードという競技だ。藤澤選手によれば、スケートボードには以前から映像を撮影し、作品として残す文化が根付いているという。

「スケボー自体が動画を残す文化があるので。ストリートとかで1カットのために何分も撮影したりという文化がもともとあります」

技を成功させるまで何度も挑戦し、そのベストテイクを映像作品として残す。競技と映像制作は切り離せない関係にある。

だからこそ、「携帯でインスタとかに上げられるので、動画とスケボーはすごく関わりがあるなと感じます」という言葉には説得力があった。

これまで撮影した素材を編集するには、帰宅後にパソコンを開く必要があった。しかし、Premiereモバイル版を使えば、会場で編集し、その日のうちにSNSへ投稿できる。競技の熱量をそのまま届けられることは、選手だけでなく観戦者にとっても大きな価値になりそうだ。

AIとクリエイティブが、スポーツ観戦をもっと身近にする

SNSの普及によって、スポーツイベントは「観る」だけでなく、「撮る」「編集する」「共有する」までが楽しみ方の一つになっている。

今回アドビが湘南オープンで提案したのは、その一連の流れを、生成AIとモバイル編集によってさらに身近にすることだった。専門知識がなくても、テンプレートを選び、自分で撮影した映像を編集し、オリジナル作品として発信できる。そこには、クリエイターだけでなく、誰もが表現者になれる時代の到来を感じさせる体験があった。

・アドビPremiereモバイル版

https://www.adobe.com/jp/learn/premiere-pro/web/get-to-know-premiere-mobile

・アドビFireflyモバイル版

https://www.adobe.com/jp/products/firefly/app.html

情報提供元: マガジンサミット