E START

E START トップページ > 経済 > マガジン > 高齢期の食事に関する意識調査:52%が「不安」その理由は?

高齢期の食事に関する意識調査:52%が「不安」その理由は?

2026-07-20 15:00:00

高齢化が進む日本において、「高齢期の食事」が持つ意味や課題は、これまで以上に注目されています。

株式会社NEXER Groupと配食サービスを展開する『株式會社談』が共同で実施した最新アンケート調査には、噛む力・飲み込む力の低下、毎日の食事準備の負担、そして栄養バランスの偏りといった高齢期特有の食事事情への不安が浮かび上がっています。

本記事では、調査結果をもとに高齢期の食生活のリアルと、今後求められるサポートの形について深掘りします。

高齢期の食事に関する調査結果と高齢者の食事風景

高齢期の食事は「まだ先のこと」と捉えられがち

高齢期の食事について「考えたり話し合ったことがない」と回答した人は、全体の83.6%に上りました。

「まったくない」が57.4%、「あまりない」が26.2%で、具体的な準備や話し合いはまだ一般的とはいえません。

背景には、噛む力や飲み込む力の変化が徐々に進むため、実感しにくいという点があるようです。
実際、現役世代にとって高齢期の食事課題は遠い未来の問題として捉えられがちです。

高齢期の食事意識調査のグラフとイラスト

半数以上が高齢期の食事に「不安」 その中心は身体機能の変化

「高齢期の食事に不安がある」と回答した人は52.0%。「とても不安に思う」が9.0%、「やや不安に思う」は43.0%という結果でした。

この背景には、「噛む力・飲み込む力の低下」が42.8%と突出した最上位項目となっており、次いで「食事準備の手間・負担」17.0%、「栄養バランスの偏り」12.2%が続いています。

噛む・飲み込む力の低下を身近なリスクと感じ始めている傾向が浮き彫りになりました。

不安の理由:誤嚥・消化力の低下から料理の負担まで多岐に

高齢期の食生活に関する不安として、「噛む力・飲み込む力の低下」を挙げる声が多く見られました。

食べ物をうまく噛めなくなったり飲み込みにくくなったりすることで、誤嚥や消化機能の低下につながることへの懸念が大きく、「食べられる食品が限られ、健康に影響するのではないか」と心配する回答が目立っています。

また、「毎日の食事準備の手間」も大きな課題の一つです。体力や気力の低下により、献立を考えたり調理を続けたりすることを負担に感じる人が少なくありません。

さらに、「栄養バランス」への不安も多く、食費の負担や栄養価を考慮した食材選びの難しさが背景にあることがうかがえます。

8割以上が「高齢になっても食事を楽しみたい」と回答

高齢期の課題を抱えつつも、「食事を楽しむ時間を持ちたい」と答えた人は82.4%に達しています。

「食事は生きがい」「美味しく食べたい」「楽しく食べることで免疫も上がる」といった前向きな意見が多く、年を重ねても食生活の充実や楽しみを求めている様子がうかがえます。

高齢期の食事を楽しむ調査結果の円グラフ

食事の「美味しさ」へのこだわりは9割近く

86.2%もの人が「高齢期の食事では美味しさや家庭的な温かみが重要」と考えています。

「食事を通じた幸福感」「懐かしい味や家族との時間」を重視する人も多く、食の質の高さが生活の質の向上と精神面の充足に直結されていることが明らかになりました。

高齢期の食事の重要性に関する円グラフ

まとめ

高齢期の食事については未だ「考えたことがない」人が多数派である半面、実際は半数以上が何らかの不安を抱く現実が明らかとなりました。

主には噛む・飲み込む機能低下、調理負担、栄養の偏りが大きな課題ですが、それでも「楽しむ」「美味しさ」にこだわる意識が高いのも特徴です。

加齢による身体の変化や生活スタイルに合った食の工夫を早めに検討することで、将来的な安心やより豊かな食生活を得る手助けになるでしょう。

今後の自分や家族のためにも、高齢期の食と栄養について前向きに考え、信頼できる配食サービスなどの活用もひとつの選択肢として備えてみてはいかがでしょうか。

※本記事はPR TIMESのリリースを元にE START AIライターが執筆しています。

情報提供元: PR TIMES