4240万画素フルサイズセンサー搭載!ミラーレス一眼最高スペックの「α7R II」とは
2016-11-28 19:00:00
ソニーのミラーレス一眼カメラ「α7R II」は、有効画素数約4240万画素の裏面照射型35mm判フルサイズイメージセンサーを搭載するプロ及びハイアマチュアをターゲットにした本格派のカメラだ。
レビュー1回目は、そのスペックと外観を紹介する。
ソニーは2013年、ミラーレス一眼カメラにいち早く35mm判フルサイズセンサーを搭載した「α7」シリーズを発売。 スタンダードモデルと高画素モデルをラインナップさせ、「α7」は当時高価なイメージだった有効画素数約2430万画素の高画素35mm判フルサイズデジタルカメラを、手の届く価格帯で発売した。その影響力は今も大きい。
もうひとつの高画素機「α7R」は画素数を約3640万画素まで上げ、さらにローパスフィルターレスによるリアル解像感を重視したモデルだ。
この2つのα7シリーズから始まり、高感度撮影に強い「α7S」、「α7S II」、ボディ内手ブレ補正を搭載し性能を向上した「α7 II」とラインナップを拡充してきた。
そして、高画素機であるα7Rの2世代目α7R IIは、有効画素数約4240万画素(7952 x 5304ドット!)にアップしつつ裏面照射型のイメージセンサーで低ノイズ化を実現。 ボディ内手ブレ補正や高速オートフォーカス「ファストハイブリッドAF」を搭載し、本格的な動体撮影にも対応した。 こうした性能向上に伴って、販売価格はオープン価格ながらソニーストアでは438,880円(税別)とグーンとアップした。
連写速度は秒間5コマ、巨大なファイルサイズとなるRAWデータでも連続撮影23コマの大容量バッファを搭載する。高画素機ながら高速AFとレスポンスの良さを併せ持つ。
ISO感度は100~25600、拡張ISO感度設定でISO50からISO102400まで設定可能だ。
露出などの操作系は、上面の露出モードダイヤルと独立した露出補正ダイヤル、そしてグリップ部分の電子ダイヤルと背面の電子ダイヤル、方向キーを兼ねたコントロールホイールがある。電子ビューファインダーを覗いたままで露出制御や露出補正を直感的に行えるためカメラとの一体感がある。
背面モニターは3.0型のチルト式の可動タイプだがタッチ操作には非対応だ。電子ビューファインダーは視野率100%で倍率約0.78倍(50mmレンズ)と大きくて見やすい。
α7R IIは高画質な静止画撮影だけではなく、全画素読み出しによる高画質4K(3840×2160ドット)動画撮影に対応する。100MbpsのXAVC Sフォーマットによる記録と、本格的なS-Log2ガンマや広色域を持つS-Gamutに対応するなど、プロ向けの機材としても評価を得ている。
特に35mm判フルサイズ記録による4K撮影は、ボケの大きさを表現として使えるため撮影できる映像のバリエーションは多彩だ。また、フランジバックが短いミラーレスシステムであることからマウントアダプターを介して、様々なレンズで撮影できる点もα7R IIの魅力のひとつ。
α7R IIはコンパクトなボディに搭載された驚きの高画質・高性能が魅力だ。次回は、α7R IIの機能をチェックしてみたいと思う。
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情報提供元: クチコミ.jp