E START

E START トップページ > トレンド > マガジン > 片づけない家族にイライラ…!整理収納のプロが教える「家族みんなが片付け上手になるコツ」3選

片づけない家族にイライラ…!整理収納のプロが教える「家族みんなが片付け上手になるコツ」3選

2025-07-17 11:00:00

私ばっかり片づけてる?!

「家族がまったく片づけてくれない…」「私ばっかりが片づけている気がする…」そんな風に感じたことはありませんか?

実は、家族が片づけてくれないのには“理由”があります。一方的に「片づけて!」と伝えるだけでは、なかなか動いてくれないのも当然のことなんです。

家族に気持ちよく片づけに参加してもらうための声かけや工夫、ちょっとしたコツを3つのポイントにまとめてご紹介します。「手伝ってくれるようになった!」「イライラが減った!」と思えるヒントを、ぜひ見つけてみてください。

1.「どうしてほしいか」を具体的に伝える

ダイニングテーブル

「部屋を片づけて」と言われても、何をどうしたらいいのか分からない…という人は意外と多いものです。

特に家族間では、「言わなくても察してほしい」という気持ちが働きやすく、伝え方があいまいになりがちです。そんなときは、「このテーブルの上だけ」「洗濯物をタンスにしまって」など、行動を具体的に絞って頼むのがポイント。

また、いきなり注意するのではなく、「ここ片づけてもらえると助かるな」「これ、今やってもらえたら嬉しい」と、“お願い”の形で伝えると、受け取る側の気持ちも柔らかくなります。伝え方ひとつで、家族の反応は大きく変わりますよ。

2.“やる気”を引き出す仕組みをつくる

箱には種類ごとにラベリング

「やってよ!」と声をかけるだけでは、家族の行動はなかなか続きません。大事なのは、自然と片づけたくなる仕組みを生活の中に取り入れることです。

たとえば、小さな子どもには「おもちゃを寝かしつけよう」「1日1回だけ“おもちゃのおうち”(箱)に戻そう」といった遊び感覚のルールが効果的。タイマーを使って、5分間だけお片づけ競争するのもおすすめです。

パートナーには、「カゴに入れてくれたら、あとは私がやっておくね」と、手間を感じさせない役割分担にすることで、協力しやすくなります。

また、「どこに戻せばいいか分からない」という声には、写真やラベルを使って収納場所を明確にすると良いでしょう。おもちゃ箱には種類ごとの写真を貼ったり、文房具の引き出しには「はさみ」「のり」と文字でラベリングしたりすることで、“戻しやすさ”が格段にアップします。

やる気を引き出すちょっとした工夫で、家族みんなを巻き込んだ片づけができるようになります。

3.「ありがとう」を忘れずに伝える

壁に飾られた絵

どんなに小さなことでも、「やってくれたこと」に感謝の言葉を伝えること。これは、家族に気持ちよく片づけてもらうための、とても大切なポイントです。

たとえ頼んだのが自分でも、「助かったよ、ありがとう」「きれいにしてくれて嬉しいな」といった一言があるだけで、相手の気持ちはぐっと前向きになります。

逆に、「やって当然」と受け取られてしまうと、誰でもやる気をなくしてしまいますよね。家族みんなが気持ちよく動けるようになるには、“命令”よりも“感謝”の積み重ねが大切です。

片づけはただ部屋を整えるだけでなく、感謝の気持ちを伝え合えるコミュニケーションにもなります。

片づけは、家族の関係を育てるチャンス

仕切りのある箱

家族が片づけてくれない…そんな悩みも、ちょっとした言い方や工夫で状況が変わります。

分かりやすく伝える、片づけのハードルを下げる、感謝を伝える。この3つを意識することで、家族との関係も、部屋の空気も少しずつ整っていきます。

片づけは“自分だけが頑張る作業”とせず、“家族みんなで取り組むこと”にしていきましょう。


関連記事

情報提供元: michill (ミチル)