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歯科医師でアーティスト、異色の院長が語る夢の重要性

2023-01-16 18:00:55

栃木県にある「医療法人雄愛会高谷秀雄歯科クリニック」の高谷秀雄院長は、一般歯科や小児歯科の他、審美歯科やインプラント、口元の美容と多岐に渡る治療を行っている。その一方で、アーティストとしてテレビやイベントなどに出演。ある出来事からアーティストを目指すことになった高谷院長に、クリニックの経営理念とアーティスト活動、今後の展望について聞いた。

患者さんに寄り添い「断らない医療」を

何かに特化したクリニックが多いのですが、僕は一般歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科はもちろんのこと、審美歯科やインプラントの治療も行っています。無駄を省きしっかりコミュニケーションをとることで、なるべく短い期間で治療が終わるように心掛けています。また、美容外科クリニックの歯科で働いていた経験があるため、歯科医院でできる美容領域の治療にも対応し、一人一人の人生、生活の質が上がってくことを願っています。

そして何よりも僕のポリシーとして、「断らない医療」を目指しています。今の日本の医療では、幾つもの病院に通わなければならない患者さんが多いのが現実です。一つのクリニックで一通りの治療と専門外であっても相談にのったり、病院を紹介することは可能なのでできる限り患者さんに寄り添いたいと思っています。僕は何かに特化しているのではなく、全てをそつなくこなすことが最大の武器でありスキルだと思っているので。                                                                                     

また、「断らない医療」を大切にしていることから、時間外であっても困っている方がいたら可能な限り診ています。コロナ禍になってからは、熱があると受け入れてもらえないケースが多いのですが、むし歯によって熱が出ていることもあり、歯科でのオンライン診療には限界があります。僕を信頼して来てくださった方には、可能な限り対応したいと思っています。

歯科医師の傍らアーティストとしても活動

アーティストとして表舞台に立ったのは2022年7月30日です。そのきっかけとなったのは、クリニックの開業時から3年、公私ともに支えてくれた彼女との別れでした。当時の僕は、昼夜問わず仕事に必死になっていたため、彼女との気持ちの擦れ違いに気付くことができませんでした。そんな思いを歌に込めて届けようと思ったのが始まりでした。

元々音楽に興味があり、高校生の頃はバンド活動をしていました。ただ当時は、音楽のソフトを作る仕事がしたくてエンジニアを目指して理工学部に入学。しかし1年で退学し、働きながら猛勉強の末、歯学部に行きました。紆余曲折ありながらも歯科医師になり、アーティストとしては40歳という遅いスタートではありますが、頑張っているとどんどん人が集まってきてくれて。今ではいろんな方が応援してくれるようになりました。

だからこそ、理由は違っても僕と同じように自暴自棄になっていたり、仕事がうまくいかなかったり、やりたいことを諦めざるを得なかったり、そういった方に歯科医師としての関わり方ではなく自分の生き様を見せることで、自分の経験したことが誰かの支えに、そして助けになればいいなと思っているんです。最初は一人でも感動してくれる人がいればいいと思って始めたことなのですが、今ではどんどん広がってきているので。

自分が活躍することで若い人を応援したい

クリニックは、今後も患者さんに寄り添い地域密着型の医療を提供していきたいと思っています。また、開業を目指している大学の同級生たちに、自分がしてきた経験などで協力できたらいいなと考えています。僕自身が他にないサービスを提供していくことで、患者さんに信頼してもらえることは実証できたので。

また、アーティストとしては、2023年末か2024年末には「日本武道館」で単独ライブをやりたいと思っています。こんな大きなことを言って、ふと我に返ったりもするのですが、発信しないことには何も始まらないので。ただ、どんなことでも一人の力ではできないので、いろんな方に協力してもらいながら夢を実現させていきたいと思います。

最終的な目標でいうと自分がアーティストとしてだけでなく、タレントを目指している“ダイアの原石”っていっぱいいると思うので、そういう方をバックアップしていきたいです。やりたいことができていない若い人たちを応援して、プロデュースしていけたらいいなと思っています。

僕は歯科医師として週に5日診察をしながらアーティスト活動もしているので、これまでの5倍速くらいで生きています。やりたいことを全部やろうと思ったら時間が足りないので。自分にしかできないことを探す、一歩踏み出す勇気、チャンスは少ないかもしれないけど誰にでもあります。だからこそ僕はその窓口になりたいと思っています。

■プロフィール                                                                                  

1981年生まれ、東京都出身。鶴見歯科大学歯学部歯学科卒業。歯科医師としてクリニックを経営する傍ら、アーティストとしてテレビやイベントなどに出演。幅広い活動を行っている。

「医療法人雄愛会高谷秀雄歯科クリニック」

https://www.takatani-dental.jp/

https://www.instagram.com/dentisthideo/

情報提供元: マガジンサミット

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