E START

E START トップページ > マガジン > 感動! 感謝! コロナ禍の企業や有名人の粋な計らい

感動! 感謝! コロナ禍の企業や有名人の粋な計らい

2021-11-05 19:00:56

東京の新型コロナ感染者も徐々に減少し、やっと緊急事態宣言が解除。油断はできませんが、ちょっと先が見えてきました。この約2年、経験したことのない脅威に世界中が震えましたが、それでも人々を喜ばせよう、元気づけようと頑張ってくれた企業や有名人がいます。今回はそんな自身も苦しい中、コロナ禍でも、われわれに粋な計らいをしてくれた人たちを紹介します。

笑福亭鶴瓶氏が一肌脱いだ映画

2021年7月、笑福亭鶴瓶氏を追いかけたドキュメンタリー映画「バケモン」が公開されました。これは17年間、鶴瓶氏に密着した映像で、鶴瓶氏は「自分が死ぬまで表に出すな」と言っていた極秘映像でした。特に表に出す予定もなく、放送局からその映像使用の依頼があっても断っていたそうです。

しかし、ふいに訪れたコロナ禍。先の見えない状況でテレビ収録を中心にエンターテインメント業界が疲弊。そんな中、笑福亭鶴瓶氏を使ってなにかできないか? と提案したのはとマネジメント会社。そして映像を映画化し公開することを決断したそうです。この映画データはコロナ禍で営業に苦しむ映画館に渡され、いつでも公開してよく、さらに入場料も全て映画館側の収益にしてよいということになったそうです。

子どもたちに花火を見せたい

高知県南国市、夏の一大イベント「土佐のまほろば祭り」。例年では2000発近くの花火が打ち上げられ夏の夜空を彩りましたが、突如襲ってきたコロナ禍。密を避けるため全国の祭りや花火大会の中止が相次ぎ、土佐のまほろば祭りも2020年は中止になりました。

暗い雰囲気が全国を包む中、このご時世でも花火を子供たちに見せてあげたいと立ち上がったのが高知空港や南国市。例年は吾岡山から花火が打ちあがっており、ほど近い高知空港の運用時間外で行われていました。

しかし2021年10月開催された「まほろば祭り特別篇」では「子どもが起きていられる時間」ということで空港側は運用時間内の午後7時台に打ち上げても良い許可をだしたんだそう。10月土曜の4週、一晩5分間で約150発が打ちあがり、子どもだけではなく多くの人の目を楽しませたそうです。

シャープや大塚製薬、大企業も支援

このご時世で、打撃を受けたお店のひとつが飲食店。営業時間の短縮や酒類提供の制限が要請され、営業が成り立たない店舗も。そんな状況下で粋な計らいを見せたのが大手電機メーカーのシャープ。

シャープの公式ツイッターといえば、いい意味でゆるいツイートが人気で80万人を超えるフォロワーがいますが、2021年4月、そのツイッターに「ふんばる飲食店さんへ」と題した画像がアップされました。内容は、苦労する飲食店を応援しようというもので、そのツイートに飲食店の宣伝リプを写真付きでガンガン書き込んでいいというもの。さらに空気対策、感染対策のため抽選で数店にマスクや空気清浄機をプレゼント。またこういった企画にありがちな「フォロー&リツイート必須」がありませんでした。

このコロナ禍で個人レベルでボランティアをする人は多くいますが、そのひたむきで健気な力は大企業を動かす場合もあります。2021年夏、新型コロナに感染し自宅療養を余儀なくされた男性らがボランティアで療養患者の自宅に無償でポカリスエットを届けるという運動をし、これが報道されました。この運動を知ったポカリスエットで有名な大塚製薬が「刺激を受けた」とし、水分補給の支援するためポカリスエットなどたくさんの商品を一世帯1回限り、新型コロナ患者に無償で提供。自宅の玄関まで送り届けるという取り組みを行いました。これはインターネットで申し込め、9月17日まで続きました。

ラーメン店店主が立ち上げたアイディア

全国どの飲食店も打撃をうけ苦しい日々を送っている中、新潟県阿賀野市のあるラーメン店店主が地元に貢献しようと立ち上がりました。

これまでも100円で子どもたちにお弁当を提供するなど、ありがたいサービスを行ってきた店主は営業時間短縮要請で支払われた協力金35万円全額を投じ、それでひとり親家庭の親子100人を市内の大型遊園地に昼食付で招待するという企画を立ち上げました。店主は子供たちの笑顔を作りたいという思いから、このような企画が生まれたそうです。

この他にも、多くの企業や有名人がアイディアを出し粋な計らいをしています。恩恵を受けた人は感謝するでしょうし、受けていない人もそのアイディアを参考にいつか困っている人を応援したいものです。

情報提供元: マガジンサミット

  • Twitter投稿
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気記事

この記事へのFacebookのコメント