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企業の健康を守る産業医の仕事とは?産業医かつき虎ノ門事務所代表・勝木美佐子さんにインタビュー

2020-09-03 12:00:09

テンカイズα

この番組は、TBSラジオで放送中「テンカイズ」の番組内だけでは紹介しきれないアツイ人たちをYouTube限定で紹介して行く番組。様々な業界で活躍する人に迫ります.

今回のゲストは産業医かつき虎ノ門事務所代表取締役の勝木美佐子さんです。

宇賀なつみアナウンサー(以下、宇賀):「早速ですが、産業医かつき虎ノ門事務所とはどういったことをされている事務所なんですか?」

勝木美佐子さん(以下、勝木):「日本の法律で50人以上従業員がいる会社は、産業医という医師を雇わないといけないんですね。産業医というのは会社に訪問して働いている環境をチェックするとか、面談をするとか、そういった仕事をしています。」

宇賀:「産業医として大切にしている事や、やりがいはなんですか?」

勝木:「産業医は月1回会社に定期的に行っているので、例えば、ずっと面談している人がだんだん元気になっていく経過が見えるんです。健康で働いている所を直接見ることができるのは産業医ならではの醍醐味だと思います。」

宇賀:「従業員だけではなく、事務所の健康という言葉があったのですが、これはどういう意味ですか?」

勝木:「以前産業面談中に倒産してしまった会社があって、先生、もう来なくてもいいですよと言われたことがあったんです。それまで一生懸命フォローしていた方々は会社が倒産してしまったらどうなるんだろうと思って。それからは会社が元気じゃないと従業員も元気じゃないと考え、会社がビジネス的にもうまくいくように、従業員が健康で明るくパフォーマンスを発揮できるように貢献していきたいと思うようになりました。」

宇賀:「確かに従業員の健康は会社の健康にも繋がっているわけですよね。」

勝木:「でも会社が健康じゃないと、従業員は健康でいられないんですよ。持ちつ持たれつなんですよね。」

宇賀:「今の時代に産業医というものに何が求められていると思いますか?」

勝木:「今回のコロナ騒動でも従業員の方から、どういう風にスタッフの健康管理をしたらいいか?と聞かれます。私の見解をまとめたものを全企業に送りますけれど、会社によって出来ないとか、もっとやりたいとか、全然違うんですよね。ですから通り一辺倒のものではなくて、オーダーメイドの健康情報を与えるという要領の良さが問われていると思いますね。」

宇賀:「面談自体も変わったりしましたか?」

勝木:「ZOOMでやるようになりました。」

宇賀:「実際に対面していた時と何が違いますか?」

勝木:「個人の方は顔の表情とか喋るスピードとか変わらないので良いですけれど。会社の雰囲気が伝わってこないんですよね。」

宇賀:「それは働いている人たちもそうかもしれないですね。空気間が分からないというか。」

勝木:「そうだと思います。だからといってまたコロナ前のように毎日出勤というやり方はしなくてもいいと思うんですけど、やはり時々顔を合わせて会議をするっていうのが貴重になってくるからこそ、集中していいものが作れるかもしれませんね。」

宇賀:「勝木さんの今後の展開を教えてください。」

勝木:「新型コロナの影響で、在宅とか毎日出勤しなくていい、そういったことで時間がスローになってきたかと思います。『経済的な余裕』と『時間』、そういったものがうまく調和するのがこれからなのかと思います。でも健康じゃないと楽しめないので、産業医としてサポートをしていきたいと思います。」

テンカイズ

TBSラジオで毎週水曜日よる9時から放送中。

FM905、AM 954、TBSラジオも視聴可能

テンカイズ公式ページ:https://www.tbsradio.jp/488165

Twitter:@TBS_TENKAIZU

株式会社 産業医かつき虎ノ門事務所

URL: https://www.katsuki-sangyoui.com/

「働いている人が元気に働けるように、社員も会社もサポートする。」を企業理念とし、産業医のプロフェッショナルとして活動。

代表取締役・勝木美佐子

経歴

平成5年に日本大学医学部卒業。平成8年より産業医業務を始め、多くの企業の産業医業務に従事。平成28年に勝木労働衛生コンサルタント虎ノ門事務所を開設。

情報提供元: マガジンサミット

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