吉村和美さんの器でいつものおうちごはんに「気のせい」をプラス
2017-10-24 07:00:00
神楽坂のギャラリー「ラ・ロンダジル」さんへ
「ラ・ロンダジル」さんは、神楽坂通りから毘沙門さんの脇の路地に入り、東京の真ん中とは思えない、懐かしさすら感じる通りを数分、歩いたところにあります。
大きな楕円の窓が目印、その窓の上には、村瀬可衣さんによるステンドグラスの看板があります。
出会いは小さな奇跡
1階が展示スペース、お目当ての吉村和美さんの個展が開かれていました。
今回は、吉村さんらしい、パレットに並んだ絵具のような器が、700点以上並んだとのことです。
初日はさぞ壮観であったことでしょう。ああ口惜しい。
この日は、器の数もだいぶ少なくなって、展示スペースは半分になっていましたが、その分、オーナーさんに組み合わせや使い方など、相談に乗っていただきながら、美しすぎる吉村さんの器をじっくり選ぶことができました。
沢山あると当然迷うのですが、少なくても迷うのですよね。不思議です。
吉村さんの器を包んでいただいている間に、地下の常設ショップを拝見しました。
1階は窓が多くてとっても明るいのですが、地下は一転別世界、重厚感ある空間に約50名の作家さんの手仕事による作品が並びます。
吉村さんの器だけいただいて帰る予定だったのですが、ここでとっても素敵なガラスの器に出会ってしまいました。
正に一期一会、思いがけない出会いは、ギャラリーに直接足を運ばなければ決して起こすことのできない小さな奇跡、だと思います。
これも、おうち大好きでお買い物は通販一辺倒、食器も機能性重視で工業製品ばかり使っていたわたしが、吉村さんの器に出会って知った、楽しみの一つです。
手仕事の美しい器たちは、日常使いしてこそ生命力を発揮する
中々器の写真が出てきませんね?
ですね。焦らしてすみません。
こちらが、我が家にお連れした吉村さんの器です。
飯茶碗と副菜やスープを入れるのに良さそうなボウルを3色揃えてみました。
吉村さんの器の中では、渋めのお色だと思います。
飯茶碗は少し大きめで、小さなお丼や小鉢としても使えそう。
欲しかった新色のフリーカップとリム皿も、幸運にもわたしの元に。
これでケーキとコーヒーをいただいたら至福に違いありません。
こちらが、地下の常設ショップで心を奪われた井上美樹さんのグラスと、合わせて購入した坂野友紀さんのアルミのコースターです。
グラスは吹きガラスなので大きさは均一ではなく、洗うのもちょっと大変、収納性はゼロ。しかし、それらすべての弱点を凌駕する美しさに魅了され、置き場も無いのに連れて帰ってしまいました。
実際にお水を飲んでみて驚きました。その飲みやすさと手にすっぽりとなじむ持ちやすさは、姿の美しさ以上です。
じっくり選んだお気に入りの作家さんの器は、眺めて触れているだけでシアワセな気持ちになれますが、器は日常使いしてこそその生命力を発揮します。
折角の機会ですので、不肖わたくしによる「誰にでも作れるいつものおうちごはん」を盛りつけて、そのギャップに萌えていただこうと思います。
今日のメニューは、じっくり煮込…ウソです、圧力鍋で煮込んだ牛すね肉のボルシチ風煮込みと、アスパラガスと卵のサラダ、そして一度食べたら忘れられない衝撃の珍味(?)、落花生の炊き込みご飯です。
いつものごはんが、器を大好きな作家さんのものに変えただけで、特別なごはんに変身、心なしかより美味しく感じます。
気のせいなんですけど、この得難い「気のせい」のために、わたしはこれからもせっせと展示会へと赴くのです。
- 店名
- ラ・ロンダジル
- 住所
- 東京都新宿区若宮町11 麻耶ビル1F
- 営業時間
- 11:30~18:30 ※祝日11:30~18:00
- 定休日
- 日・月 ※展覧会開催中を除く
- 電話番号
- 03ー3260ー6801
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情報提供元: michill (ミチル)