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糖尿病予防にも有効なヨーグルトの魅力を再発見!世界でのヨーグルトの食べ方とは

2024-05-05 07:00:47

5月15日は「ヨーグルトの日」というのをご存知だろうか?「ブルガリアに長寿者が多いのは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌のためである」というヨーグルト長寿説を提唱し、世界中でヨーグルトを広めるきっかけを作ったノーベル賞受賞者・イリヤ・メチニコフ博士の誕生日に由来している。今回はそんなヨーグルトの日にちなんで改めてヨーグルトの魅力を探ってみたい。

ヨーグルトといえば乳酸菌が健康にいいイメージが強いが、今回、糖尿病予防にも有効ということがわかった。そして米国食品医薬品局(FDA)がヨーグルトについて2型糖尿病リスクの軽減効果があるとして、限定的健康強調表示を認めると発表したことを公表。これにより、乳製品メーカーなどはヨーグルト製品に「限られた科学的証拠によれば、ヨーグルトを少なくとも定期的に週2カップ(3食分)食べると、2型糖尿病のリスクを減らす可能性がある」といった表示を行うことが可能となる。このことにより、健康を気にする人にとってヨーグルトは更に定期的に食べたい食品となるだろう。

ヨーグルトは多くの人に親しまれている食品だが、現在、日本ではどのように食べられているのだろうか?また世界での食べ方とは?ヨーグルトの消費者の中での立ち位置や消費傾向を、SNSを中心に集めたデータやアンケートを解析してまとめた「ヨーグルト白書2023」をもとに見てみよう。(Twitterキャンペーンのリプライ(返信)で集めたデータ(1,957件)と、FacebookとTwitterのアンケートで集めたデータ(646件)を基本データとして活用している)

ヨーグルトを食べる頻度としては「ほぼ毎日」が35.6%、週に3〜4回程度が15.8%と51.4%の人が週の半分以上ヨーグルトを食べていることになった。また、無糖・プレーン派が多数でフルーツやはちみつ、そのまま食べる人も多く、日本人は自然食品と一緒に健康的にヨーグルトを食べている印象だ。

更に世界の事情を見てみよう。一説によると、紀元前5000年以上前から世界各国で食べられてきたということでヨーグルトの歴史は深い。日本では明治あたりからヨーグルトがあり、海外のプレーンヨーグルトが本格的に入ってきたのは50年ほど前だそう。

表を見ると、日本の一人あたりのヨーグルト年間消費量が10.3kgに比べてオランダは28.5kgと倍以上食べている結果に。歴史的に酪農が盛んなヨー ロッパ地域でヨーグルトがよく食べられていることが分かる。意外なのがアメリカに比べて日本の方がヨーグルトを食べていること。日本ではプレーンヨーグルトが発売されてから約50年と比較的新しい文化にもかかわらず、プロバイオティクスなどの研究が進み、健康食品として定着しているようだ。

日本では朝食やおやつに食べることの多いヨーグルトだが、世界では料理にも使われている。例えばインドでは「ライタ」といってカットしたキュウリやトマトにスパイスを合わせたヨーグルトサラダをよく食べる。ヨーグルトドリンクの「ラッシー」は日本人にも馴染み深い。フランスなどのヨーロッパではヨーグルトをソースやドレッシングのベースとして使用している。

ヨーグルトのイメージが強いブルガリアでは水割りしたヨーグルトをベースに、キュウリ、ニンニク、クルミ、ディルを入れた伝統的な冷製スープ「タラトル」や水切りしたヨーグルトに同じ具材を入れると「スネジャンカ」というサラダになり、料理にヨーグルトを用いる。

このように世界ではヨーグルトを料理に使うなど日本人とはまた違った食べ方をしていることもわかる。しかし、最近では日本でもトマト鍋の〆にヨーグルトとご飯を入れてリゾット風にしたり、水餃子や肉団子にかけるという人もいて、ヨーグルトを料理に活用している人もいるようだ。

ヨーグルトの食べ方も世界を見てみると奥が深い。そして最近ではアメリカ発のヨーグルトの食べ方で、オートミールとヨーグルトなどを混ぜて一晩寝かせた「オーバーナイト・オーツ」が時々、日本のカフェやホテルの朝食で見られるようになるなど、日本人は世界のヨーグルトの食べ方を上手に取り入れているようにも思える。

このように、ヨーグルトは食べ方もさまざまで奥が深い。更には健康や糖尿病予防にもプラスに働いてくれるため、自分の好きなスタイルを見つけて食べ続けたい食品だ。

情報提供元: マガジンサミット

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