難しいテクニックはいらない!子どもが夢中になる効果的な絵本読み聞かせのコツとは
2017-05-16 10:00:00
子どもが大好きな、絵本の読み聞かせ。保育園や幼稚園などで、先生の読み聞かせを真剣に聞く子どもがいる光景は、お馴染みですよね。
ただ、絵本が子どもの心を豊かにするのはわかるけど、いざ自分が読み聞かせる立場になると、なかなか難しいもの。読み方はもちろん、どんな本を選べばいいか、迷ってしまいます。
今回は、そんなお母さんお父さんでも、先生のように読み聞かせができる、簡単なコツをご紹介しましょう。
本よりも子どもの様子を見ながら読む
絵本の読み聞かせで、最初に気をつけなければいけないのは、
「子どもというお客さんあっての読み聞かせ」
であるということです。
文字を追うことに一生懸命になって、本のほうばかりを見てしまいがちです。そうなると子どもが興味を失ったり、他のことに気を取られたりしても、気づくことができません。
本を見るよりも、子どもを見る時間をとるように気をつけて、語りかけるように読んであげてください。絵本をちらっと見てから、子どものほうを向いて、様子や表情を見ながら読んでみましょう。子どもが楽しんでいる表情を見せてくれたら、読んでいる方も楽しくなるはずです。
大げさな演技やテクニックは不要
子どものころ、国語の時間の音読が苦手だったという方もいるかもしれません。けれども、感情を込めようとか、演技しようとか、上手に読むためのテクニックに走る必要はありません。ゆっくり丁寧に、読んであげるだけで大丈夫なんです。
「読み聞かせ」についてアドバイスをする本には、オーバーな表現はさけて、子どもの想像力をいかすように書かれていることがよくあります。特段の表現や演技力は不要なのです。
ただし、こうした本に書かれていることが、読み聞かせの決まりというわけではありません。最初に子どもを引き付けたいときや、ちょっと飽きてきたときには、子どもの気を引くようにちょっとだけ大げさな表現をしたり、表情を作ったりしてみてもいいでしょう。読み聞かせに慣れてくれば、臨機応変に自分なりの対応ができるようになります。
中断はNG、最後は余韻を楽しませて
読み聞かせの途中に、ついつい子どもとコミュニケーションをとりたくなってしまうことがあります。物語に関する質問をはさんだり、自分なりの注釈を加えたり。けれども、物語を中断して話しかけることはNGです。せっかく物語の中に引き込まれている子どもの気持ちを現実に引き戻すことになってしまうからです。
そして、読み終わった後、ついついすぐに「面白かった?」と聞いてみたくなりますが、そこは少し我慢。子どもが、物語の余韻にひたっているかもしれません。また、子どもの頭の中で、すぐには感想をまとめられないものです。
こうしたことに気をつければ、読み聞かせにより、想像力や知的好奇心を育て、集中力を増す効果が得られます。
読み聞かせの開始はいつから?
読み聞かせを開始する時期は、0歳からでもOKです。もちろんまだ言葉を理解することはできません。でも、お母さんとお父さんのやさしい声を聴きながら、コミュニケーションをとることで、子どもを安心させることができます。
本を選ぶときには、書店の絵本コーナーで、年齢にあったものを選んでください。成長に合わせた本を選ぶことで、徐々に語彙を増やして、子ども自身が本好きになってくれます。
もし本選びで迷ったら、自分も子どものころに読んだことがあるロングセラーの絵本を選んでみるのもいいかもしれません。長い時間読まれているということは、それだけ価値がある絵本だという証ですし、自分自身、愛着をもって子どもに読み聞かせることができるでしょう。
情報提供元: クチコミ.jp