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甘酒は正月以外も取り入れるべき!オススメする理由とは

2016-12-28 21:30:47


執筆:山本 ともよ(管理栄養士)
医療監修:株式会社とらうべ
初詣などに行くと、神社などでいただく機会もある「甘酒」。
凍えた身体を芯から温めてくれますよね。
子ども用から大人用まで、いろいろな甘酒が出回っていますが、近年ではその栄養価の高さが注目され愛飲している人もいます。
今回はその甘酒の魅力をたっぷりとご紹介していきましょう。

甘酒はお酒なの?


「酒」とつきますが、甘酒のアルコール分はわずかです。
市販されている商品のほとんどは、アルコール度数1%未満であり、飲料としてはソフトドリンクに分類されています。
主な原料は、酒粕や米麹です。酒粕にはアルコールが含まれますが、その量はごく微量であり、未成年でも飲めます。ただし、小さなお子さんやアルコールに弱い方は飲みすぎないように気を付けましょう。
1日コップ1杯(200ml)程度が目安です。飲みすぎはカロリーや糖質の摂りすぎにもつながります。

甘酒は身体にいい ?注目の栄養価や身体への効果


オリゴ糖、アミノ酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維などの成分が含まれます。
オリゴ糖や食物繊維は腸内環境を調え、便秘解消や免疫力アップ、肌荒れの改善に役立ちます。ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を促し、エネルギーに変えるのを助けてくれます。疲労回復にも役立つでしょう。
アミノ酸やビタミンB群は、メラニンの生成を抑える働きがあり、肌や髪を美しく保ちます。
健康にも美容にもうれしい栄養素がたっぷりなのです。

甘酒を作ってみよう!


簡単で作りやすいのは、酒粕から作る甘酒です。しかし、砂糖を多く使用し、独特のアルコールのにおいがありますので、気になる人は米麹で作るのをお勧めします。
砂糖は不要で、アルコールも含まれません。ただし、作るのに手間がかかること、出来上がりの味を一定にするのが難しい面も。自分好みの作り方を見つけてみましょう。

米麹編


・白米2合
・乾燥米麹500g
炊飯器のおかゆモード、もしくは2倍の水分量で白米を炊きます。炊き上がったら内釜を取り出し、水を加えて混ぜて60℃くらいに冷まします(温度が高過ぎても低すぎても発酵が進みません。温度計を使うといいでしょう)。
保温で温度を保ちながら時々かき混ぜて24時間。できあがったら冷まして保存容器に入れましょう。保存期間は冷蔵庫で1週間ほどです。

酒粕編


お鍋に湯を沸かし、ちぎった酒粕を入れて溶いていきます。沸騰したところで砂糖を加えたら出来上がりです。好みで塩を少々入れるのもいいでしょう。

苦手な人でもおいしく!


豆乳を加えたり、味噌汁やスープに加えたり、ヨーグルトに混ぜたり、酢、・オリーブオイル・塩コショウと混ぜてドレッシングにするなど、アレンジ次第で取り入れやすくなります。
特別な日に限らず、日常の栄養ドリンクとしてもおすすめの甘酒。この正月を機会に日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
<執筆者プロフィール>
山本 ともよ(やまもと・ともよ)
管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー
株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供

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情報提供元: mocosuku

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