捨てられない人必見!整理収納アドバイザーが教える「最初に手放すべきモノ選びのルール」
2021-12-12 11:00:00
何から捨てればいい?
よくお客様が、モノが多すぎて何から手をつけていいのかわからない、と言われます。
もちろん、自分が気になっているモノからはじめてもいいのですが、『捨てやすい順番』があります。
慣れていくと徐々に今まで絶対に手放す事ができなかったモノを、もう要らないかな?と思うようになってきます。
お客様でも、最初はレジ袋1つ捨てるのさえためらっていた方も、最終的には衣類や昔の思い出も整理されていきました。
それは、捨てることを通して少し暮らしが整ったり思考が整ったりしていくことによって、手放す事のメリットを感じてくるからです。
ポイントは、『期限が明確にわかるモノ』、『思い入れが少ないモノ』、『劣化や傷、破損がわかるモノ』から捨てることです。
キッチン
整理収納サポートに入って、よく最初に取り組むのがキッチンです。
キッチンは毎日使う場所ですので、整理の効果を実感しやすい場所でもあります。さらに、キッチンには大量の食材があり、期限切れのモノも多々出てきます。
モノを捨てるのが苦手な方も、期限が切れた食材は、案外サッと捨てられます。
もちろん、本来は期限内に食べる(使う)ことができればよかったのですが、モノの使命を果たす事ができずに、捨ててしまうのはとても残念なことです。今後、できるだけ無駄にしない!と思う教訓にしてください。
また、食材以外にも、使い捨ての食器類、何かに使えそうと思っていた空き容器(ジャムのビンやお菓子の缶)なども見直してみて下さい。
かさばるプラスチック製のタッパー類も、黄ばんでいたり匂いが付いていたりすることも多いです。
洗面所
次に洗面所を見ていきましょう。
あまり思い入れがないモノがたくさんあるスペースです。特に普段、見ていなかった洗面台下の奥からは、ほとんど使っていないモノが眠っている可能性大です。
いつの物かわからない使いかけの化粧品、気に入らなかった洗剤などありませんか?
スプレーやムースなどは捨てるのが面倒で置いていただけ、ということはありませんか?
面倒な気持ちは分かりますが、これはもうやるしかない!1つ1つがキレイな暮らしへの確実なステップです。
これも、捨てるのが面倒だと実感していただき、今後捨てるのが面倒なアイテムは、極力増やさないようにするのが賢明です。
試供品がたまりすぎている、という方は今日から早速使ってみましょう。旅行に行くときに、と言っていると1年以上かかるかもしれませんし、さらに旅行にもっていかない事も多いかと思います。
今日、使う気持ちにもならないサンプルはサヨナラで問題ありません。また、タオルやマット類もよく見てくださいね。どこのご家庭でも大量にあります。
さらに、捨てるタオル(古布)を掃除用といって大量においている方も多いです。
捨てることが決まっているのでしたら、捨てられるはず!バスタオルは大きすぎて掃除に使いにくい、なんてこともありますよ。
クローゼット
衣類は、ご自身が身に着けていたモノですので思い入れがあるモノが多めです。
思い入れがあるけれど確実に着ることはない、という服は違う場所に思い出として保管しておくか、写真で残すのはいかがでしょうか?
また、長い間保管していたことにより黄ばみや傷みが目立つ衣類はありませんか?
傷んでいたり、サイズが合わなかったり、何か理由が見つかると処分できる人も多いです。ギュウギュウ詰めのクローゼットにしていると、今お気に入りの服もシワになったり、出し入れしにくかったり、いい事がありません。
衣類を手放しにくい人は、リサイクルショップに持っていくのもおすすめです。
微々たる金額でびっくりされると思いますが、それが現在の価値だということです。それくらいの価値でも、あなたの大切なスペースを埋めていていいのかどうか?考えてみてくださいね。
後回しでもいいモノ
後回しでもいいモノは、『思い入れが深いモノ』、『判断に時間がかかるモノ』です。
人からもらったお手紙やはがき、昔旅行で買ってきた思い出の品、子どもが小さかった時の思い出などは後回しにしましょう。
書類も時間がかかるわりに、なかなかスペースが空いたという効果は感じにくいので、後回しがよいと思います。
よく、みなさん、思い出が捨てられないです…、○○も捨てたほうがいいですか?などと悩まれていますが、もちろん、ご自身が大丈夫であれば全く問題なし!です。
ただ、とても悩むのであれば、もっと家の中に悩まずに捨てられるモノがあるはず。
ここまで捨てることを頑張ってきた皆さんだと、次のステップに進めるかもしれません。思い入れが深いモノは、捨てることのメリットを実感できてきたら、チャレンジしてみてくださいね。
今回は、『捨てやすいモノ』についてご紹介しました。
『なんでも捨てる』を推奨しているのではなく、本来はモノをしっかり使う、ということが大切だとお伝えしたいのです。
モノを捨てることを通して、心が苦しい方もいると思います。その苦しさをしっかりと感じながら、できるだけ今後はモノを捨てなくてもいいような、モノとの付き合い方を考えていくのも大切だと思います。
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情報提供元: michill (ミチル)