クマによる被害は海外でも深刻化しています。
ヨーロッパで最多の1万頭から1万3000頭にのぼるヒグマが生息しているとされるルーマニアでは、今年7月、観光客が襲われ、死亡しました。過去5年間で19人が死亡したほか、20年間で274人が重傷を負ったということです。
こうした事態を受け、ルーマニア政府は去年、年間に駆除できるクマの数を500頭近くに倍増。
さらに、今月に入って、駆除方法などについての法改正案をまとめ、危害を加えそうな場合には「速やかに射殺」できるようになるほか、野生のクマにエサをあげた場合には、最大6000ユーロ、日本円でおよそ100万円の罰金を科す内容も盛り込まれています。
また、今年4月にクマによる死亡事故があったスロバキアでも、政府が350頭の駆除を目指すと発表。これに、動物愛護団体などが「駆除では問題は解決しない」と反発し、クマの住処を脅かす環境破壊を問題視しています。
一方、ルーマニアやスロバキアが加盟するEUは、「解決策がない場合」に限って駆除を認めていて、各国とも難しい対応に直面しています。
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