E START

E START トップページ > ニュース > 海外

シリア・アサド政権の刑務所を取材 拷問・餓死・絞首刑などで1.3万人以上が死亡か

海外
2024-12-13 14:29

政権が崩壊したシリアで、残虐な拷問や処刑が行われていたとされる刑務所にJNNのクルーが入りました。施設内からは、処刑に使われたとみられる器具も見つかりました。


【写真を見る】シリア・アサド政権の刑務所を取材 拷問・餓死・絞首刑などで1.3万人以上が死亡か


首都ダマスカス北部にあるサイドナヤ刑務所。半世紀以上続いた独裁政権のもと運営され、弾圧を受けた数千人もの市民が投獄されていたとされています。


受刑者の家族
「息子がここに13年間、投獄されているんだ。当時まだ15歳だった」


記者
「地面いっぱいに刑務所の資料が散乱しています。みなさんスマホのライトを手に1枚1枚、見ているわけです。何か自分の家族の行方に繋がるものがないか」


刑務所からは政権の崩壊した8日におよそ250人が解放されました。しかし、まだ多くの人の行方が分かっていません。


ここでは日常的に拷問が行われたほか、餓死していった人も多いといいます。地下には独房が…。


記者
「壁に囲まれた本当に小さなスペースです。『ああ、もうだめだ』と書かれていまして」


そして、最も非人道的な場所もありました。


記者
「これ見てください。処刑に使われていたということです」


この刑務所では、2011年からの5年間だけで1万3000人が絞首刑になったとの報告がありますが、もっと多くの人が処刑されたとも指摘されています。


受刑者の親族
「甥は十数年もここにいました、最悪です。私たちは彼と会うことを十数年も待っていました」


行方の分からない受刑者らの居場所の特定は困難との見方が強く、無事を願う家族の苦しみは続きます。


「コバエが、料理に一瞬だけ止まってしまった!」その料理、衛生的に大丈夫?専門家に聞いた
「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
【検証】「布団の上に毛布」が暖かい説 毛布は布団の「上」か「下」か 毛布の正しい使い方【Nスタ解説】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

人気記事

ページの先頭へ